下血とは、消化器系の疾患などが原因で消化管内に出血が生じ、その血液が肛門から排出される症状を指す。
心身のすべての力を注ぎ込むことを指し、特に何かを成し遂げるために惜しみなく精神と体力を傾ける様子を表す。
生血(のり)とは、まだ乾ききらず粘り気を帯びた状態の血液を指す。血糊(ちのり)とも呼ばれ、なまちとも読まれる。
吐血とは、口から血液を吐き出すことを指す。主に食道や胃などの消化器官からの出血によるものであり、肺や気管支からの出血を意味する喀血とは区別される。
地血はアカネ科のつる性多年草を指す語で、その根は赤色染料の原料として用いられる。この名称は、植物の根が地中にあり赤い色をしていることに由来する漢名に基づく。日本語では一般に「茜(あかね)」と呼ばれる。
血管内を流れる血液が血管壁に及ぼす圧力のことを指し、心臓の拍動によって生じる動脈内の圧力変動を表す。通常は上腕部で測定され、収縮期血圧と拡張期血圧の二つの数値で示される。
血縁とは、親子や兄弟など、共通の祖先から受け継がれた血のつながりを指す。また、そのような血のつながりによって結ばれた人々、すなわち血族全体を意味することもある。
体内を循環する血液が通る管状の器官を指し、動脈・静脈・毛細血管などに分類される。全身に酸素や栄養を運び、老廃物を回収する役割を担う。
体内を血液が循環することを指し、特にその流れの状態や良し悪しを表す際に用いられる。
同じ血筋を引く者たち、すなわち共通の祖先から生じた人々を指す。法律上は、血縁関係に準じた養子縁組などによって生じた関係もこれに含まれる。血縁によって結ばれた一族を意味し、血族結婚や法定血族といった用法がある。
血痕とは、血液が付着したり滲み込んだりして残った痕跡のことを指す。特に犯罪現場や事故現場などで、物体や衣服などに付着した血液の跡を意味する。
血書とは、自らの血を用いて文書や文字を記す行為、またその書かれたものを指す。強い決意や誠意を示す手段として、特に誓約や抗議の意思を伝える際に行われる。
「赤血球沈降速度」の略称で、抗凝固剤を加えた血液を垂直に立てた試験管に入れ、一定時間内に赤血球が沈降する速度を測定する検査を指す。炎症性疾患や貧血などのスクリーニング検査として用いられ、「赤沈」とも呼ばれる。
血合とは、ブリやカツオなどの魚肉に見られる、血液を含むために暗赤色を呈する部分を指す。筋肉組織の一部であり、通常の身よりも色が濃く、独特の風味を持つ。
血統とは、先祖から子孫へと連なる血のつながりを指し、生物の系統や家系の継承を表す。特に、純粋な血筋を重んじる文脈で用いられ、血縁や血筋と同義である。
血煙とは、斬りつけられた際などに飛び散る血の様子を、煙が立ち上るさまに喩えた表現である。
血色とは、血のような赤みを帯びた色を指す。また、顔の肌に現れる赤みや健康そうな色艶を表す際にも用いられる。
血液中に含まれる糖分のことで、主にブドウ糖を指す。その濃度は血糖値として測定され、健康状態の重要な指標となる。
血液が凝固した際に上澄みとして分離する、黄色味を帯びた透明な液体成分を指す。血液から血球成分を除いたもので、抗体やタンパク質を含み、医療分野では血清療法などに用いられる。
血筋とは、親子や兄弟など血縁関係にある者同士のつながりを指し、血統や家系の意味で用いられる。また、体内において血液が流れる通路、すなわち血管のこともいう。
誓いを破らないことを示すために、自らの指先を切って出した血で署名の下に押す印のこと。また、そのような行為自体を指す。血判状などに用いられる。
血税とは、血の出るような苦労をして納める重い税金を指す。また、転じて、国民が兵役などの形で自らの身体を国家に捧げる義務を意味する。
血管内で血液が凝固してできる固形物を指し、血流を阻害する要因となる。脳や心臓などの重要な臓器で発生すると、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患を引き起こすことがある。
血眼とは、激しい興奮や怒りのために充血した目を指す。また、何かに夢中になり、必死になって物事に取り組む様子を表す際にも用いられる。
血管外に流出した血液が凝固して形成される、暗赤色の塊状のものを指す。主に血球成分とフィブリンが絡み合うことで生じる。
血戦とは、文字通り血が流れるほどの激しい戦闘を指し、敵味方が入り乱れて死力を尽くすような壮絶な戦いの様子を表す。
互いの血をすすり合うなどして固い誓約を結ぶこと。特に、重大な決意や同盟関係を血を用いた儀式によって確認し合うことを指す。
血相とは、主に怒りや驚きなどの強い感情が高まった際に現れる顔色や表情の変化を指す。顔面の血色が変わる様子から、感情の激しい動揺が外面に表れた状態をいう。
