入相とは、日が沈み暮色が迫る時刻を指す。また、その時刻に寺院で鳴らされる鐘、すなわち入相の鐘を略して呼ぶこともある。
入梅(ついり)は、梅雨の時期に入ることを指す語で、「入梅(にゅうばい)」と同義である。これは「つゆいり」が転じたものとされ、主に夏の季節の変わり目を表す言葉として用いられる。
商品が店舗や市場などに届き、販売可能な状態になること。特に、新たに仕入れた品物が到着した状況を指す。
特定の宗教を信仰するようになること。また、その宗教の信者として正式に受け入れられることを指す。
「入用」は「入り用」と同じく、何かが必要である状態を表す。特に金銭や物品が不足して、それを補う必要がある場合に用いられる。
国務大臣に任命され、内閣の一員として加わることを指す。
結婚や養子縁組などの手続きにより、相手方の戸籍に名前を記載すること。また、その手続き自体を指すこともある。
入居とは、新たに住居に入り、そこに居住することを指す。特に新築や新たに借りた家などに移り住む場合に用いられる表現である。
入選とは、応募した作品や人物などが審査を経て選ばれ、その対象となる集団やリストに加わることを指す。例えば、公募展に出品した絵画が審査に合格して展示作品に選ばれる場合などに用いられる。
人が会場や家などを訪れ、中へと入ってくることを指す。来訪の意を表し、「お客さまがご入来です」などのように用いられる。また、「ジュライ」と読む場合もある。
入漁とは、他の共同体や他国が占有権を持つ特定の漁場に、許可を得て入り漁業を行うことを指す。通常は入漁料を支払うことで行われる。
入超とは、一定期間における一国の輸入総額が輸出総額を上回る状態を指し、輸入超過の略称として用いられる。貿易収支において赤字を示す状況を表す。
細部に至るまで注意深く配慮が行き届いている様子を表す。物事を丹念に扱い、手落ちのないよう心を配るさま。
入魂とは、ある物事に対して全精神を傾け込むことを指し、特にスポーツなどで一球に全力を込めるような場面で用いられる。また、仏像などの造形物に魂を吹き込む儀式を意味することもあり、この場合は「入魂式」などの形で使われる。読みは「ニュウコン」であり、「ジッコン」と読む場合は別の意味となる。
入費とは、ある事柄を行う際に必要となる費用のことを指し、特に事業や活動の遂行に要する経費を意味する。
入札とは、請負や売買などにおいて、契約を希望する複数の競争者がそれぞれ見積価格や条件を提示し、発注者や売り手が最も有利な提案を選んで契約を結ぶ競争方式を指す。
旧民法において、戸主である女性と婚姻し、その家に入ることを指す。また、そのような立場にある夫のこともいう。いりむこと同義である。
入寂とは、仏教において高僧や聖者がこの世を去り、涅槃の境地に入ることを指す言葉である。特に、修行を積み悟りを開いた者が、穏やかに死を迎え、寂静の世界に帰入する様を表す。入滅や入定と同義に用いられる。
入定とは、精神を集中させて無心の境地に入ることを指し、特に禅定に入る状態をいう。また、転じて、僧侶が入滅・入寂する、すなわちこの世を去り涅槃に入ることを意味する場合もある。
仏教において、聖者や高僧がこの世での寿命を終え、完全な悟りの境地である涅槃に入ることを指す。特に釈迦の死を表す際に用いられ、一般の人の死とは区別される尊厳のある表現である。
入植とは、新たな土地に移り住み、その地に定着して生活を営むことを指す。特に、未開の地域や植民地などに人々が入り、開拓や定住を行う場合に用いられる。
勤労や事業などの活動によって得られる金銭や物品を指す。個人や組織が経済活動を通じて獲得する金品の総称であり、支出に対応する概念である。
乱入とは、無理矢理に押し入ることや、秩序を乱して入り込むことを指す。特に、許可なく突然、あるいは乱暴に侵入する様子を表し、暴漢の侵入などの文脈で用いられる。表記としては「濫入」と書くこともある。
投入とは、物を投げ入れる行為を指す。また、資本や人員、時間などの資源を特定の対象や事業に注ぎ込むことも意味する。
