ある範囲や基準において、最も低い値や最小の限度を指す。数量や程度、価格などがそれ以下にならない境界を示し、対義語は「上限」である。
下肢とは、人体において腰から下の部分を指し、大腿、下腿、足部を含む総称である。また、四足動物の後ろ足を指す場合もある。上肢に対応する語として用いられる。
下情とは、一般の民衆や下層階級の置かれている実際の状況や心情を指す言葉である。為政者や上位の立場にある者が把握すべき、世の中の実態や民の声を意味する。
上位の者から下位の者に対して、意思や命令を伝え知らせることを指す。特に組織や階層社会において、上の立場にある者の意向を下の者に伝達する行為をいう。
山から吹き下ろす強い風を指す。特に山岳地帯において、山頂や斜面から平地に向かって吹き降りる気流を表し、「赤城おろし」などの固有名詞としても用いられる。漢字では「颪」と書くこともある。
下愚とは、知性が極めて低く愚かな状態、あるいはそのような人を指す。上知と対照をなす概念で、人間の知性の程度を示す語である。
下弦とは、満月を過ぎて次第に欠けていく月のうち、月の入り時に弓の弦を下に向けたような形に見える時期を指す。この状態から新月に向かってさらに細くなっていく。対義語は上弦である。
下根とは、生まれつき仏道を修める素質や能力に乏しく、悟りを開くことが困難な人のことを指す。
下足とは、人が集まる場所で脱いだ履物を指す。また、その履物の管理を担当する人、すなわち下足番を略して呼ぶ場合にも用いられる。
下風とは、風下を指す語であり、転じて他者よりも劣った立場や状況にあることを意味する。例えば、争いや競争において相手に遅れを取る様子を「下風に立つ」と表現する。
下命とは、上位の者が下位の者に対して命令を下す行為、またはその命令そのものを指す。特に「御下命」の形で用いられ、目上の者からのお言いつけやお申し付けという敬意を込めた意味合いを持つ。
下剤とは、便秘の解消や腸内容物の排出を促すために用いられる薬剤の総称であり、主に経口で摂取する。
下問とは、目上の者が目下の者に質問することを指す。また、他人からの質問を謙遜して言う際にも用いられ、この場合は「御下問」の形で使われることが多い。
下策とは、状況を改善するどころかかえって悪化させるような、見通しの甘い計画や手段を指す。上策や中策と比較して最も劣る選択肢であり、賢明とは言えない判断に基づく拙い方策を意味する。
下文とは、院宮や検非違使庁、幕府、寺社などの上位機関から、その下位に位置する者に対して発給された公文書を指す。
下品とは、言葉遣いや振る舞い、趣味などにおいて、品格が感じられず、粗野で卑しい様子を指す。洗練されておらず、教養の低さや品のなさが感じられる状態を表す。
他人の家の一部屋を借りて住み、通常は食事の提供も含めた家賃を支払う居住形態を指す。学生や単身赴任者などが利用する住まい方であり、その家自体も下宿と呼ぶ。
下界とは、天上界や神仏の住まう世界に対して、人間が暮らすこの世を指す言葉である。また、山頂や飛行機など高い場所から見下ろした地上の様子を表す場合にも用いられる。
下僕とは、主に男性の召使いを指し、家事や雑用など身の回りの雑務に従事する者をいう。主人に仕えて下働きをする立場であり、従順に奉仕する様を表す語として用いられる。
下乗とは、神社や寺院の境内において車馬の乗り入れを禁ずることを指す。また、貴人に対する礼儀として、馬から降りることも意味する。下馬と同義である。
下野とは、官職を辞して民間の身分に戻ることを指す。また、政権の座から退き、野党となることも意味する。
消化器系の疾患などによって消化管内で出血が生じ、その血液が肛門から排出される症状を指す。
下落とは、物価や株価などの数値が以前より低くなることを指す。また、等級や価値などが低下する状態にも用いられる。
下痢とは、腸内の水分吸収が不十分であったり腸管の運動が亢進したりすることにより、便が液状またはそれに近い状態で排出される症状を指します。
下向とは、高い所から低い所へ向かって移動することを指す。また、都から地方へ行くことや、寺社に参拝して帰ることを意味する場合もある。
「下火」は、文字通り火の勢いが衰えることを指し、山火事などが鎮静化する様子を表す。転じて、社会現象や流行など、かつて盛んだった勢いが徐々に弱まることにも用いられる。また、調理法の一つとして、食材の下面から火をあてる方法を指す場合もある。茶道においては、風炉や炉に予め入れておく火を意味し、炭手前の重要な準備段階を示す。なお、「アコ」と読む場合は、別の語義となる。
