その土地に古くから住みつき、生活や文化が深く根を下ろしている状態を指す。また、その土地に特有の風習や様式が長い年月をかけて形成され、定着していることにも用いられる。
巾着とは、布製の袋や財布で、口の部分に通した紐を引くことで開閉ができるものを指す。また、腰巾着の略として、有力者に密着して離れない人物を喩える表現にも用いられる。
ある物が他の物の表面にしっかりとくっつくことを指す。特に、離れにくい状態で密着する様子を表し、油汚れや塗料などが対象に固着する場合に用いられる。「附着」とも書く。
先に到着することを指し、特に順番待ちや数量限定の場面において、より早く到着した人やその順序を表す。
「合着」とは、上着と下着の間に着用する衣服を指す。また、季節の変わり目などに着る「合服」と同義であり、「間着」と表記されることもある。
延着とは、列車や飛行機、貨物などが定刻よりも遅れて到着することを指す。特に交通機関や輸送の遅延に対して用いられる表現である。
物事に動じず落ち着いている様子を指し、冷静な判断や態度を表す。また、液体中の微粒子が底に堆積する現象や、色素などが組織に定着することを意味する場合もある。
近着とは、荷物や郵便物などが最近到着した状態を指す。また、近い将来に到着することが確実視される場合にも用いられる表現である。
夜着とは、寝具の一種で、寝る際に掛けて使用する布団類を指す。特に、綿を厚く入れた着物のような形状のものをいい、冬期の防寒用として用いられる。
定着とは、ある物事がしっかりと根を下ろし、広く社会に受け入れられ確立されることを指す。また、写真の現像処理においては、感光材料から残存する感光性を除去する化学処理を意味する。
表着とは、衣服の最も外側に着用するものを指し、下着に対して上に着る衣類全般を意味する。上着と表記されることもある。
活着とは、さし木や移植を施した植物が新たな環境で根を張り、生育を続ける状態を指す。
発着とは、出発と到着の両方を指す語であり、特に交通機関において列車や航空機などが駅や空港を出る時と着く時の双方を総称する。時刻表などで用いられることが多い。
祝着とは、めでたい出来事を喜び祝うことを指す。特に、他人の慶事に対して心から祝福の気持ちを抱く様子を表し、慶賀の意を込めて用いられる表現である。
特定の異性に対して深く心を引かれ、その思いが離れずに強く慕う感情を指す。
ある物事に深く心を引かれ、それを手放すことができない状態を指す。また、そのような心のあり方そのものを表すこともある。
密着とは、物と物が隙間なくぴったりとくっついている状態を指す。また、写真技術においては、ネガを印画紙に直接重ねて原寸大で焼き付ける方法を意味する。
終着とは、列車やバスなどの交通機関が運行系統の最終地点に到着することを指す。また、その運行の終点となる駅や停留所を指して用いられることもある。対義語は始発である。
着服とは、本来は衣服を身につけることを意味するが、転じて金銭や物品をこっそりと盗み、不正に自分のものとする行為を指す。特に公金や他人の財産を横領する場合に用いられる。
着衣とは、衣服を身に付ける行為、あるいは身に付けている衣服そのものを指す。例えば、健康診断などの際に「着衣のままで結構です」などと用いられる。なお、「チャクエ」と読まれることもある。
着実とは、物事を確実に、手堅く進める様子を指す。揺るぎない足取りで一歩ずつ前進し、途中で躓いたり揺らいだりすることがない。地に足をつけた堅実さと、真面目で地道な努力が感じられる態度を表す。
衣服や装身具などを身体に付けることを指す。特に、ネクタイや帽子、手袋、装飾品など、身に着けて用いるものに対して用いられる表現である。
飛行機などの航空機が空中から地上に降りて、地面や水面に接触して停止するまでの一連の動作を指す。安全に飛行を終えるための最終段階として、滑走路などに機体を接地させることをいう。
衣服や装具などを身につけたり外したりすることを指し、また物を取り付けたり取り外したりする意味も含む。例えば着脱可能なブラインドや、着脱式の帽子が付いたコートなどの表現に用いられる。
着地とは、空中にあるものが地面や床面に降り立つことを指す。特に航空機が滑走路などに降りる着陸の意味で用いられるほか、体操やスキージャンプなどの競技において、跳躍や演技の最後に地面へと降り立つ動作を表す。また、物品が送り届けられる到着先を指して用いられることもある。
物事が順序よく滞りなく進行する様子を表す。計画や予定通りに物事がはかどるさまを指し、主に仕事や作業の進捗が順調であることを示す際に用いられる。
着丈とは、着物の襟元から裾までの長さを指す寸法で、身長に合わせて決められる。身丈とほぼ同義であり、着物の仕立てにおいて重要な基準となる。また、「きだけ」と読む場合もある。
裁着(たっつけ)は、袴の一種で、裾を膝の下でくくりつけて脚絆のように仕立てたものを指す。語源は「裁ち着け」の転訛とされる。江戸時代には旅装として用いられ、現代では相撲の呼び出しなどが着用する。
