十薬はドクダミの別称で、ドクダミ科に属する多年草である。葉はハート形を呈し、特有の強い臭気を放つ。様々な薬効を持つことからこの名で呼ばれる。
粉末や固形の薬剤を練り合わせて球形に成形した内服用の製剤を指す。
火薬とは、熱や衝撃、摩擦などのわずかな刺激によって急速な化学反応を起こし、爆発する性質を持つ薬剤の総称である。
当薬はリンドウ科の二年草で、別名を千振(せんぶり)ともいう。根は苦味健胃薬として用いられ、「トウヤク」とも読まれる。
医薬とは、病気の治療や予防のために用いる薬品全般を指す。また、医療行為と薬剤の調剤、あるいは医師と薬剤師の業務領域を表すこともあり、例えば「医薬分業」のように用いられる。
不思議なほどに効き目の優れた薬を指し、通常の薬では治りにくい病気や症状に驚くべき効果を発揮するものをいう。
良薬とは、病気や症状に対して特に効果の高い薬を指し、優れた効能を持つ薬剤を意味する。
薬を飲むこと。特に、医師の指示に従って定められた薬を決まった時間に飲む行為を指す。
常日頃から服用している薬、あるいは万一に備えて携帯している薬を指す。
点薬とは、目に薬液を滴下する行為を指し、またその行為に用いる薬剤そのものを指す。点眼という行為と同義であり、目薬や点眼薬といった薬品の総称としても用いられる。
動物の脂肪を基材として練り合わせた外用の塗り薬を指す。膏薬(こうやく)の一種であり、皮膚に塗布して用いる。
麻薬とは、鎮痛や麻酔、幻覚作用を有し、反復使用により依存症を引き起こす薬物の総称である。アヘンやモルヒネ、コカイン、大麻などがこれに該当し、その使用と所持は法律によって厳しく規制されている。
ユリ科の多年草で、山地の樹木の陰に自生する。葉の形状が笹に似ていることからこの名があり、初夏には白色の小さな花を円錐状につける。若芽は食用とされる。漢名「鹿薬」の誤用に由来し、「雪笹」と表記することもある。
弾薬とは、銃や砲などの火器で使用される弾丸と、それを発射させるための火薬を合わせた総称である。
粉末状にした薬剤のことで、散剤とも呼ばれる。水などで溶かして服用する形態の薬を指す。
化学分析において特定の物質の検出や反応を確認するために用いられる薬品を指す。また、薬品の見本としての意味も持つ。
農作物の病害虫や雑草を防除するために用いられる薬剤の総称。殺虫剤、殺菌剤、除草剤などがあり、農業生産において重要な役割を果たす。
劇薬とは、強い作用を持つ医薬品を指す。用法を誤ると生命に危険を及ぼす可能性があり、毒薬に次ぐ毒性を有するものとされる。なお、医薬品以外の同様の物質は劇物や毒物として区別される。
調薬とは、医師の処方箋に基づいて薬剤を調合することを指し、調剤と同義である。
霊妙な効き目を持つ薬のことで、通常の薬では治りにくい難病や奇病に驚くべき効果を発揮するものとされる。
薬餌とは、薬と食物を指し、特に滋養に富み薬効のある食べ物を意味する。また、広く薬そのものを指す場合もあり、病気療養の際に用いられるものを総称する語である。
薬味とは、料理に風味や香りを添えるために用いる香辛料や香味野菜の総称である。胡椒や唐辛子、生姜、ネギ、大葉などの食材を指し、少量で料理の味を引き立てる役割を担う。また、漢方薬における薬材の種類を意味する場合もある。
薬籠とは携帯用の薬入れのことで、薬箱を指す。特に印籠に似た三、四重に重ねた小さな箱を指し、外出時に薬を持ち歩くために用いられた。
薬師とは、医術を業とする者、すなわち医者の古い呼称である。薬を用いて病を治す者を指し、医術書を意味する「薬師文(くすしぶみ)」や、薬を調合する際に用いる指を表す「薬師指(くすりゆび)」などの語にその名残をとどめている。