下郎とは、主に身分の低い使用人や下働きの男性を指す語である。また、相手を見下したり罵ったりする際に、男性を蔑んで用いる表現としても用いられる。
下端(さがりは)は、能や狂言において演者の登場に用いられる囃子の一つであり、また歌舞伎においては貴人の出入りなどの場面で演奏される囃子を指す。なお、「さがりば」と読む場合は、平安時代以降に女性の額の髪を肩のあたりで切りそろえた髪型を意味する。
人の排泄物を肥料として用いたものを指し、主に農作物の栽培に利用される。
下緒とは、日本刀の鞘に取り付けられた組み紐のことで、帯に刀を結びつけて固定する役割を果たす。
下座とは、身分や地位が低い者が座る席を指し、末席を意味する。また、歌舞伎などの舞台において、観客席から見て左側の位置を指すこともある。対義語は上座であり、文脈によっては「げざ」と読まれることもある。
下枝とは、樹木の下方に伸びる枝のことを指す。樹冠の下部を構成する枝であり、上枝に対する語として用いられる。
身分や地位の低い人々を指し、特に一般庶民や社会の下層に位置する人々を意味する。また、そうした人々の生活や境遇について言及する際にも用いられる。
下請とは、元請け業者が請け負った仕事の一部または全部を、さらに別の業者に委託することを指す。また、そのようにして仕事を受ける業者自体を指す場合もある。
下心とは、表には出さず心の内に秘めている考えを指し、特に何らかの意図や企みといった良からぬ思惑を意味する。また、故事や格言などに込められた隠された意味、すなわち寓意を表すこともある。加えて、漢字の部首名として用いられ、「恭」や「慕」の脚の部分、あるいは「思」や「恩」の下部を指す。
下手とは、ある事柄を行う技術や能力が十分でなく、巧みでない様子を指す。例えば「彼は絵が下手だ」のように用いられる。また、物事の扱い方や判断が拙く、思慮に欠ける場合にも使われ、「下手に口出しするな」といった表現で、軽率な行動を戒める意味でも用いられる。読みが「したて」や「しもて」の場合は別の意味を持つので注意を要する。
「下手」は「したて」と読み、主に川の下流を指す。また、へりくだった態度や立場を表し、相撲では相手の差し手の下からまわしを取る技を意味する。対義語は「上手(うわて・かみて)」であり、「しもて」とも読む。なお「へた」と読む場合は、技量が劣るという別の意味となる。
上下(かるめる)とは、邦楽における音の高低を指す語で、基本の音より上がる音を「かる」、下がる音を「めり」と称することに由来する。音の上がり下がり、すなわち「かりめり」や「めりかり」を意味し、「甲乙」と表記されることもある。
他人の命令に従い、そのために働く者を指す。特に、組織や親分などに仕え、その指示に従って行動する配下の者を意味する。
皮下とは、皮膚の下層あるいは皮膚の内部を指す語である。例えば、薬剤を皮膚の下に注入する「皮下注射」や、皮膚の下に蓄積した脂肪を指す「皮下脂肪」などの表現で用いられる。
両下(まや)とは、屋根を前後二方向に葺き下ろした建築様式の家屋を指す。切妻造に相当し、その形状から「真屋」と表記されることもある。
机下は手紙の宛名に添える脇付けの一種で、相手の机の下に差し出すという謙譲の意を表す尊敬語である。宛名の左下に小さく書き添えられ、主に男性が使用する。同様の表現として案下や侍史があり、「几下」と表記されることもある。
灯火の照らす範囲、特にその光が届く近くの場所を指す。読書や細かい作業をする際に明かりを頼りにするような情景を連想させる表現である。
低下とは、高さや位置が低くなること、あるいは水準や質が下がることを指す。例えば気温や価格が下がる場合や、能力や効率が悪化する状況に用いられる。
床の下の空間を指す。建物の床板と地面あるいは下階の天井との間に位置する部分であり、縁の下と同様に家屋の基礎構造に関わる領域を表す。浸水などの際に水が溜まる場所としても言及される。
沈下とは、地面や構造物などが下方へと沈み込むことを指す。また、水中などに物を沈める行為を意味することもある。
言い終わるか終わらないうちに、あるいは一言を聞いた直後に、即座に何らかの判断や行動をとる様子を表す。