装着とは、身体に身につけたり、器具や付属品を取り付けることを指す。例えば、安全のためにヘルメットを頭に装着したり、車内でシートベルトを体に装着するような場合に用いられる。
煩悩を捨て去ることができず、特定の物事や対象に心が強く引きつけられ、執着することを指す。特に男女間の情愛に未練を残し、断ち切れない状態をいう。なお、「アイチャク」と読む場合は、この意味とは異なる。
特定の対象に対して心が強く引きつけられ、親しみや執着を感じて離れがたく思う気持ちを指す。長く慣れ親しんだものや場所に対して抱く、深い親愛の情や執着を表す。
漂流の末に陸地にたどり着くことを指す。特に、海流や風に乗って流された人や物が、偶然に海岸に到達する状況を表す。
横着とは、本来果たすべき義務や労力を怠り、楽な方へ流れる態度を指す。面倒なことを避け、手を抜こうとする性質や行為を表し、怠惰で無精な様子を意味する。
胴着とは、上着の下に直接身につける袖のない防寒用の衣類を指し、チョッキに類するものである。また、剣道において胴を保護するために用いる防具の名称でもある。
貪着とは、物事に対して深く執着し、むさぼり求めることを指す。特に仏教用語として、欲望や対象への強い愛着を表し、煩悩の一つとされる。
間着とは、上着と肌着の中間に着用する衣服を指す。また、春から夏、秋から冬へと移り変わる季節の間に着る衣服のことも意味し、気候の変化に対応するための衣類として用いられる。表記としては「合着」と書く場合もある。
「捫着」は、手で物をひねり回すことを指す。また、物事がもつれたり、人間関係で争いが生じる状態を表し、紛争やもめごとの意味でも用いられる。例えば「ひと捫着あった」のように使う。表記は「捫著・悶着・悶著」とも書かれ、「モンジャク」と読む場合もある。
袴着とは、かつて男児が初めて袴を着用する際に行われた儀式を指す。多くは三歳の時に行われたが、後に五歳や七歳で行う場合もあった。この通過儀礼は「着袴」とも呼ばれ、主に冬の季語としても用いられる。
逢着とは、偶然に出会うこと、あるいは思いがけず直面することを指す。主に好ましくない事態や出来事に遭遇する場合に用いられ、「災難に逢着する」などの形で使われる。漢字表記としては「逢著」と書くこともある。
撞着とは、物が他の物にぶつかることを指す。また、前後の言動や論理が食い違い、矛盾している状態を表す。撞著とも書く。
膠着とは、膠で貼り付けたようにしっかりと付着することを指す。また、物事の状態が固定し、進展や動きが見られない状況を表す際にも用いられる。例えば、議論や手続きが停滞して先に進まない状態を「膠着状態」などと表現する。表記としては「膠著」と書くこともある。
纏着とは、物が他の物に絡みついたり、まとわりついたりすることを指す。特に、紐状のものや柔らかいものが、対象に巻き付くように密着する状態を表す。
不時着とは、航空機が故障や事故などの緊急事態により、予定されていない場所や時刻にやむを得ず着陸することを指す。
宇宙船や探査機などの飛行体が、衝撃を最小限に抑えながら緩やかに接地することを指す。特に、大気圏突入や天体への降下において、機体や搭載機器を損傷させずに安全に着陸させる技術を意味する。
無頓着とは、物事に対して注意を払わず、関心や気遣いが薄い様子を指す。特に、身なりや周囲の状況などに対し、全く意に介さない態度を表す。
着衣始とは、江戸時代の正月三が日のうちに吉日を選び、新年に初めて新しい衣服を着用する行事、またはその儀式を指す。
腰に下げて携行する布や革製の小物入れを指す。また、転じて、常に権力者や目上の人物に付き従い、離れようとしない者を喩える表現としても用いられる。
衣更着は陰暦二月の異称で、春先の寒さが残る時期に衣類を重ねて着る習慣に由来する。漢字表記としては「如月」や「更衣」も用いられる。
割烹着とは、主に調理や家事を行う際に衣服の上から着用する作業衣の一種である。袖が付いており、前身頃を覆うようにして着用する。汚れやほこりから衣服を保護する役割を果たす。
着茣蓙は、茣蓙(ござ)で作られた合羽(カッパ)の一種で、主に旅や登山の際に用いられた。夏期の防雨具として使用されたものである。
磯巾着は、イソギンチャク目に属する腔腸動物の総称である。浅海の岩などに付着して生活し、柔らかな円筒形の体をもつ。周囲に広げた花弁のような触手で獲物を捕らえ、体内に包み込む。刺激を受けると触手を引っ込めて縮む様子が、巾着の口を絞った形に似ていることからこの名がある。
物事の前後の辻褄が合わず、互いに食い違っている状態を指す四字熟語。撞着は突き当たる意から転じて矛盾の意味を表し、論理や主張が自己撞着し整合性を欠く様をいう。故事は『韓非子』「難一」に由来する。
大処着墨とは、絵画や文章を作成する際に、まず最も重要な部分から筆を入れることを指す。転じて、物事を行うにあたって、核心となる要点を最初に押さえて着手するという意味を表す。
自家撞着とは、同一人物の発言や主張が前後で矛盾し、整合性を欠く状態を指す四字熟語である。「自家」は自己を、「撞着」は衝突や矛盾を意味し、自己の言説が内包する不整合を表現する。