上代とは、遠い昔の時代を指すとともに、日本文学史における時代区分の一つとして用いられる。後者の場合、主に奈良時代を中心とした時期を指し、この時代に成立した文学作品や言語を研究する上で重要な概念である。
万代とは、限りなく続く長い年月を指し、世々代々変わらずに続く永遠の時間を意味する。永久や万世と同義で、未来永劫にわたる悠久の概念を表す語である。
千代とは千年という長い年月を指し、転じて非常に長い時間や永遠を意味する。千歳と同義で、悠久の時を象徴する表現として用いられる。
手代とは、商家において主人の代理を務める者、あるいは番頭と丁稚の中間に位置する使用人を指す。
月代とは、平安時代に成人男子が冠をかぶる際に額の生え際を半月形に剃り落とした部分を指し、江戸時代には額から頭頂部にかけて髪を剃り落とした風習、あるいはその剃り落とした部分を指す語である。
代物とは、売買の対象となる品物や商品を指す。また、ある評価や見方に基づいて捉えられた人や物事を表す場合にも用いられる。
代案とは、ある提案や計画に代わる別の案を指す。既存の案に対して問題点や不都合が生じた場合に、それに取って代わる可能性のある選択肢として提示されるものである。
代書とは、本人に代わって文書を作成する行為、またはその職業を指す。特に役所への提出書類など、正式な手続きに必要な書面を依頼者に代わって作成することを意味し、またその業務を専門とする者を指して用いられることもある。
本人に代わってその氏名を記す行為、またはそのようにして記された署名を指す。
代官とは、室町時代には守護や地頭に代わってその職務を遂行する者を指し、江戸時代には幕府の直轄地(天領)や諸藩において、年貢の徴収をはじめとする民政一般を担当した地方行政官を指す歴史用語である。
休日に出勤した場合や、通常の勤務時間外に業務を行った際に、その代償として取得する休暇を指す。
数の代わりに文字や記号を用いて、数の性質や計算の法則を研究する数学の一分野である代数学の略称。
本人に代わって、その人の職務や役割、あるいは特定の行為を引き受けて行うことを指す。例えば、引っ越しの作業を代わりに行うサービス業などがこれに当たる。
あるものを他のものに代えること。また、その代わりとなるもの。
本人に代わってその役割や任務を果たす人のことを指す。代理人としての立場を表し、特定の用件や業務を代行する場合に用いられる。
本人に代わって作品を作成すること、あるいはそのようにして作られた作品を指す。特に芸術や文学の分野において、他者の依頼を受けて創作を行う行為やその成果を意味する。
本人に代わって手紙や文書を書く行為を指し、代書ともいう。特に、本人が書くべきものを他の者が筆を執る場合に用いられ、自筆や直筆の対義語として位置づけられる。
本人に代わって神社や寺院を参拝する行為、またその役目を担う人を指す。特に、病気や遠方などの理由で直接参拝できない場合に、依頼を受けた者が代理で祈願やお礼参りを行うことをいう。
代田とは、代搔きを終えて田植えの準備が整った状態の田を指す。水を張り、土を均し、苗を植えるのに適した状態となった水田のことで、主に田植え前の初夏の時期の様子を表す語である。
代弁とは、ある人物に代わって意見や主張を述べることを指す。また、その人物に代わって金銭の弁償や損害の補填を行う意味や、代わりに物事を取り扱い処理するという意味でも用いられる。
本来その役を担うべき人物に代わって、その役目を務めることを指し、またその役を引き受ける人物そのものを意味する。
本来のものの代わりとして用いること。また、その代わりに用いるもの。
末代とは、ある家系や王朝の最後の世代を指すとともに、人が亡くなった後の世、すなわち後世を意味する。
玉代とは、芸者や遊女などと遊興する際に支払う代金のことを指す。花代と同義であり、主に料亭や遊郭などでの遊びの対価として用いられる言葉である。
ある役割や位置から別の者と入れ替わること。また、複数の者が順番に役割をかわり合うことを指す。スポーツでは選手の入れ替え、職場では勤務時間の受け渡しなど、様々な場面で用いられる。
世間に広くその名が知れ渡っていること、あるいは名声が高いことを指す。ただし「みょうだい」と読む場合は別の意味となる。
目上の人物に代わって公の場に臨むことを指し、またその役目を担う人をも意味する。読みは「ミョウダイ」であり、「なだい」と読む場合は別の語義となる。
舌代とは、口頭での挨拶に代えて用いる簡潔な書面による挨拶文を指す。
「希代」は「希世」と同じく、世にもまれなほど優れていることを指す。また、非常に奇妙で世にも不思議な様子を表す際にも用いられ、「希代なことを言う」などのように使われる。「キダイ」とも読む。「稀代」はその書き換え字である。
芸者や遊女を呼んで遊興する際に支払う金銭を指す。花柳界で用いられる言葉で、揚げ代や玉代とも呼ばれる。