「足下」は、文字通り足の下、すなわち足元を指す語である。また、敬意を込めて相手を呼ぶ際にも用いられ、同等か目下の者に対して「貴殿」と同様の敬称として機能する。さらに、書簡において宛名の脇に添える脇付としても使用される。
「放下」は、物を投げ捨てるあるいは投げおろすことを指す。また、中世から近世にかけて田楽から発展した大道芸の一種を意味し、手品や曲芸、小切子(こきりこ)を操りながら小歌を歌うなどの芸能を指す。仏教用語として「ホウゲ」と読む場合には、悟りを開くために世俗の執着を捨て去ることを表す。
版下とは、印刷の工程において版木を彫る際にその表面に貼り付ける下書きのことを指し、また、製版のために清書された絵や図表などの原稿をも意味する。
直下とは、ある地点や物の真下に位置することを指す。また、垂直に下がる動きや、一直線に落下する様子を表す場合もある。例えば、地震の震源が地表の真下にある場合に「直下型地震」と言い、急激に落下することを「急転直下」と表現する。
宣下とは、かつて天皇が臣下に対して直接言葉を賜ること、またその内容を記した宣旨が下されることを指す。
死者が赴く世界を指し、あの世や冥土を意味する。黄泉の国、すなわち地下にあるとされる死者の世界を表す語で、人が亡くなることを「泉下の客となる」などと表現する。
座下とは、元来は座っている人の近くや身近な場所を指す語である。転じて、手紙などの宛名の脇に記し、敬意を込めて相手を呼びかける際に用いる尊敬語としても機能する。
案下は手紙の脇付けとして用いられる語で、宛名に添えて相手に対する敬意を表します。もとは「机の下」「机の辺り」を意味し、直接に手渡すことを控え、目上の方の身近な場所に置くという謙譲の意が込められています。
ある人の支配下にあり、その指揮命令に従う者を指す。特に組織や集団において上位者の統制を受ける立場にある人々を意味し、部下や手下といった表現と同様のニュアンスを持つ。
陛下とは、天皇・皇后・太皇太后・皇太后に対して用いられる敬称である。古くは、臣下が直接君主に言葉を伝えることを避け、宮殿の階段(陛)の下にいる近臣を通じて奏上したことに由来する。
高い所から見下ろしたときの目の下の空間を指し、そこに広がる風景や光景を表す。
組織や集団において、上位の者から指揮や監督を受け、その指示に従って行動する者を指す。主に職場や軍隊などで用いられ、上司や上官に対する関係を示す語である。
傘下とは、ある組織や勢力の保護や支配のもとにあることを指す。特に、より大きな団体や有力者の指揮下に入り、その影響を受ける立場を表す。例えば、中小企業が大企業の傘下に入るといった使い方をする。
建物の内部に設けられた細長い通路を指し、部屋と部屋を結ぶ役割を果たす。また、異なる建物同士を屋根付きで接続する渡り廊下のような構造も含まれる。
貴下は、主に男性が同輩や年下の相手に対して用いる敬称であり、特に手紙などの書面において「あなた」を指して使用される。貴君と同様の意味を持つ語である。
零下とは、温度が摂氏零度を下回る状態を指す。特に気象や温度計測において、氷点下の寒さを示す際に用いられる表現である。
将軍直属の家臣を指し、特に旗本を意味する。また、より広く配下にある者や部下を指す場合にも用いられる。「麾下」と表記することもある。
液体がしずくとなって落ちること。また、しずく状にして落とすこと。実験などではスポイトを用いて試薬を滴下する操作が行われる。
下火(アコ)は、禅宗における火葬の儀式で、導師が遺骨を納めた棺や遺体に直接点火する作法を指す。唐音で「ア」と読むことに由来し、「したび」と読む場合とは意味が異なる。
「下品」は「げぼん」と読み、仏教用語として極楽往生の九つの階級のうち最下位の三つ、すなわち下品上生・下品中生・下品下生を指す。また、転じて下等の階級を意味することもある。なお、「げひん」と読む場合は、品性や言動が卑しいことなどを表す別の語義となる。
下衆とは、品性に欠け心根の卑しい人物を指す言葉である。また、かつては身分の低い者を意味する用法もあったが、現代では主に前者の意味で用いられる。
下足(ゲソ)は、主に寿司屋などで用いられる隠語で、イカの足の部分を指す。これは「下足(ゲソク)」という語が略されたものである。
下襲とは、束帯を着用する際に用いる内着のことで、背中の裾を長く垂らして着るものを指す。また、転じて一般に下着の意味でも用いられる。
