あらゆる種類の病気を総称していう語。特定の疾患ではなく、病気一般を広く指す表現として用いられる。
同じ病気にかかっていること。また、そのような状態にある人を指す。
疫病(えやみ)は、かつて流行病全般を指した古い呼称である。特に瘧(おこり)のように発熱を伴う熱性の病気を意味することもあり、その場合は「瘧」の字を当てて表記される場合がある。また「えきびょう」と読まれることもある。
病気にかかること。また、それまで隠れていた病気の症状が現れることを指す。
病人やけが人を収容し、医師や看護師が診察・治療・看護を行う医療施設。一般に診療所よりも規模が大きく、入院設備を備えている。
病気を患っている状態の身体を指し、健康を損なった人の体そのものを表す語である。
病葉とは、病害虫の被害などによって変色したり枯れたりした葉を指し、特に夏のうちに赤や黄色に色づいて縮れた状態のものをいう。
病気を引き起こす原因となる細菌の総称で、病原菌とも呼ばれる。人体や動植物に感染し、種々の疾患を発症させる微生物を指す。
病院などの医療施設において、患者が入院治療を受けるために設けられた区画または建物を指す。通常は診療科別や患者の状態に応じて区分され、「小児病棟」「外科病棟」などのように用いられる。
病気を引き起こす原因となるもの。細菌やウイルスなどの病原体、あるいは病気の根源となる要因を指す。
病弊とは、組織や制度などの中に潜み、その健全な機能を損なう有害な要素や欠陥を指す。
病気によって死亡することを意味する。特に「病歿」の書き換え字として用いられる表現である。
病魔とは、病気を悪魔や魔物に喩えた表現であり、人を苦しめる重い病気そのものを指す。
病勢とは、病気の進行の度合いや、その症状の強弱を表す言葉である。病状がどのように推移しているか、その勢いや状態を指す。
病歴とは、ある個人が過去に経験した疾病や健康上の問題についての記録を指し、診断や治療の経過を含む場合もある。
激しい腹痛や下痢を主症状とする病気の総称で、特に赤痢のような伝染性の消化器疾患を指す。
傷病とは、負傷と疾病の両方を指す総称であり、身体に加えられた外傷や罹患した病気を含む状態を表す。特に、戦争や事故などによる負傷者と病人を併せて指す場合に用いられることが多い。
前世における悪行の報いとして現世で発症すると信じられていた、治療の難しい病気を指す。
臆病とは、些細なことにも怖気づきやすい性質を指す。また、そのような性格や態度を表し、小心で気弱な様子を意味する。
病気と闘いながら治療に専念することを指し、困難に立ち向かう強い意志や覚悟が伴う。
鬱病とは、気分が沈み込み、意欲や興味が著しく減退する精神障害を指す。抑うつ気分や思考力の低下を伴い、日常生活に支障をきたす状態をいう。双極性障害におけるうつ状態も含まれるが、単極性のうつ病を指す場合が多い。
病痾とは、長い間治癒せずに持続する病気を指す。特に、慢性化して頑固に続く病状を意味し、漢字の「痾」は治りにくい病気を表すことから、難治性の疾患を表現する際に用いられる。
病臥とは、病気のために床に臥せって寝込むことを指す。病のため起居がままならず、寝たきりの状態を表す語である。
病床とは、病気の治療や療養のために用いる寝具、あるいは病人が寝ている状態そのものを指す。病院や自宅などで病人が安静を保つための場所として用いられ、長期にわたって療養生活を送る状況を「病床に伏す」などと表現する。
病気で亡くなること。特に、長患いの末に命を落とすことを指す。
病褥とは、病気のために寝ている状態や、その寝床そのものを指す言葉である。病人が療養のために横たわる場所、つまり病床を意味し、「病褥に伏せる」などの形で用いられる。「褥」は敷き布団など寝具を表す漢字であり、病気と寝床を結びつけた表現となっている。
淋菌の感染によって引き起こされる性感染症で、主に尿道や生殖器に炎症を生じる。
