万死とは、ほとんど助かる見込みのない危険な状態を指す。また、そのような状況を承知の上で命を捨てる覚悟を意味し、重い罪に対しては命を幾つ投げ出しても償い切れないという表現に用いられる。
重い物や強い力で押しつぶされることによって死亡すること。特に、倒壊した建造物の下敷きになったり、群衆に巻き込まれたりするような状況で用いられる。
死を覚悟して全力を尽くすさまを表し、切迫した状況で懸命に物事に当たる様子を指す。また、将棋において、次の一手で相手の玉将が詰む状態に追い込み、受け手を限定する攻めの手筋を意味し、この場合は「必至」と表記することもある。
意識を失い呼吸も停止しているが、生命活動はわずかに維持されている状態を指す。外見上は死んでいるように見えるが、適切な処置によって蘇生する可能性がある。
刑死とは、死刑などの刑罰によって生命を絶たれることを指す。特に司法手続きに基づく処刑による死を意味し、冤罪など不当な理由で刑が執行される場合にも用いられる。
死んだ子供を指す語。また、生まれる前に亡くなった子供をいうこともある。
死守とは、自らの命を懸けてまで守り抜くことを指す。絶対に譲れないものや場所を、あらゆる手段を尽くして守り通す様子を表す。
死骸とは、生命を失った生物の体を指す言葉で、特に人間の亡くなった身体を表す際に用いられます。同義語として「死体」や「しかばね」があり、「屍骸」と表記されることもあります。
死所とは、死にがいのある場所を指し、特に名誉ある死に場所を得ることを意味する。また、人が実際に亡くなった場所を表す場合もある。
死期とは、生命が終わる時を指す。また、覚悟を決めて命を捧げるべき時機を意味することもある。「しご」と読む場合もある。
死相とは、人が亡くなった直後の顔つきや表情を指す。また、人相学において、近い将来に死が訪れることを示すとされる顔の特徴や様子を意味する。
死刑とは、重大な犯罪を犯した者に対して、その生命を奪うことによって行われる最も厳しい刑罰を指す。
死蔵とは、有用な物を活用せずにしまい込んだままにしておくことを指す。特に、価値のある品や資源を有効に利用しないで保管している状態をいう。
生命活動を停止した人間や動物の身体を指す語。生物としての機能を失った肉体そのものを表し、屍体と同義である。
死地とは、文字通り死を迎える場所を指すとともに、生命の危険にさらされる極めて危険な状況や、逃れ難い窮地を意味する。戦場や絶体絶命の危機に立たされた状態を表し、死を覚悟して臨まねばならないような場面にも用いられる。
生物や種族などが死に絶え、この世から消え去ること。また、そのようにして滅びること。
死んであの世へ赴くことを指す。特に、死後の世界への旅立ちや、その途上にあるとされる険しい山を意味する語として用いられる。
死者の霊魂を指す語であり、特に無念を抱えてこの世に留まる怨霊の意で用いられることが多い。生霊に対する概念である。
死にものぐるいの覚悟で臨む激しい戦いを指し、勝敗や生死をかけた極限の闘いを意味する。
死口とは、口寄せの一種であり、巫女に死霊が憑依して語りかける現象、またはその際に発せられる言葉を指す。生口(生きている者の口を通じた託宣)と対をなす概念である。
死力とは、生死の境に立たされたような極限の状況で発揮される、ありったけの力を指す。命を懸けて物事に取り組む際の、最後の最後まで振り絞るような力のことをいう。
死んだ人のことを指し、死者や亡くなった人を意味する。特に過去の災害や戦争などで命を落とした人々について言及する際に用いられる表現である。
死物とは、生命を失ったもの、あるいは役に立たなくなったものを指す。かつて機能していたものがその働きを停止し、もはや用をなさない状態を表す。
死別とは、親しい人や家族が死亡することによって別れることを指す。特に配偶者や近親者との永遠の別れを意味し、生き別れとは異なる。
死没とは、人が命を失うことを指す語である。特に文書や記録において、人の死亡を表す際に用いられる。
死を覚悟して事に当たること。命を懸けた行動や覚悟を指し、必死の心境で臨む様を表す。
今にも命が尽きようとしている状態を指す。死が目前に迫り、息も絶え絶えな様子を表す。
怪死とは、死因が不明瞭で不審な状況下における死亡を指し、変死と同義である。事件性が疑われる場合に用いられ、その解明が求められる。
変死とは、通常の病死や老衰などとは異なり、事故や災害、自殺、他殺など不自然な状況によって生命を失うことを指す。
昧死とは、死を覚悟の上で君主に対して真実を率直に申し上げることを指す。中国において、臣下が君主に意見を上奏する文書の冒頭などに用いられた語である。
死をもたらすこと。生命を奪う結果を引き起こすことを指し、特に過失致死罪などの法律用語において、人の死亡を招いた行為を表現する際に用いられる。
極度の寒冷にさらされた結果、体温が低下して生命活動が停止し、死亡することを指す。特に冬季の厳しい寒さによって引き起こされることが多い。
徒死とは、無意味に命を落とすことを指し、特に価値ある成果もなく、あるいは避けられたはずの状況で死に至る様をいう。犬死にとも表現される。
殉死とは、主君や主人が亡くなった後に、その家臣や従者が後を追って自尽することを指す。特に封建時代の武士社会において、忠誠の極致として行われることがあった。
