ウリ科のつる性一年草で、熱帯アフリカ原産。夏に球形や楕円形の大きな果実をつけ、果肉は水分豊富で甘味がある。漢名「西瓜」に由来し、「水瓜」と書くこともある。「スイ」の音は唐音による。
木瓜は「きゅうり」とも読み、ウリ科のつる性一年草である胡瓜を指す語である。
木瓜(ぼけ)はバラ科の落葉低木で、中国を原産とする。枝にはとげがあり、春に紅色や白色などの五弁花を咲かせ、後に球形の果実を結ぶ。果実は黄熟すると芳香を放つ。主に観賞用に栽培され、「鉄脚梨」と表記されることもある。なお、「きゅうり」や「マルメロ」と読む場合は別の植物を指す。
木瓜(マルメロ)はバラ科の落葉高木で、西アジアを原産とする。春には白色または淡紅色の五弁花を咲かせ、秋にはヨウナシ形で芳香のある果実を結ぶ。この果実は砂糖漬けや缶詰に加工されることが多く、セイヨウカリンとも呼ばれる。読みが「きゅうり」や「ぼけ」の場合は別種の植物を指す。
ウリ科のつる性多年草で、山野に自生する。夏の夕方に白いレース状の花を咲かせ、後に卵形の赤い実をつける。漢名「王瓜」からの転用であるが、これは誤用とされる。別表記として「烏瓜」や「老鴉瓜」がある。
冬瓜はウリ科のつる性一年草で、ジャワ島原産とされる。果実は大きな円柱形を呈し、完熟すると表面に白い粉を生じる。食用とされ、保存性が高いことから冬期にも利用できることからこの名がある。別名としてトウガやカモウリとも呼ばれる。
守瓜はウリハムシの別称で、ハムシ科に属する甲虫である。ウリ類の害虫として知られ、幼虫は根を食害し、成虫は葉を食べる。夏に活動が活発になる。「瓜蠅」と表記することもある。
瓜蠅はウリハムシの別称で、ハムシ科に属する甲虫である。ウリ類の害虫として知られ、幼虫は根を食害し、成虫は葉を加害する。夏の時期に「守瓜」と表記されることもある。
瓜を栽培するための畑のこと。特に、ウリ類の植物を植えて育てる農地を指す。
糸瓜はウリ科のつる性一年草で、熱帯アジアが原産とされる。夏に黄色い花を咲かせ、後に筒状の大きな果実を実らせる。果実の繊維は浴用のあかすりに用いられ、茎からは薬用や化粧用のへちま水を採取する。漢名に由来する「糸瓜」の表記のほか、「天糸瓜」とも書く。
ウリ科のつる性一年草で、熱帯アメリカが原産とされる。夏に黄色い花を咲かせ、扁球形の大きな実をつける。葉は掌状で浅く五裂する。果肉と種子は食用となり、トウナスやボウブラなどの別名がある。名称は、ポルトガル人がカンボジアから伝えたことに由来する。
ウリ科のつる性一年草で、インドを原産とする。初夏に黄色い花を咲かせ、細長い果実を実らせる。主に食用とされ、夏の野菜として親しまれている。「胡瓜」の表記は漢名に由来し、「黄瓜」や「木瓜」と書かれることもある。
甜瓜はウリ科のつる性一年草で、漢名に由来する。真桑瓜とも表記され、果実は甘味があり食用とされる。
漬物に用いる瓜の総称で、特に白瓜や胡瓜などを指す。また、漬け込んだ後の瓜そのものを指すこともある。「漬瓜」とも表記する。
ウリ科のつる性一年草で、果実は細長い円筒形をしており、主に未熟な状態で食用とされる。熟すと黄色くなることから「黄瓜」の名がついた。別名を胡瓜(きゅうり)ともいう。
越瓜はウリ科の一年草で、マクワウリの変種にあたる。インド原産で、古く中国から渡来した。果実は長い楕円形をしており、皮は白緑色を帯びる。主に奈良漬けなどの漬物に用いられる。夏の季語であり、「白瓜」とも表記する。
熟瓜(ほぞち)とは、十分に熟したマクワウリを指す語である。その名は、熟しきるとへた(ほぞ)が自然に取れてしまうことに由来する。