膝下とは、文字通り膝のあたりを指すが、転じて養育してくれる人のそば、特に親の庇護下にある状態を表す。また、父母など目上の人への手紙の脇付に用いられる語でもある。「ひざもと」とも読む。
「几下」は手紙の宛名の脇付に用いられる敬語で、相手の手元やお側を意味し、敬意を表します。「机下」と書くこともあります。
下腿とは、膝関節から足首までの部分を指す解剖学用語であり、脛骨と腓骨の二本の長骨を主体とする下肢の部位である。大腿(上腿)に対して下方に位置し、俗に「すね」と呼ばれる領域に相当する。
下膊とは、肘から手首までの部分を指す解剖学用語であり、前腕とも呼ばれる。上腕と手の中間に位置し、橈骨と尺骨の二本の骨から構成される。
身分や地位が低く、品性や振る舞いが卑しく劣っているさまを指す。また、そのような性質を持つ人や物事に対しても用いられる。
垓下は中国安徽省霊璧県南東部に位置する地名である。楚の項羽が漢の劉邦の軍勢に包囲され、その窮地を悟って最後の決戦を迎えた地として歴史に名を残している。
「砌下」は、石段の下のあたりを指す語である。また、軒下に設けられた雨だれを受けるための敷石のこともいう。さらに、手紙の脇付けとして用いられ、相手に対する敬意を表す語としても使われる。
猊下は、主に高僧や各宗派の管長に対する敬称として用いられる。また、僧侶に宛てた書状の脇付(宛名の脇に書き添える敬称)としても使用される。転じて、そのような高貴な僧の近く、あるいはお側を指すこともある。
腕の付け根と胴体の間に位置するくぼんだ部分を指し、わきの下とも呼ばれる体の部位である。
「跨下」は、両足の付け根の間、すなわち股の下の部分を指す語である。またの下、またの間とも言い、「またぐら」とも呼ばれる。漢字表記としては「胯下」を用いることもある。
閤下は、身分の高い人を敬って呼ぶ語である。元来は「閣下」と同源で、高殿のある建物に居る人を指し、直接その人に言及するのを避けた婉曲な敬称として用いられるようになった。
麾下とは、大将や将軍の直属の部下を指す語である。その語源は、大将が指揮を執る旗、すなわち「麾」の下に直接従う者という意味に由来する。主に武将の直接の家臣や配下の将兵を指して用いられる。
高い所から下方を見下ろすことを意味する。俯瞰と同様の視点を表すが、より視点の高さと下方への視線の方向性が強調される表現である。
闕下とは、宮中の門の下を指す語であり、転じて朝廷や天子の御前を意味する。天皇や天子の居られる場所、すなわち宮中を表す表現として用いられる。
嚥下とは、口の中の食物や液体を飲み込んで食道へ送り込む一連の動作を指す。特に医学や生理学の文脈で用いられ、丸薬などを飲み込む行為もこれに含まれる。「咽下」と表記されることもあり、「エンゲ」と読まれる場合もある。
垣根の近くを指す語で、特に竹や木で編んだ簡素な囲いの周辺を表す。庭の境界などに設けられる低い柵の傍らを言い、そこに草花が植えられたり咲いたりする情景を連想させる。
下馬評とは、第三者による様々な噂や世間一般の評判を指す言葉である。その由来は、昔、供の者たちが主人を待つために門前で下馬している間に、あれこれと噂話を交わした習慣に基づいている。例えば、新人作家の名前が話題に上るような場合に用いられる。
バラ科の多年草で、山野に自生する。夏になると、茎の上部にシモツケに似た淡紅色の小さな花を密集させて咲かせる。
下克上とは、身分や地位が下の者が上の者を武力や謀略によって倒し、その地位や権力を奪い取ることを指す。特に、日本の南北朝時代から戦国時代にかけて広まった、実力によって身分秩序が覆される社会風潮を表す歴史用語として用いられる。
下食日は陰陽道において、天狗星が下界に降りて食物を求める日とされる。この日は悪日とされ、沐浴や剃髪、種まきなどの行為を忌む習慣があった。
自ら手を下して人を殺めた者を指す語。特に、直接手を下して殺害行為を行った犯人をいう。
地面や床にひざまずき、額を地面につけるように深々と頭を下げて礼や謝罪を行うこと。かつては身分の高い者の通行の際に庶民が敬意を示す行為として行われたが、現代では主に深い謝罪や懇願の意を表す際の強い姿勢として用いられる。
口下手とは、自分の考えや気持ちを言葉でうまく表現することが苦手な様子、またそのような人を指す。会話において適切な表現が見つからず、もどかしさを感じることが多い。