無駄に命を落とすことを指し、特に戦場や無意味な争いなどで価値のない死に方をした場合に用いられる。犬死にや徒死と同義で、その死が何ら益をもたらさず、惜しまれるべき結末であることを示す。
むごたらしい状況で命を落とすこと。また、そのような死に方や死に様を指す。
愛し合う男女が、世間の事情や周囲の反対などによって結ばれない状況に追い込まれ、互いの合意のもとに共に命を絶つこと。
溺死とは、水中で呼吸ができなくなり、窒息して命を絶つことを指す。特に、水に沈んだり流されたりして死亡する状況を表す語である。
頓死とは、予期せぬ状況で突然に命を絶つことを指し、特に前触れもなくあっけなく亡くなる様を表す。旅先など日常とかけ離れた場所で起こることも含め、急死や急逝と同義である。
獄死とは、刑務所や拘置所などの矯正施設において、服役中または拘禁中に死亡することを指す。特に裁判の過程や刑の執行中に施設内で命を落とす場合に用いられる表現であり、「獄中死」や「牢死」とも言い換えられる。
高いところから落下して死亡すること。主に墜落事故による死亡を指し、スカイダイビングや高所作業中の事故などで用いられる表現である。
横死とは、事故や災害など予期せぬ出来事によって、思いがけず命を落とすことを指す。
生活に困窮し、病苦に苛まれるなどして、極めて苦しい状態のまま命を絶つこと。
餓死とは、食物の摂取が絶たれた結果、飢えによって生命を失うことを指す。特に極度の栄養不足が長期間続いた末に死に至る状態をいう。
夭死とは、若くして命を終えることを指し、夭折と同義である。特に将来を期待される年齢で亡くなることを意味し、夭逝とも表現される。
自らの首を刃物で切り、死に至ること。特に、自害の一形態として行われるものを指す。
死んだ人の体を指す語で、主に生命を失った後の肉体を表す。特に無生命となった人体を指して用いられ、時に無残な状態や放置された状態を連想させる文脈で使われることもある。
牢死とは、牢獄に収監されている間に死亡することを指す。獄中での病死や事故死など、拘禁状態下で命を落とす状況を広く含む表現である。
災難に遭ったり殺害されたりして、本来の寿命を全うせずに死ぬことを指す。非業の死を意味し、無念な最期を遂げる様を表す。「横死」とも書く。
窒息や苦痛によってもがき苦しみながら死ぬことを指す。特に空気の不足や圧迫などにより呼吸が妨げられ、苦悶のうちに絶命する状態をいう。
恥ずかしさのあまり死にたくなること、またそのような心境を指す。強い羞恥心や自責の念に駆られ、生きているのが耐えがたいほどに感じられる状態を表す。
恥ずかしさのあまり死にたくなるほど深く恥じ入ること。また、そのような思いに駆られて実際に命を絶つことを指す。
主君や目上の者に対して、死を覚悟して忠告や諫言を行うことを指す。また、実際に死をもって諫める行為そのものを意味する。
斃死とは、倒れ伏したまま息絶えることを指す。特に飢えや過労などによって力尽き、地面に倒れ込んで死に至る様を表し、斃仆と同義である。
瀕死とは、生命の危機が極めて切迫し、今にも死に至りそうな状態を指す。重篤な傷病や危険な状況において、生命維持が困難な限界に近い様子を表す。
不死鳥は、エジプト神話に伝わる霊鳥で、数百年の寿命を終えると自ら炎に身を投じ、その灰の中から再び若返って蘇るとされる。この伝説に由来し、一度は滅びたものが再び力強く復活する様子の比喩としても用いられる。フェニックスの別称を持つ。
安楽死とは、不治の病などで死期が迫り、回復の見込みがない患者の苦痛を除去し、穏やかな死を迎えさせようとする行為を指す。
死装束とは、死者に着せる白い衣装を指す。また、切腹の際に用いる白色の装束のこともいう。
致死量とは、人や動物が摂取した場合に死に至る薬物や毒物の量を指す。通常、実験などに基づいて定められる限界量であり、これを超えると生命に危険が及ぶとされる。
ペスト菌の感染によって引き起こされる感染症で、ネズミに寄生するノミを媒介として伝播する。高熱を伴い、皮下出血により全身に黒い斑点が生じることからこの名がある。致死率が非常に高い特徴を持つ。
九死一生とは、ほとんど死ぬほどの危険な状況からかろうじて命拾いすることを意味する四字熟語である。また、命を懸けて必死に物事に取り組む覚悟を表す場合にも用いられる。語源は中国の『楚辞』にあり、「九死」は十中八九死に至る可能性が高いことを示し、通常は「九死に一生を得る」という形で使われる。
一死報国とは、自らの命を顧みずに国家のために尽くすことを意味する。一命を捨てて国恩に報いる覚悟を示す表現であり、国家への忠誠と献身を極限まで示す姿勢を表す。
遊生夢死とは、人生を遊びと享楽に明け暮れ、真剣に生きることをせずに、夢の中にいるかのように無為に過ごすことを意味する。
不老不死とは、年をとることなく、また死ぬこともない状態を指す四字熟語である。永遠の若さと生命を保ち、不死身であるという意味で、古代中国の思想や伝説に由来する概念である。
豹死留皮とは、豹は死んでも美しい毛皮を残すことから、人は死後に名声や功績を後世に残すべきだという教えを表す四字熟語である。『新五代史』王彦章伝に由来し、立派な人物はその生涯を通じて後世に語り継がれるような業績を残すものだという意味を込めている。