氈瓜は冬瓜の別称である。その外皮が白く、毛氈(獣毛で織った敷物)に似ていることからこの名がついた。
天糸瓜はウリ科に属するつる性の一年草で、その果実は繊維質が多く、熟すと内部がスポンジ状になる特徴を持つ。
瓜呂根はキカラスウリの根から採取される白色の粉末で、解熱や利尿の効能を持つ生薬である。天花粉とも呼ばれる。
老鴉瓜はウリ科のつる性多年草を指す語で、その漢名に由来する。別名として王瓜とも呼ばれる。
紅南瓜はウリ科のつる性一年草で、カボチャの一種である。果実は大きな長楕円形を呈し、黄赤色を帯びて食用となる。漢名に由来する名称であり、「金冬瓜」と表記されることもある。
草木瓜はバラ科の落葉低木で、山野に自生する。枝には鋭いとげがあり、春には葉に先立って朱紅色の五弁花を咲かせる。秋には球形の果実が黄色く熟すが、強い酸味を持つ。別名をシドミともいう。
真桑瓜はウリ科の一年草で、インドを原産とするつる性植物である。夏に黄色い花を咲かせ、俵形の果実を実らせる。食用として栽培され、その名はかつて良質な産地として知られた美濃国真桑村(現・岐阜県本巣市)に由来する。甜瓜とも表記される。
破瓜病は、思春期から青年期にかけて発症する統合失調症の一型である。不眠や抑うつ状態を前駆症状とし、その後、幻聴や妄想などの陽性症状が顕著に現れることが特徴で、その名称は発症時期が「破瓜」すなわち心身の大きな変化を伴う時期に当たることによる。
ウリ科のつる性多年草で、熱帯アメリカが原産地である。日本へは鹿児島県に伝来した。白色の花を咲かせ、果実は洋梨のような形をしている。未熟な果実は漬物として食用にされる。
アケビ科のつる性常緑低木を指す。漢名「野木瓜」に由来する名称であり、別名として郁子(むべ)とも呼ばれる。
黄瓜菜はキク科の多年草を指す語で、漢名に由来する。別名を苦菜(にがな)ともいう。
「蕃南瓜」は「とうなす」と読み、カボチャの別称である。漢字表記としては「唐茄子」も用いられる。
パパイア科の常緑高木で、熱帯アメリカが原産地である。熱帯地域で広く栽培されており、円柱形の果実は熟すと黄色くなり、芳香を放つ。生食されるほか、ジャムや砂糖漬けなどの加工品にも利用される。
瓜田李下とは、人から疑念を抱かれるような行為や状況を避けるべきであるという教訓を表す四字熟語である。瓜畑で履を直せば瓜を盗むのではないかと疑われ、李の木の下で冠を直せば実を取ろうとしていると思われるという故事に由来し、嫌疑を招くおそれのある場所や行動に近づかない慎重さを説く。
瓜葛之親とは、瓜や葛のつるが絡み合うように、互いに結びついた親戚関係を指す四字熟語である。植物のつるが複雑に交わる様子を比喩として、遠縁を含む幅広い親族の縁を表現する。
李下瓜田とは、スモモの木の下で冠を直したり、瓜の畑で履物を結び直したりするような、誤解を招きかねない不審な行動を避けるべきだという教訓を表す四字熟語である。古楽府「君子行」に由来し、嫌疑をかけられるような状況に自ら近づかないように戒める意味を持つ。
「投瓜得瓊」は、『詩経』の「衛風・木瓜」に由来する四字熟語で、わずかな贈り物をしたことに対して、相手からはるかに価値のある返礼を受けることを意味する。転じて、礼を尽くすことや、真心のこもった行いが大きな報いをもたらすことの喩えとして用いられる。
「滾瓜爛熟」は、瓜が丸々と育ち完璧に熟している様子から転じて、物事を完全に熟知していること、あるいは文章などを一字一句間違えずに暗唱できるほどに習得していることを表す四字熟語である。