冷血とは、本来は体温が周囲の環境に左右される動物を指す生物学用語であるが、転じて人間の性質を表す際には、情けや思いやりに欠け、他者に対する共感や温情が感じられない冷淡な態度や性格を意味する。
血が流れ出ること、またその血を指す。特に争いや事件などによって傷つき、血が流れる状態を表し、殺傷を伴う惨事の様子を描写する際に用いられる。
純血とは、動物の血統において異種の血が混じっておらず、純粋にその種の特性を受け継いでいる状態を指す。特に家畜やペットの育種において重視され、対義語は「混血」である。
異なる人種や民族に属する両親の間に生まれ、双方の特徴を受け継いだ状態、またそのような人を指す。純血に対する概念として用いられる。
血液中の赤血球数やヘモグロビン濃度が正常値以下に減少した状態を指し、めまいや立ちくらみ、疲労感などの症状を伴うことがある。
輸血や血液製剤の製造に用いるために、自らの血液を無償で提供する行為を指す。
体外に流出した血液が凝固する現象を指し、またその凝固した血液自体を指す語である。
流れ出たばかりの生々しい血を指す。特に、傷口から滴り落ちるような新鮮で赤みの強い血液の状態を表す。
鬱血とは、静脈血の流れが滞り、特定の組織や器官に血液が過剰に溜まってしまう状態を指す。
血脈(けちみゃく)とは、仏教において師匠から弟子へと連綿と受け継がれる法統を指す。法脈とも呼ばれ、正しい教えの継承を血のつながりに喩えた表現である。
血痰とは、喀痰に血液が混じったものを指し、主に呼吸器系の疾患に伴って現れる症状である。
血糊とは、のりのように粘り気のある状態になった血液、あるいは物にべっとりと付着した血液を指す。特に凶器などに付着した凝固した血液の状態を表現する際に用いられる。
喀血とは、肺や気管支など呼吸器系からの出血が口から吐き出されることを指す。結核などの疾患に伴って生じることが多い。
膿血とは、傷口などから出る膿と血液が混ざり合った液体のことを指す。俗に「ちうみ」とも呼ばれ、また「うみち」と読まれることもある。
生臭い血のことを指すほか、転じて肉食をする人を意味する。
血液の悪性腫瘍の一種で、骨髄における白血球の異常な増殖を特徴とする。正常な造血機能が阻害されるため、貧血や出血傾向、感染症への易罹患性などの症状が現れ、全身の衰弱を引き起こす。
血液凝固因子の欠損または機能異常により、出血が止まりにくい遺伝性の疾患である。主に男性に発症し、関節内出血や筋肉内出血を繰り返すことが特徴とされる。
血忌日は暦注の一つで、この日には出血を伴う行為や狩猟などを避けるべきとされる忌み日である。
敗血症とは、細菌などの病原体が血液中に侵入し、全身に広がることで引き起こされる重篤な感染症である。高熱を伴い、全身の炎症反応を生じる状態を指す。
脳の血管内に生じた血の塊が血流を妨げ、血管を閉塞させる疾患を指す。これにより意識障害や片麻痺などの神経症状が現れることがある。
脳の血管が破れ、脳実質内に血液が流出する疾患を指す。脳内出血とも呼ばれ、高血圧や動脈瘤の破裂などが主な原因となる。
熱い血潮がたぎるような情熱と強い意志を持ち、何事にもひたむきに取り組む男性を指す。正義感や理想に燃え、困難にもくじけない激しい気性を特徴とする。
ビタミンCの不足によって生じる疾患で、全身の倦怠感や貧血、歯肉からの出血、皮下出血などの症状を特徴とする。かつては長期間の航海で新鮮な野菜や果物を摂取できない船員に多く見られた。
脳溢血とは、脳内の血管が破れて出血する状態を指し、脳出血と同義である。
「泣血漣如」は、『易経』の「屯」の卦に見られる四字熟語で、涙が血のように流れ続けて止まない様子を表します。深い悲しみや苦悩に打ちひしがれ、涙が尽きることなく流れ続ける状態を、血の涙が連なって流れるという強い比喩で描写した表現です。
心の血が滴り落ちるほどに、あるいは心臓を吐き出すほどに、創作や事業に全精力を傾け、心血を注ぐことを意味する。
「椎心泣血」とは、胸を打ち叩き血の涙を流すほどに、深い悲しみや苦しみを表す四字熟語である。李陵の「答蘇武書」に由来し、心が砕かれるような痛切な悲嘆や、耐え難い悔恨の情を強調する表現として用いられる。
鮮血が滴り落ちる様子を表す。血がしたたり流れるさまを強調し、激しい流血の状況や、生々しい惨状を描写する際に用いられる。
血脈相承とは、血筋や家系が代々受け継がれていくことを意味する。特に、家督や伝統、技芸などが先祖から子孫へと連綿と伝えられていく様子を表す。
血脈貫通とは、身体中に血管が行き渡り、血の流れが滞りなく通じている様子を指す。転じて、文章や論理の構成が首尾一貫し、各部分が緊密に連携して全体として統一のとれていることを喩える表現である。
血気方剛とは、若さゆえに血気が盛んで、向こう見ずに勇み立つさまを指す。『論語』季氏篇に由来し、若者が経験不足から軽率な行動を取りがちな時期をいう。