参入とは、新たに特定の分野や市場、組織などに加わり、その一員となることを指す。特に、企業が新規事業に進出したり、異業種からの進出を表す経済用語として用いられることが多い。また、古くは身分の高い人のもとへ伺うことを意味した。
勢いよく中に入り込むこと。特に、戦闘や争議行為など、困難や危険を伴う状態や局面に踏み込むことを指す。
許可なく、あるいは不法に他人の領域や建物などに入り込むことを指す。特に、立ち入りが禁止されている場所に無理に入り込む場合に用いられる。
封入とは、物を袋や容器などの中に入れ、その口をしっかりと閉じて外部と遮断することを指す。例えば、封筒に書類を入れて封をしたり、電球内に特定のガスを閉じ込めたりする場合に用いられる表現である。
あるものの中に他のものを差し込むこと、または間に挟み込むことを指す。例えば、文章の中に注釈を加えたり、印刷物に申込用紙を挟み込んだりする場合に用いられる。
水が内部に入り込むこと。特に、大雨や洪水などによって水が建物や土地などに流れ込む状態を指す。
流入とは、液体などが外部から内部へと流れ込むことを指す。また、より広く、資本や人材、情報などが他の地域や分野から入り込む状況にも用いられる。対義語は流出である。
金品を指定された場所や機関に納め入れることを指す。特に、義務として定められた金銭や物品を、所定の手続きに従って収める場合に用いられる。
貫入とは、物が内部まで深く突き通ることを指す。地質学においては、マグマが地層の隙間に入り込む現象を意味する。また、陶磁器の表面に生じる細かいひび割れを指す場合もあり、この意味では「貫乳」と表記することもある。
他の地域から移り住み、その地域の住民となることを指す。また、他の学校から転校して入学する場合にも用いられる。
ある場所や区域の中へ進んで入ること。特に、立ち入りが制限されている場所や、本来入るべきでない領域に踏み込む行為を指す。
海岸線が弓状に陸地へと食い込んでいる状態を指し、またそのような地形そのものを表す。もともと「彎入」と書かれたものを書き換えた語である。
物品を外部から内部へ運び込むことを指す。特に、家具や荷物などを建物内や指定の場所に運び入れる場合に用いられる。
新しく入ること。また、その人を指す。特に組織や団体に新たに加入した者をいう。
歳入とは、国や地方公共団体などが一会計年度において得るすべての収入を指す。租税収入や公債金、その他の収益を含み、これに対応する支出は歳出と呼ばれる。
摘入(つみれ)は、すり身にした魚肉に卵や小麦粉などのつなぎを加えて練り合わせ、手や器具で少しずつ摘み取って熱湯で茹でた食品である。語源は「つみいれ」が転じたもので、「抓入」と表記されることもある。例えば、いわしの摘入汁などに用いられる。
計算の対象として加えること。ある数量や範囲の中に含めて数えることを指す。
導入とは、新たな事物や仕組みを外部から取り入れて活用することを指し、例えば新しい技術や制度の採用などがこれに当たる。また、話や文章において本題に入る前に背景や動機を説明し、聞き手や読み手の理解を促す前置きの部分も導入と呼ばれる。
潜入とは、他者に気づかれないようにひそかにその場所や組織などに入り込むことを指す。特に敵地や対象となる集団に紛れ込み、情報収集や調査を行う際に用いられる表現である。
編入とは、学校や組織などにおいて、既に構成されている集団に途中から加入することを指す。例えば、転校生が新しい学校の学年に加わる場合や、企業が中途採用者を既存の部署に配属する際などに用いられる表現である。
外国から製品や技術、文化などを購入し国内に取り入れること。特に貿易において他国から商品を購入する行為を指し、輸出と対をなす概念である。
許可なく無断で立ち入ること。また、乱暴に押し入ることを指す。「乱入」とも表記する。
一入(ひとしお)は、染め物を一度染め汁に浸すことに由来し、その色合いが深まる様子から転じて、程度が一段と増すこと、いっそう際立つことを意味する。例えば、感慨や喜びなどの感情が通常よりも強く感じられる場合に用いられる。
入魂とは、互いに心を許し合い、親密に交わる様子を指す。人と人との間に深い信頼関係が築かれ、打ち解けた付き合いがなされている状態を表し、「昵懇」とも書く。読み方は「ジッコン」であり、「ニュウコン」と読む場合は別の意味となる。
