弟や妹が兄を親しみを込めて呼ぶ語。また、親しい間柄で年長の男性を敬愛の念を込めて呼ぶ場合にも用いられ、こうした立場や態度を指して「兄貴分」「兄貴風を吹かす」などの表現も生じている。
身分や家柄が高く、気高く尊いさまを指す。また、品物などが上質で価値が高く、気品に満ちている様子にも用いられる。
貴人(あてびと)とは、身分が高く上品な人を指す言葉で、特に貴族階級に属する人々を意味します。この語は「きじん」や「きにん」とも読み、古くは「うまひと」とも称されました。
「貴方」は、同輩や目下の者に対して用いる二人称の代名詞である。また、女性が親しい相手や、夫婦間で互いを呼ぶ際にも用いられ、特に妻が夫を指す場合に多く見られる。表記としては「貴男」「貴女」と書き分けることもある。古くは目上の人に対する敬称としても用いられていた。
貴意とは、相手の考えや意見を敬って言う語で、主に手紙文などで用いられる。
貴下は、相手を敬って指す二人称の代名詞である。主に男性が同輩や年下の者に対して用い、書簡などの書き言葉として使われることが多い。貴君と同様の意味合いを持つ。
貴君は、相手を敬って呼ぶ二人称の代名詞で、主に男性に対して用いられる。貴下と同義であり、書簡や改まった場面で使用される。
貴兄とは、男性が同輩や親しい先輩に対して、主に書簡において用いる敬称である。相手を敬い、親しみを込めて「あなた」と指し示す語で、貴殿と同様の用法を持つ。
貴公は、男性が同輩や目下の者に対して用いる二人称の代名詞である。元来は武士などが目上の人に対して用いた敬称であったが、現代では同等かそれ以下の相手に対して、ややぞんざいな調子で用いられる。
貴酬とは、返信の手紙において、相手の返答を敬って指す脇付(わきづけ)の語である。主に書簡文において、相手からのご返事やご回答を丁重に言い表す際に用いられる表現である。
未婚の女性に対する敬称で、特に手紙文において相手を丁寧に指し示す際に用いられる。
貴殿は、相手を敬って呼ぶ二人称の代名詞である。主に男性が同輩ややや目上の相手に対して用い、書簡など改まった文面で「あなた」の意を表す。
物価や相場などが高くなることを指す。特に地価や米価など、生活や経済に関わる価格が上昇する状況に用いられる。
貴簡とは、相手の手紙を敬って言う語で、貴書と同義である。主に書簡文において「拝復、貴簡拝受致しました」などの形で用いられる。
富貴草はツゲ科の多年草で、山地の林内に自生する。常緑の葉がかたまって生え、夏には黄緑色の小花を穂状に咲かせる。別名をキチジソウともいう。
家柄や血筋が良く、高い身分にある女性を指す。また、優雅で気品に満ちた様子をたとえる表現としても用いられ、例えば豪華客船を「海の貴婦人」と呼ぶことがある。
貴人多忘とは、地位の高い人や忙しい人は物事を忘れがちであるという意味の四字熟語である。転じて、相手が自分との約束や過去の出来事を忘れている場合に、遠回しに非難したりからかったりする表現として用いられる。故事は唐代の『唐摭言』に由来する。
貴種流離とは、高貴な身分や家柄の者が、何らかの事情によって故郷や地位を離れ、諸国を流浪することを指す。特に神話や伝説、物語において、神や貴人が試練を受けるために地上を遍歴するモチーフを表す。
貴貴重重とは、非常に尊く重々しい様子を表す四字熟語で、格式張った場面や儀式などにおいて、厳かで威厳に満ちた雰囲気を形容する際に用いられます。
急に富貴な身分になること。また、そのようにして得た富や地位を指す。唐の韓愈の詩「短灯檠歌」に由来する四字熟語で、成金の意味にも用いられる。
一貴一賤とは、『後漢書』「班超伝」に由来する四字熟語で、人の身分や境遇が時に高貴に、時に卑賤に変わることを表す。世の中の栄枯盛衰や運命の移り変わりを言い表す際に用いられる。