病気にかかること。特に、感染症や重い疾患を患う状態を指す。
白血病は、血液中の白血球が異常に増殖する疾患であり、正常な造血機能が阻害される結果、貧血や全身の衰弱を引き起こす。
疫病草はリンドウの古名であり、かつてその葉を疫病の薬として用いたことに由来する。別表記として「瘧草」とも書く。
疫病神とは、疫病を流行させるとされる神を指す。転じて、その人が関わることで必ず不運や災いが生じると周囲から忌み嫌われる人物の喩えとしても用いられる。
黒死病とは、ペストの別称であり、特に皮膚に黒い斑点が現れる症状から名付けられた。中世ヨーロッパで大流行した感染症を指すことが多い。
黒死病はペスト菌による感染症で、ネズミに寄生するノミを媒介として伝播する。高熱を伴い、皮下出血により全身に黒い斑点が生じることからこの名がある。致死率が非常に高い特徴を持つ。
夢遊病とは、睡眠中に無意識に起き上がり、歩行や動作を行った後、再び眠りにつくが、目覚めた後にはその行為を全く記憶していないという睡眠障害を指す。夢中遊行症や夢遊症とも呼ばれる。
稲熱病は、いもち病菌の感染によって引き起こされる稲の病害である。主に葉や茎に褐色の小斑点が生じ、重症化すると稲の生育が阻害され、実りが著しく損なわれる。
高温多湿の環境に長時間さらされることで、体温調節機能が失われ、体温が異常に上昇して発症する疾患を指す。
ビタミンCの不足によって引き起こされる疾患で、全身の倦怠感や貧血、歯肉からの出血、皮下出血などの症状を特徴とする。
熊本県水俣地方および新潟県阿賀野川流域で発生した公害病。工場廃液に含まれる有機水銀化合物により汚染された魚介類を摂取することで発症し、神経系を侵す。重症例では死に至ることもある。
ビタミンDの不足により、主に小児期に骨の石灰化が妨げられ、脊椎や四肢の骨格に変形をきたす疾患を指す。
炭疽菌の感染によって引き起こされる人獣共通感染症で、主に家畜の牛や馬、羊などに発生するが、ヒトにも感染する。症状として内臓の腫脹や敗血症を呈し、致死率が高い。
つつがむし病は、ツツガムシの幼虫に刺されることで感染する急性熱性疾患である。発熱とともに刺し口に潰瘍を生じ、全身に発疹が現れることが特徴である。
破瓜病は、思春期から青年期にかけて発症する統合失調症の一型である。不眠や抑うつ状態を前駆症状とし、その後、幻聴や妄想などの陽性症状が顕著に現れることが特徴で、その名称は発症時期が「破瓜」すなわち思春期に相当することに由来する。
一病息災とは、一つくらい持病がある人の方が、かえって健康に気を遣い、長生きすることを指す。ここでの「息災」は、元来仏の力で災いを除くことを意味したが、転じて無事平穏、すなわち健康であるという意に用いられる。
無病息災とは、病気にかからず健康で、災いもなく平穏に過ごすことを指す。特に、長く続く健康と平穏を願う気持ちを込めて用いられる表現である。
無病呻吟とは、実際には病気でもないのに苦しそうにうめくことから転じて、大したことでもないことを大げさに嘆いたり、取り越し苦労をして悩んだりする様子を指す。
「負薪之病」とは、薪を背負う重労働に由来する病気のことで、転じて、過労や心労が原因で生じる病気を指す。また、単に病気をへりくだって言う場合にも用いられる。
病が膏(心臓の下の脂肪)と肓(横隔膜の上)にまで入り込むことを意味し、治療の手立てがなく、病気が極めて重篤な状態に至ったことを表す。転じて、物事が修復不可能なほどに悪化した状況を指す。
同じ病気や苦しみを抱える者同士が、互いに深く同情し、いたわり合う心情を表す四字熟語。『呉越春秋』に由来し、類似の境遇にある者が共感を通じて慰め合う関係を指す。一般に「同病相い憐れむ」と訓読される。
才知に恵まれた人物は往々にして身体が弱く、病に悩まされがちであるということを表す四字熟語。