月毛は馬の毛色の一種で、赤みを帯びた葦毛の馬を指す。表記としては「鴾毛」と書くこともある。
毛髪とは、人体に生える毛の総称であり、特に頭部に生える髪の毛を指す。湿度の測定に用いられる「毛髪湿度計」のように、その特性を利用した科学機器の名称にも見られる。
毛筆とは、穂先を主に獣毛で作り、墨を含ませて文字や絵画を描くために用いる筆のことを指す。書道において広く使用される道具であり、その使用技法そのものを指して「毛筆」と表現することもある。
「ケット」は「ブランケット」の略語であり、主に毛や綿などで織られた寝具や防寒用の布を指す。タオル地のものは「タオルケット」と呼ばれる。
毛羽とは、紙や布地の表面が摩擦によって細かな繊維状に立った状態を指す。また、地図において山岳の起伏や傾斜を表現するための細い線のこともいう。さらに養蚕において、蚕が繭を作る際に最初に張る外層の粗い糸を意味し、「毳」の字を用いて表記することもある。
鳥類の体表を覆う軽く柔らかい構造物で、保温や飛翔に重要な役割を果たす。
刷毛は、塗料や糊などを塗布したり、塵埃を払ったりするために用いる道具で、獣毛や合成繊維などを束ねて柄に取り付けたものを指す。一般にブラシとも呼ばれ、用途に応じて形状や毛質が多様に作られている。
鳥や獣、また人の身体に生える細く柔らかい毛を指し、特に生まれたばかりの頃の産毛を意味する。
ごくわずかなこと。ほんのわずかな数量や程度を指し、多くは打ち消しの語を伴って、まったく誤りや狂いがないことを強調する表現に用いられる。一厘や一毛という極めて微小な単位に由来する。
根毛とは、植物の根の先端付近にある表皮細胞が細長く伸びて毛状になった構造を指す。土壌中に広がり、水分や無機養分を吸収する役割を担っている。
化学繊維などを一切混ぜず、羊毛などの動物の毛のみを原料として作られた毛糸、あるいはその糸を用いて織り上げられた織物を指す。
旋毛とは、渦を巻くように生えている毛のことで、主に頭頂部に見られるつむじ毛を指す。読み方は「せんもう」であり、「つむじ」と読む場合は別の意味となる。
産毛とは、生まれた時から赤ん坊の体に生えている柔らかい毛のことを指す。また、転じて、人間の頬や首筋などに生える、薄くて細やかな毛のこともいう。
鹿毛とは、馬の毛色の一種で、鹿の体毛に似た茶褐色をしており、たてがみや尾、四肢の下部が黒いものを指す。このような毛色を持つ馬そのものを指して用いられることもある。
非常に細かく短い毛を指すほか、原生動物や下等な藻類などの細胞表面に生じる、毛状の微小な運動性の突起を表す。
毛蚕(けご)とは、卵から孵化したばかりの蚕の幼虫を指す。体には黒く長い毛が密生しており、主に春期に見られる初期の形態である。
毛穎とは筆の雅称である。毛は筆の穂先に用いる獣毛を指し、穎は鋭く尖った穂先を意味することから、筆そのものを優雅に表現した名称として用いられる。
獣毛に熱や圧力を加えて繊維を絡ませ、織らずに布状に仕上げた敷物。フェルトに類する厚手の生地で、主に座席や床に敷く用途に用いられる。「氈」は毛で作った敷物を意味する。
ヒトジラミ科に属するシラミの一種で、体長は約二ミリメートルに満たない。人の陰毛や腋毛などに寄生し、吸血する性質を持つ。
鳥の羽毛を針に巻きつけて虫などの餌に見立てた釣り具で、主に川魚を釣るために用いられる。
毛槍とは、鳥の羽毛を鞘の先端に飾り付けた槍のことで、特に江戸時代の大名行列において、先頭を進む槍持ちがこれを振りながら歩くのに用いられた。