身代とは、個人あるいは一家の財産の総体を指す。また「みのしろ」と読む場合は、人質の解放を条件として要求される金銭、あるいは人身売買の代金を意味する。
足代とは、交通機関を利用する際に支払う運賃や料金を指す。主に公共交通機関やタクシーなどの移動手段にかかる費用を意味し、特に出張や業務上の移動などで用いられることが多い。
稲の苗を育てるために種籾を播き、田植えまでの間生育させる専用の水田を指す。
城代とは、城主に代わって城の守備や政務を統括する役職を指す。特に江戸時代においては、徳川幕府の職制として特定の城の警備を担当する役人を意味し、また城を持つ大名の留守中にその政務を代行する家老(城代家老)の略称としても用いられた。
茶店などで一服する際に支払う茶や席の料金を指す。また、旅館や飲食店において、宿泊料や飲食代とは別にサービスへの謝礼として渡す心付けの金銭を意味することもある。
祖先から子孫へと代々受け継がれてきたこと。また、そのようにして伝えられてきた品々を指す。
累代とは、同じ家系や組織などにおいて、世代を重ねて続いてきたことを指す。長い年月にわたり代々受け継がれてきた歴史や伝統を含意し、「累代の墓」のように先祖代々の墓を表す場合にも用いられる。累世とほぼ同義である。
雪代とは、春の訪れとともに積雪が融解し、その水が河川や海へと一気に流れ込む現象、あるいはその水そのものを指す。雪解け水が野原を潤し、水量を増した川が勢いよく流れる様子を表す語であり、雪代水とも呼ばれる。
総代とは、ある集団や組織の全員を代表する立場、あるいはその役割を担う人物を指す。例えば、卒業式において卒業生全員を代表して答辞を述べる者がこれに当たる。
譜代とは、代々にわたって同じ主家に臣下として仕えることを指す。特に江戸時代においては、関ヶ原の戦い以前から徳川氏に仕えていた武士を指し、外様と区別される家柄を表す。
天皇や皇帝、王などの君主が国を治めている期間を指す語で、その統治時代そのものを意味する。特に先代の君主の治世を「先帝の御代」などと表現する。
網代とは、冬期に河川に竹や木を網状に組んで魚を捕獲する漁具を指す。また、竹や檜などを薄く削り、筵のように編んだ加工品のこともいう。
代赭とは、赤鉄鉱を原料とする赤褐色の天然顔料を指す。また、その顔料が呈する、茶みを帯びた赤褐色、すなわち代赭色そのものを意味することもある。
稀代とは、世にもまれで並ぶものがないほど優れていること、あるいは世にもまれなほどひどいことを指す。
裘代は、法皇や門跡、あるいは参議以上の位にある出家者が参内する際に着用する僧衣の一種である。俗世の貴族が着る直衣に相当する礼装であり、特別な儀式の場で用いられる。
糊代とは、紙や布などの材料を貼り合わせる際に、糊や接着剤を塗布するために予め設けられた余白部分を指します。
千代紙とは、多様な文様を色鮮やかに刷り込んだ装飾紙のことで、折り紙遊びや人形の製作、小箱の装飾などに用いられる。
国民から選挙で選ばれ、その意思を代表して国政の審議に携わる者を指す。特に衆議院議員を指して用いられる通称であり、参議院議員に対しては通常この呼称を用いない。
地質年代区分の一つで、先カンブリア時代に続き、約五億七千万年前から約二億二千五百万年前までの期間を指す。この時代には、三葉虫やサンゴ、初期の魚類など、多様な生物が海洋を中心に繁栄し、陸上植物の出現も見られた。
御戸代とは、神事において神に供える稲を栽培するために設けられた田のことを指します。神饌としての米を生産する神聖な水田であり、神社に付属する場合が多く、神田とも呼ばれます。
春に燕が渡ってくると雁は去り、秋に雁が戻ってくると燕は去っていく。渡り鳥の往来によって季節の移り変わりを捉えた表現で、『淮南子』に由来する。
越俎代庖とは、他人の職務や役割を越えて、本来その人がすべきことを代わりに行うことを指す。古代中国の故事に由来し、自分の分を超えて出過ぎた行動をとるたとえとして用いられる。
人の一生のうちでただ一度しかないことを指す。特に、役者などが生涯を通じて一度だけ披露する特別な芸や、人生で一度きりの大切な機会を表す際に用いられる。
万劫末代とは、仏教の「劫」という極めて長い時間の単位に基づき、途方もなく長い未来の時代を指す四字熟語である。万劫は無数の劫を意味し、末代は後の世を表す。合わせて、永久に続く未来、すなわち永遠の後世という意味を成す。
万代不易とは、永久に変わらないありさまを表す四字熟語である。万代は永遠の時を意味し、不易は不変であることを示す。すなわち、未来永劫にわたって変わることのない状態や、揺るぎない根本の道理を指す。
長者三代とは、財産を築いた初代の苦労を経て、二代目はその遺風を守るものの、三代目に至ると贅沢に流れ、ついに家産を傾けてしまうことを指す。富裕な家系は三代続かないという教訓を表す四字熟語である。