三伏とは、夏至後の第三および第四の庚の日を初伏・中伏とし、立秋後の第一の庚の日を末伏とする、三つの特定の日を総称したものである。これらは夏の最も暑さが厳しい時期を指し、時候の挨拶などで「三伏の候」のように用いられる。
山伏とは、山野に分け入り厳しい修行を行う修験者のことである。山に伏して起居する姿に由来する呼称で、自然の中に身を置きながら悟りを求める僧を指す。
平伏とは、両手を地面につけ、額を地に付けて礼をすることを指す。神仏や目上の人に対して、畏敬や恭順の意を示す際に行われる動作であり、ひれ伏すことと同義である。
罪を認めて刑罰を受けることを指す。罪を犯した者が自らの過ちを認め、それに相応する刑に服する状態を表す。「服罪」とも表記される。
伏日とは、夏の最も暑い時期とされる三伏の期間を指し、盛夏の厳しい暑さが続く時節を表す言葉である。
雌伏とは、将来の活躍の機会を待ちながら、目立たずにじっとしていることを指す。雌鳥が雄鳥に従う様子に由来し、長い期間を耐え忍び、時が来るのを待つ姿勢を表す。
伏籠とは、香炉や火鉢の上に伏せて用いる籠のことで、衣類に香を薫じ込めたり、乾燥させたりする際に使われる。また、鶏などの小動物を伏せた状態で入れておくための籠を指すこともある。
伏兎とは、平安時代に食された餅を油で揚げた食品を指す。
折伏とは、相手の誤った考えや悪しき行いを説き諭して屈服させ、正しい教えへと導き帰依させることを指す。また、「セップク」と読む場合は、相手の勢いを抑え込み従わせる意味となる。
俯伏とは、うつむいて地面に伏すことを指し、特に畏敬の念や恭順の意を表す姿勢として用いられる。また、かしこまってひれ伏す様子を表し、「俛伏」とも書く。
おそれおののき、ひれ伏して従うことを意味する。強い威圧や恐怖の前に屈服し、抵抗する意思を失った状態を表す。
隠れ潜んで身を隠すこと。追われる者や危険を避ける者が、人目につかない場所に隠れ住むことを指す。
おそれおののき、ひれ伏して従うことを意味する。権威や威力に圧倒されて抵抗する意思を失い、服従する様子を表す。「慴伏」とも書く。
伏魔殿とは、元来は悪魔や妖怪などが潜み住むとされる館を指す。転じて、様々な悪事や陰謀が密かに企てられ、渦巻いている場所や組織の喩えとして用いられる。例えば、権力や利権が複雑に絡み合い、表には見えない不正が行われる政界や特定の社会の一角を指して呼ぶことがある。
九夏三伏とは、夏の最も暑い時期を指す四字熟語である。「九夏」は夏の三か月すなわち九十日間を意味し、「三伏」は夏至後の三度目の庚の日を初伏、四度目の庚の日を中伏、立秋後の最初の庚の日を末伏とする、特に暑さの厳しい期間を表す。
禍福倚伏とは、災いと幸せが互いに寄り添い隠れ合うようにして、絶えず入れ替わりながら現れることを表す四字熟語である。不幸の中に幸福の兆しが潜み、幸福の裏には災いの芽が宿るという、人生の幸不幸が表裏一体をなして巡る様をいう。この思想は古代中国の『老子』に由来する。
怨望隠伏とは、心の中に恨みや不平不満を抱きながら、それを表には出さずにひそかに隠し持っている状態を指す。表面は平静を装っているが、内面には強い反感や憎しみが潜んでいる様子を表す四字熟語である。
鳥や獣が卵を抱いたり、子を産んだりして、それを育てることを指す。『礼記』「楽記」に由来する四字熟語で、生物が子孫を産み育てる営みを表す。
年老いた駿馬が馬小屋の飼い葉桶のそばに伏している様子から、優れた能力を持つ人物が高齢になってもなお遠大な志を失わず、活躍の機会を待ち望んでいる状態を喩えた四字熟語である。曹操の詩「歩出夏門行」に由来し、英雄の老いても衰えぬ気概を表す。
平伏膝行とは、地面にひれ伏し、膝で進むようにして相手に深く謝罪する様子を表す四字熟語である。
伏竜鳳雛とは、池の中に潜む竜や鳳凰の雛のように、優れた才能を持ちながらも、まだ世に出る機会を得ずに隠れている人物のたとえである。特に、三国時代の諸葛亮(伏竜)と龐統(鳳雛)を指す故事に由来し、将来が大いに期待される若者や、機会を待つ有能な人材を表現する際にも用いられる。
雌伏雄飛とは、将来の活躍に備えて目立たぬ立場で耐え忍び、時機が熟したら思い切って世に出て大いに活躍することを意味する四字熟語である。雌鳥が雄鳥に従う様子を表す「雌伏」は、人に従い低い地位に甘んじることを指し、雄鳥が高く飛び立つ様子を表す「雄飛」は、盛んに活躍することを指す。