白眉とは、多くの人々の中でも特に優れた人物を指す表現である。中国の三国時代、蜀の馬良という人物は、秀才として知られる兄弟の中で最も優れており、彼の眉毛には白い毛が混じっていたことから、人々が「白眉が最も優れている」と評した故事に由来する。
「拝顔」と同じく、目上の人の顔を拝見すること、またはその人に直接お会いすることを意味する。
柳のように細くしなやかで美しい眉のことを指し、特に美人の眉を形容する表現として用いられる。
眉宇とは眉のあたりを指し、顔の表情や気品が現れる部分を表す。もともと「宇」は家の軒を意味し、眉を家の軒に見立てた表現である。才気や風格が眉のあたりに満ちている様子を「才気が眉宇に溢れる」などと表現する。
眉月は、細く弓なりに曲がった月の姿を指し、その形が眉に似ていることからこの名で呼ばれる。主に三日月を意味し、古くから詩歌などで用いられる雅な表現である。読みは「びげつ」のほか、「まゆづき」とも訓読される。
眉雪とは、雪のように白く美しい眉のことを指す。この語は、白髪や白い眉を持つ老人を形容する際にも用いられる。
眉目とは、眉と目のことを指し、転じて顔つきや容貌の意味で用いられる。人の顔の主要な部分である眉と目から、顔全体の様子や美醜を表す表現である。
眉相とは、眉の様子や状態を指す言葉であり、特に眉の形や生え方からその人の性格や運勢をうかがう相学における観察対象を意味する。また、眉と眉の間、すなわち眉間の部分を指すこともある。
眉墨とは、眉毛を描いたり形を整えたりするために用いる化粧用の墨のことであり、古くは「黛」とも表記される。
眉間とは、両方の眉毛の間に位置する額の中央部分を指す。眉相を観る際にも重要な部位とされ、深く考え込む時などに自然と皺が寄る場所としても知られる。「ビカン」と読まれる場合もある。
心配や悲しみなどの感情によって、眉を寄せて険しくした顔つきを指す。
芝眉は、相手の顔つきを敬って言う語で、お顔を意味する。中国唐代の元徳秀(字は紫芝)の立派な眉が称賛された故事に由来し、『新唐書』に典拠を持つ。
眉庇とは、兜や帽子の前面に突き出た部分を指し、日光や雨を遮る役割を果たす。また、窓の上部に設けられた小さなひさしを表す場合もあり、この意味では「目庇」と表記されることもある。
「娥眉」は、形の美しい細長い眉を指し、転じて顔立ちの整った美しい女性や、そのような美貌そのものを表す語である。漢字表記としては「蛾眉」と書かれることもある。
蛾眉は、蛾の触角のように細く曲がった美しい眉を指し、転じて美人の眉や美人そのものを表す。また、その形が似ていることから三日月の異称としても用いられる。同じ意味で「娥眉」と書くこともある。
黛眉とは、眉墨を用いて描いた眉のことを指す。特に女性が化粧の際に、眉を整え色を添えるために施すもので、古くから美を際立たせる技法として用いられてきた。
マメ科のつる性一年草で、若いさやを食用とする野菜。漢名「眉児豆」に由来する名称であり、隠元豆とも呼ばれる。
眉唾物とは、真偽が疑わしく、騙されないよう注意すべき物事を指す。眉に唾を塗ると狐や狸に化かされないという俗信に由来し、怪しげな品物や話に対して用いられる表現である。
眉尖刀は、長い柄の先に反り返った刃を備えた武器を指す。その形状が眉のように見えることからこの名があり、長刀や薙刀とも表記される。
中国四川省中部に位置する山で、標高は三〇九九メートルである。天台山・五台山と並び中国仏教の三大霊山の一つに数えられ、古くから信仰の地として尊ばれるとともに、優れた景観でも知られる。その山容が蛾の触角に似た眉の形をしていることから、「蛾眉山」と表記されることもある。
眉を吊り上げ目を怒らせた険しい表情で、強い怒りや敵意を露わににらみつける様子を表す。
白居易の「長恨歌」に由来する四字熟語で、美人の細く曲がりくねった眉を形容する表現である。転じて、女性の優美で繊細な眉形、あるいはそのような美しい容貌そのものを指す。
柳眉倒豎とは、女性が激しく怒った際に、柳のように細く美しい眉を逆立てる様子を表す四字熟語である。怒りの感情が表情に顕著に現れ、眉の形が険しく変化するさまを描写する。
尨眉皓髪は、長く白い眉毛と真っ白な髪を指し、高齢者の立派な風貌を形容する四字熟語である。この語は『後漢書』劉寵伝に由来し、老人の威厳に満ちた様子や長寿を象徴する表現として用いられる。
眉目清秀とは、眉や目つきが整っていて清らかで美しい様子を表す。主に顔立ちが端正で清潔感のある人物の容貌を形容する際に用いられる。
眉目秀麗とは、顔立ちが整って美しい様子を表す四字熟語である。主に男性の容貌について用いられ、「眉目」が顔つきや容貌を指し、「秀麗」が際立って美しいことを意味する。端正で優れた美しさを備えた顔立ちを形容する表現である。
美須豪眉とは、立派なひげと太く濃い眉毛を備えた容貌を指す四字熟語である。後漢書の趙壱伝に由来し、主に威厳や風格を感じさせる男性の顔立ちを形容する際に用いられる。
眉間一尺とは、眉と眉の間が一尺ほど離れていることを指し、古代中国の呉越春秋に登場する表現である。これは並外れて広い額を持つ相貌を形容し、非凡な器量や特異な風貌を持つ人物を表す際に用いられる。