入眼とは、仏像を制作する際に最後に眼を描き入れる儀式を指し、これによって仏像に魂が宿るとされる。転じて、物事が完成することを意味する。また、位階を授ける際に、あらかじめ位だけが記された文書に氏名を書き加えることもいう。
水中に身を投げて自殺すること。投身を意味する。主に「じゅすい」と読むが、「にゅうすい」と読む場合もある。
皇后・中宮・女御などに定められた女性が、正式な手続きを経て宮中に入り、内裏へ参入することを指す。
牢屋に入ること、また刑務所などに収監されることを指す。
入声とは漢字音韻における四声の一つで、語尾がk・p・tなどの閉鎖子音で終わる短促な音節を指す。日本語における漢字音では、この音韻はク・キ・チ・ツ・フなどの音で表されることが特徴である。なお、この語は「ニッセイ」や「ニュウショウ」と読まれる場合もある。
奈良時代から平安時代にかけて、日本の僧侶や留学生が中国の唐に渡り、仏教や学問、制度などを学んだことを指す歴史用語である。
染料に繰り返し浸して濃く染め上げることを指し、またそのようにして染められたものをも意味する。
千入とは、布などを染料に浸しては引き上げることを繰り返し、色を深く染め込むことを指す。
入鋏とは、乗車券や入場券などに係員が専用のはさみで刻み目を入れる行為を指す。これにより、券の有効性が確認され、不正な再利用を防ぐ役割を果たす。
つみれは、すり身にした魚肉に小麦粉などを加えてこね、丸めて汁物で煮た食品を指す。また、同様の材料を半円形に成形して蒸したものも含まれ、つみいれはんぺんとも呼ばれる。語源は「つみいれ」の転訛とされ、表記には「摘入」を用いることもある。
ある物が他の物の中にぴったりと収まるように入り込むこと。また、そのようにして組み込むことを指す。
逃げ込むことを指すほか、誤って混入することを意味する。特に文章において、原文にない字句が紛れ込む場合に用いられる。
闖入とは、許可を得ずに突然その場に押し入ることを指す。特に、無断で他人の領域や場所に入り込む行為を表し、不意の訪問や侵入といった意味合いを含む。
海岸線や湖岸線などが内側に大きく曲がり込んで入り込んでいる地形を指す。特に、陸地が海や湖に深く食い込んで形成された入り江状の地形を表す。
夏の空に現れる積乱雲の俗称で、巨大な坊主頭のように盛り上がった形状から、仏門に入った者(入道)を連想させることに由来する。
入木道とは書道の別称であり、筆跡が木の奥深くまで食い込むかのような力強い表現を理想とする。この語は「入木三分」という故事に由来し、文字の精神が材質に深く刻まれる様を表している。通常「ジュボクドウ」と読まれるが、「ニュウボクドウ」と読む場合もある。
ハタオリドリ科の小鳥で、スズメに似た外観を持つ。秋の季節に大群を成して稲田に飛来し、稲の実を食害することからこの名がある。
秋入梅とは、秋の長雨を指す語で、梅雨に似た天候が続く時期を表す。また、そのような雨の季節に入ることも意味する。「あきつゆいり」が転じたものとされる。
窮鳥入懐とは、追い詰められて逃げ場を失った鳥が人の懐に飛び込んでくる様子から、困窮してやむなく頼ってくる者があれば、その理由を問わずに助けるのが人の道であるということを表す四字熟語である。
「含笑入地」とは、心に何のわだかまりもなく安らかな心境でこの世を去ることを意味する。後漢書の故事に由来し、悟りを開いたような穏やかな気持ちで、微笑みを浮かべながら静かに死を受け入れる様子を表す。
下喬入幽とは、高い場所から低い場所へ移ることを意味し、転じて優れた環境から劣った環境へ身を置くことを指す。『孟子』に由来し、本来は賢者が俗世に下ることを喩えたが、後に境遇や地位が低下する状況を表す際にも用いられる。
一超直入とは、仏教において迷いを超越し、回り道することなく直ちに悟りの境地に達することを意味する四字熟語である。
「一入再入」は、布を繰り返し染めることを指す四字熟語である。染色液に一度浸し、さらに重ねて浸す工程を経て、色を濃く染め上げる様子を表す。『平家物語』にも見られる表現で、染めの深さや入念な仕上げを意味する。