丸寝とは、衣服を脱がずにそのまま眠ることを指す。特に着物を着たまま横になる様子を表し、転寝(ごろね)とも呼ばれる。
寝具を整えたり寝間着に着替えたりせず、その場にごろりと横になって仮眠をとること。
就寝とは、床に入って眠りにつくことを指す。一日の活動を終え、休息のために寝床に就く行為であり、起床に対応する言葉として用いられる。
寝具とは、睡眠をとる際に用いる物品の総称であり、布団や枕、シーツ、毛布などがこれに含まれる。広義には夜間の休息に供するための道具全般を指す。
寝ることと食べることを指し、日常生活の基本をなす行為を表す。転じて、物事に熱中するあまり日常の生活すら顧みない様子をいう。
寝殿とは、平安時代の貴族住宅である寝殿造において中心となる建物を指す。また、かつて天皇が日常の生活を営んだ御殿、特に南側に位置する殿舎を意味する。
寝汗とは、睡眠中に体調不良や発熱などが原因でかく汗のことを指す。通常の寝ている間の発汗とは異なり、病気や体調の変化に伴って生じるものである。
眠っているときの呼吸を指し、特に安らかな睡眠中の静かな息遣いを表す。
寝棺とは、遺体を横たえた姿勢のまま納める長方形の棺を指す。通常の棺とは異なり、遺体を寝かせた状態で安置する点に特徴があり、「ねガン」と読まれることもある。
寝癖とは、睡眠中に無意識のうちに髪につく癖のことで、朝起きたときに髪型が乱れている状態を指す。また、寝ている間に体を動かす癖を意味することもあり、この場合は安眠を妨げるような悪い癖を表す。
寝ている人の首を指す。転じて、油断している隙を突いて相手を陥れることを「寝首を搔く」と表現する。
寝相とは、人が眠っている際の身体の姿勢や様子を指す言葉である。睡眠中の無意識な動きによって現れる態様を表し、寝返りの多さや布団の乱れなどから、その人の睡眠の深さや習慣を窺い知ることもできる。
寝坊とは、朝遅くまで眠り続けることを指し、またそのような習慣を持つ人を表す。起床すべき時間を過ぎても床に留まる状態や、それにより約束や出勤・登校に支障を来す行為をいう。
寝間とは、人が寝るための場所や部屋を指す語であり、寝所と同義である。
熟寝とは、心地よく深く眠ることを指し、熟睡と同義である。表記としては「旨寝」や「味寝」とも書かれる。
寝刃とは、切れ味の鈍った刃のことを指す。転じて、ひそかに悪事を企むことを「寝刃を合わす」と表現する。
夜通し眠らずに見張りや警戒の任務に当たること。特に、夜間の監視や警備を交代で行う際に、一定時間帯を担当して眠らない状態を指す。
寝物語とは、寝床に入りながら交わす会話のことを指し、特に男女が寝室で親密に語らう様子やその内容を意味する。
寝業師とは、表立った動きを見せずに裏で巧みな駆け引きや工作を行い、物事を有利に運ぶことに長けた人物を指す。特に政治や交渉の場において、目立たぬように策略を巡らせて成果を上げる者をいう。
狭い空間に多くの人が一緒に寝ることを指し、特に寝具を十分に用意できない状況で雑然と横になる様子を表す。
釈迦が入滅する際に横たわった姿を指し、その状態を描いた絵画や彫刻をいう。涅槃像とも呼ばれる。
廃寝忘食は、寝ることや食事をとることを忘れるほど、一つのことに熱中して没頭する様子を表す四字熟語である。『魏書』「趙黒伝」に由来し、「寝しんを廃はいし食しょくを忘わする」と訓読される。
蚤寝晏起とは、早く寝て遅く起きることを意味する四字熟語である。「蚤」は「早」に通じ、「晏」は時刻が遅いことを表す。『礼記』「内則」に由来し、「蚤く寝ね晏く起く」と訓読される。
食肉寝皮とは、敵に対する激しい憎しみや復讐心を表す四字熟語である。相手の肉を食らい、その皮に寝るという極端な比喩を通じて、恨みを晴らすまで決して諦めない強い決意を示す。故事は『春秋左氏伝』に由来する。
桂宮柏寝とは、中国の詩人・鮑照の詩に由来する四字熟語で、立派な宮殿や邸宅を指す表現である。桂の木で造られた宮殿や、柏の木で作られた寝室という意味から、豪華で壮麗な建築物を喩えている。