氷下魚はタラ科の海魚で、北海道以北の日本海や太平洋沿岸に生息する。外見はタラに似ているが小型であり、冬季には氷に穴を開けて釣ることからこの名がある。食用として利用される。
玉案下は、手紙において宛名の左下に脇付として記し、相手に対する敬意を表す語である。「玉案」とは玉で飾られた机を指し、お机の下にという意味から、目上の人に手紙を差し上げる際に用いられる。
妃殿下とは、皇族や王族の配偶者である妃に対する敬称である。主に皇后・皇太后以外の、親王妃や王太子妃などに対して用いられる格式ある呼び方である。
地下茎とは、植物の茎が地中に伸びて生育するものを指す。根茎・塊茎・球茎・鱗茎などの形態があり、養分の貯蔵や繁殖の役割を果たす。例えば蓮根は蓮の地下茎である。
好下物とは、酒の肴として特に優れたものを指す語である。佳肴とも言い、酒の味わいを一層引き立てるような、上質で風味の良い肴を意味する。
耳の下部に位置する唾液腺の一つで、耳下腺炎などの炎症を起こすことがある。
相場や物価などが、一定の傾向を示さずに急激に上がったり下がったりする状態を指す。特に株式市場や商品市況において、価格が不安定で激しく変動する様子を表す。
城下町とは、中世から近世にかけての武家社会において、大名や領主の居城を中心として、その周囲に自然と形成され発展した町のことを指す。武士の屋敷をはじめ、商人や職人などが居住し、政治・経済・文化の中心地としての機能を担った。
世の中全体、世界中を指す表現で、ある事柄や人物の名声・影響力が広く行き渡っている様子を表す。
飛行中の航空機から人員や物資を投下する際に、安全な降下と着地を可能とする布製の傘状の装置。パラシュートに同じ。
歳下食とは、暦注の一つで、天狗星の精が人間の食物を求めて下界に降りる日とされ、凶日とされる。下食日ともいう。
鼻下長とは、女性に甘くだらしない様子、あるいはそのような男性を指す言葉である。女性に夢中になりすぎてしまい、しまりのない態度や行動をとることを意味し、俗に「女好き」とも言われる。これは、女性を見てうっとりすると鼻の下が伸びるように見えるというところから生まれた表現である。
「御下地」は、醤油を指す丁寧な表現である。煮物や吸い物の味付けの基礎として用いられることから、「下地」の丁寧語として生まれた語である。
駒下駄とは、一枚の木材から台と歯を一続きに彫り出して作られる下駄の一種で、その形状が馬の蹄に似ていることからこの名が付けられた。
脚下照顧は、もともと禅宗で用いられた言葉で、自己の本性を顧みることを意味する。転じて、日常においては、足元や身の回りの些細な事柄にまで注意を払い、油断なく気を配ることを指す。
貴賤上下とは、身分の高い者と低い者との区別を指す四字熟語である。「貴賤」は身分の尊卑を、「上下」は階級の高低を表し、両語を重ねて社会における身分秩序のあり方を示す。
「下陵上替」は、下位の者が上位の者を圧倒し、上位の者が衰微する状況を表す四字熟語である。社会秩序が大きく乱れ、下克上の風潮が横行する世相を指し、『春秋左氏伝』に典拠を持つ。ここでの「陵」は圧倒する意、「替」は衰える意であり、「下しも陵しのぎ上かみ替すたる」と訓読される。
瓜田李下とは、人から疑念を抱かれるような行為を避けるべきであるという教訓を表す四字熟語である。瓜畑で履を直せば瓜を盗むのではないかと疑われ、李の木の下で冠を直せば実を取ろうとしていると思われるという故事に由来し、嫌疑を招きやすい状況に自ら身を置くことのないよう戒める意味を持つ。
下喬入幽とは、『孟子』滕文公・上に見える故事に基づく四字熟語で、高い場所から低い場所へ移ることを意味する。転じて、優れた環境から劣った環境へ移り住むこと、あるいは立派な人物が俗世間に身を置くことを喩える表現として用いられる。
炭火をおこす際の方法を表す四字熟語で、季節に応じて火種の位置を変えることを指す。夏は炭の下に、冬は炭の上に火種を置くと、それぞれの季節の気温や湿度に適し、効率よく火がおこるとされる。
下学之功とは、身近な事柄から学問を始め、基礎を固めることで、やがて高い道理を悟るに至る修養の過程を指す。
下意上達とは、一般民衆や下位の者の意見や心情が、上位の者や為政者に伝わり理解されることを意味する四字熟語である。組織や社会において、下からの声が上に届く円滑な意思疎通の状態を指す。