長く豊かに垂れ下がった動物の毛を指す。特に犬などに見られるふさふさとした毛並みを形容する際に用いられ、「尨毛の犬」などの表現がある。漢字では「毳」と書くこともある。
栗毛とは、馬の毛色の一種で、体全体が黒みを帯びた茶色をしており、たてがみや尾はより明るい赤茶色をしているものを指す。また、そのような毛色を持つ馬そのものを表すこともある。
毫毛は毫髪と同義で、極めて細く短い毛を指す。転じて、ごくわずかな物事や微小な部分の喩えとしても用いられる。
葦毛とは、馬の毛色の一種で、全体に白い毛が生えている中に黒や茶色の毛が混ざっているものを指します。この混ざり方は均一ではなく、まだら状や霜降り状に見えることが特徴です。
鴾毛は馬の毛色の一種で、葦毛に赤みがかった色合いを帯びたものを指す。この毛色を持つ馬そのものを指す場合もある。漢字表記としては「月毛」とも書かれる。
鵞毛はガチョウの羽毛を指し、その白く軽やかな様子から、雪のように白く軽いものの喩えとしても用いられる。
馬の尾から採られる長くて丈夫な毛を指し、主に織物の素材や釣り糸、弦楽器の弓の毛などに用いられる。
山毛欅はブナ科の落葉高木で、温帯の山地に自生する。樹皮は灰色を呈し、葉は広い卵形をしている。果実は「どんぐり」と呼ばれる。漢名からの誤用で「山毛欅」と表記されるが、「椈」と書くこともある。
毛斯綸は薄く柔らかい平織りの毛織物を指し、メリンスやモスとも呼ばれる。唐縮緬(トウちりめん)に相当するもので、語源はフランス語の「モスリン」に由来する。
仙毛欅はブナ科に属する落葉高木で、山地に自生する。樹皮は黒褐色を呈し、その材は建築や農具の材料として用いられるほか、パルプの原料にもされる。クロブナとも呼ばれる。
膝栗毛とは、自分の足で歩いて旅をすることを指す。膝を栗毛の馬の代わりとするという発想から生まれた表現で、江戸時代の滑稽本『東海道中膝栗毛』に代表されるように、気軽に、あるいは滑稽な様子で道中を歩く旅のあり方を示す。
檳榔毛とは、檳榔毛の車の略称である。これは牛車の一種で、車箱に白く晒した檳榔(ビンロウジュ)の葉を細かく裂いて貼り付けたものを指す。上皇や親王、大臣、高僧といった身分の高い人々が乗用した。檳榔車とも呼ばれる。
九牛一毛とは、多くの牛の毛の中の一本という原義から転じて、膨大な数量の中のごくわずかな部分を指す。全体から見れば取るに足りないほど些細な事柄や、問題にならない程度の少量であることを表す四字熟語である。『漢書』司馬遷「報任少卿書」に由来し、「九牛毛」と略されることもある。
毛骨悚然とは、非常に恐ろしさを感じて身震いする様子を表す四字熟語である。髪の毛が逆立ち、骨の髄までぞっとするほどの強い恐怖や戦慄を意味し、「悚然」は恐れおののくさまを指す。
不毛の地とは、草木も生えないほどやせた土地を指す。転じて、何も生み出さず発展の見込みのない状態や場所を喩える表現としても用いられる。
「馬痩毛長」は、痩せた馬は毛が長く見えることから、貧乏や不遇な境遇にある者は、外見や振る舞いが貧相に見えがちだというたとえを指す四字熟語です。『五灯会元』に収録される禅語に由来し、物事の本質と外見との関係を考える際にも用いられます。
泰山と鴻毛の対比から、物事の重さや価値の極端な差を表す四字熟語。泰山は中国の名山に喩えられるほど重く尊いもの、鴻毛は雁の羽毛のように軽く取るに足らないものを指し、両者の比較によって重要性の隔たりを強調する表現である。司馬遷の『報任少卿書』に由来する。