薬玉は、香料を袋に入れ造花で飾り、長い五色の糸を垂らしたもので、かつて端午の節句に邪気を祓うため簾や柱に掛けた。また、造花などを玉の形にまとめ飾り糸を付けたものを指し、式典や運動会などで用いられ、中から紙片などが飛び散る仕掛けを持つものもある。
薬煉(くすね)とは、松脂と油を混ぜ合わせ加熱して練り上げた粘着性の高い物質を指す。主に弓の弦などに塗布して補強するために用いられた。表記は「天鼠失」とも書く。語源は「くすねり」が転じたものとされる。
薬缶は、銅やアルマイトなどの金属で作られ、注ぎ口が付いた湯沸かしの容器を指す。その名称は、かつて薬を煎じるために用いられたことに由来する。
薬研は漢方薬の調剤に用いる器具で、金属製の舟形をしており、薬草などの材料を粉砕する際に使用される。薬おろしとも呼ばれる。
爆弾や砲弾、魚雷などの内部に充填され、発射後に爆発を起こさせるために用いられる火薬の一種を指す。
媚薬とは、性欲を高めたり、あるいは恋愛感情を引き起こさせたりする効果があるとされる薬の総称である。催淫薬とも呼ばれる。
膏薬は、油性の基剤に薬品を練り混ぜて作られた外用薬を指す。紙や布に塗り伸ばし、患部に貼り付けて用いる。例えば、腰痛などの部位に貼付するもので、「あぶらぐすり」とも呼ばれる。
薬草を栽培するための畑を指し、薬園とも呼ばれる。漢字で「薬舗」や「薬鋪」と表記する場合は、薬を売る店舗を意味する。
薬莢は真鍮製の筒状の容器で、内部に発射薬を充填する。銃砲に装填され、弾丸を発射させる役割を果たす。漢字の「莢」は元来、豆果のさやを意味し、弾薬を包み込む形状に由来する。
加薬飯とは、米に野菜や肉、魚介類など複数の具材を加えて炊き込んだ五目飯の一種で、主に関西地方で用いられる呼称である。
特定の病気や症状に対して特に優れた効果を発揮する薬を指す。通常の薬剤よりも顕著な治療効果が期待できるが、必ずしも万能ではなく、対象となる病状が限定される場合が多い。
ヤマノイモ科のつる性多年草で、山野に自生する。その肥大した根茎は食用とされる。漢名「野山薬」に由来する名称であり、一般に「山の芋」とも呼ばれる。
薬局方とは、各国の薬事法規に基づいて医薬品の規格、純度、強度、品質などの基準を定めた公定書を指す。日本においては特に「日本薬局方」を略して呼ぶ場合が多い。
下痢を止める効果を持つ薬剤を指す。タンニンやゲンノショウコなどの生薬を主成分とするものが多く、止痢剤とも呼ばれる。
薬石無効とは、病人に対して薬草や鍼治療などあらゆる治療を施しても効果がなく、病状を改善する手立てが全くない状態を指す四字熟語である。「薬」は薬草、「石」は鍼を意味し、文字通り「薬や鍼も効き目がない」という意である。
薬石之言とは、人の過ちを戒め、改心を促す有益な忠告を指す。薬や石が病気を治すように、厳しくも心に響く言葉によって相手の過ちを正し、成長を導くという意味を持つ。『旧唐書』高季輔伝に由来する四字熟語である。
二股膏薬は、定見がなく節操のない態度を指す四字熟語である。内股に貼った膏薬がどちらの足にもくっつく様子から、どちらにもつかず態度をはっきりさせない人や、状況に応じて簡単に立場を変えるような軽薄な振る舞いを喩えていう。読みは「ふたまたこうやく」のほか、「ふたまたごうやく」ともされる。
「百薬之長」とは、あらゆる薬の中でも最も優れた薬として酒を称える四字熟語である。適量の酒は健康に良いとされ、どんな良薬よりも効果があるという意味を込めて用いられる。この表現は『漢書』「食貨志」に由来する。
自家薬籠とは、自分の薬箱に収めた薬のように、いつでも必要に応じて取り出して用いることができるものを指す。そこから転じて、完全に自分の支配下に置き、意のままに使うことのできる人物や物事を喩える表現である。故事は『旧唐書』「元行沖伝」に由来する。