小異とは、比較対象となるものの間に見られるわずかな差異を指す。全体としては大きな共通点がある中で、細部に認められる些細な違いを表す際に用いられ、「大同小異」という成句で示されるように、大筋では同じであることを前提としている。
地異とは、地震や台風、洪水など、大地に生じる自然の異変を指す語である。天変地異と併せて用いられることも多く、地上における異常な自然現象全般を意味する。
変異とは、通常とは異なる事象や変化を指し、特に自然界における地殻変動などの異常な現象を意味する。また、生物学においては同種の生物個体間に見られる形態や性質の差異、あるいはそのような差異が生じる過程を表し、突然変異によって現れる新たな形質などがこれに当たる。
他とは異なる独特の性質や特徴を持つこと。また、特に優れた点や際立った能力を有することを指す。
異観とは、普通とは異なる珍しい眺めや景色を指し、日常では見られないような特異な情景が広がっている様子を表す。
異なる意味を持つこと。また、同じ語形でありながら互いに異なる意味内容を有することを指す。例えば同音異義語のように、発音は同じであるが意味の異なる語の関係をいう。
自分の信仰する宗教とは異なる宗教を指す。特にキリスト教の立場から、キリスト教以外の宗教を指して用いられることが多い。
故郷を遠く離れた土地、あるいは外国を指す。自らの生まれ育った場所とは異なる地域を意味し、時に孤独や懐かしさの感情を伴う。
普通とは異なり、他にほとんど例がないこと。通常の枠組みや慣例から外れた珍しい事柄を指す。
他とは異なる際立った特徴や様子を指し、特に優れた才能や個性が周囲から注目を集める際に用いられる。
異姓とは、互いに異なる名字を持つことを指す。血縁関係のない者同士や、同じ氏族に属さない者同士の名字の違いを表す語である。
異性とは、男女や雌雄のように性別が異なることを指す。また、男性にとっての女性、女性にとっての男性という、互いに対になる性別を指して用いられることもある。さらに、性質や種類が異なるもの一般を表す場合もあるが、これに対して同じ性質を持つものは同性と呼ばれる。
普通とは異なる不快なにおいを指し、悪臭や変なにおいと同義で用いられる。
一般に受け入れられている説に対して、異なる内容や解釈を主張する説を指す。通説や定説とは別の見解を唱える場合に用いられる。
異称とは、ある事物や人物に対して、本来の名称とは異なる別の呼び名のことを指します。別称や異名とも言い、特定の文脈や観点から付けられた名称を表します。
異存とは、ある意見や決定に対して持つ異なる考えや反対の意見を指す。特に、賛成できない点や不服に思うことを表明する際に用いられ、否定形の「異存はない」という表現で同意や承諾を示すことが多い。
異心とは、本来忠誠を尽くすべき相手に対して抱く裏切りや背信の意志を指す。心の中に他への思惑を秘め、密かに主君や約束を破ろうとする心の動きを表す。
ある社会や時代において正統と認められる思想・学説・宗教などから外れていること。また、そのような説や立場を指す。正統派からは邪道や外道と見なされることが多い。
異土とは、自国を離れた他国の土地、すなわち外国を指す。また、より広くは、故郷や慣れ親しんだ土地ではない、見知らぬ土地や異郷という意味でも用いられる。
異人とは、主に外国人、特に西洋人を指す言葉である。また、同じ名前を持つ別人を表す場合にも用いられる。
異同とは、二つ以上の事物の間にある相違点を指す語である。「同」の字は特に意味を持たず、主に「異」の意味を強調するために添えられる。例えば、異なる種類の生物や物事を比較する際に、その違いを考察する場合に用いられる。
これまでに例を見ない珍しい事柄、あるいは通常とは異なる状態を指す。
異動とは、職務上の配置や所属、地位などが変更されることを指す。また、居住地や連絡先が変わる場合にも用いられる。組織内での人事の移動や、住所の変更といった意味合いで広く使われる語である。
異聞とは、世間ではあまり知られていない珍しい話や、普通とは異なる風変わりな出来事を指す。また、人づてに伝わる噂や、公式な記録には残されていない逸話といった意味合いも含まれる。
異変とは、通常の状態から変化が生じることを指し、特に予期せぬ異常な事態や、日常とは異なる出来事が起こる場合に用いられる。
同一の書物から派生したものでありながら、写本の過程で生じた異同を含む版本を指す。また、珍しい書物や稀覯本を意味する場合もある。
普通とは異なり、どこか不自然で気味が悪い様子を表す。
驚異とは、通常の範囲をはるかに超えた出来事や現象に接した時に感じる、強い驚きや不思議さを指す。また、そのような並外れた事象そのものを意味することもある。
奇異荒唐とは、あまりにも風変わりで常識を外れており、道理に合わないことを指す。現実離れした奇妙さや、荒唐無稽な様子を表す四字熟語である。
異類中行とは、仏が衆生を救済するために、あえて迷いの世界である俗世に身を置くことを指す。また、禅僧が修行者を導く際に、相手の機根に応じて様々な方便を用いることも意味する。本来の「異類」は全く別の種類のものを指し、「異類の中を行く」という原義に基づく仏教用語である。
異類異形とは、通常の姿形とは異なるもの、あるいはこの世のものとは思えない怪しい姿をしたものを指す四字熟語である。異類は人間以外の鬼神や鳥獣を、異形は普通とは異なる不思議な形状を意味し、合わせて化け物や妖怪の類を表現する語として用いられる。
異聞奇譚とは、世にも珍しく、並外れて奇妙な出来事や伝承を語った物語を指す四字熟語である。通常の話とは一線を画すような、風変わりで不可思議な内容を特徴とする。
異国情調とは、自国とは異なる外国の風物や文化に感じられる独特の趣や雰囲気を指す。遠い国々への憧れや未知なるものへの興味をかき立てる、エキゾチックな味わいを表現する語である。