ウシ科に属する哺乳類で、主に家畜として飼育される。ヒツジに似ているが首が長く、多くの個体は二本の角を持ち、雄は顎にひげを生やすのが特徴である。乳や肉が利用され、漢字では「野羊」と表記することもある。
羊乳はキキョウ科のつる性多年草で、山野に自生する。つるや葉を傷つけると白い乳液が出る特徴があり、根の形状がチョウセンニンジンに似ていることからこの名がある。夏には淡緑色で内側に紫褐色の斑点のある鐘形の花を咲かせる。漢名に由来し、「蔓人参」とも表記する。
子宮内の羊膜腔を満たす液体で、胎児を外部の衝撃から守り、その発育に適した環境を提供するとともに、分娩時には潤滑作用を果たす。
羊を飼育し管理することを指し、特に牧草地で群れをなして放牧する行為を意味する。転じて羊飼いの職業や、羊の群れを誘導する作業全般を指す場合もある。
「綿羊」はヒツジの別称であり、漢字表記としては「緬羊」と書くこともある。羊毛を採取するために飼育される家畜の一種を指す。
ラクダ科の哺乳動物で、南米アンデス地方に生息する。背中のこぶがなく、体高は約2メートルに達する。古くから家畜化され、荷物の運搬や肉・毛皮の利用のために飼育されている。別名をリャマともいう。
雄羊を指す語で、特に去勢されていない成熟した雄の羊を意味する。
羚羊は、ウシ科に属する哺乳類で、日本では主に本州から四国、九州の山地に生息する。体は灰褐色で、雄には短い角がある。別名を氈鹿ともいう。
羚羊はウシ科に属する哺乳動物で、シカに似た体形を持つ一群の総称である。主にアフリカやインド、モンゴルなどの乾燥した草原地帯に生息し、細長い四肢を活かして速く走る特性を持つ。日本では古くからカモシカと混同されることが多かったが、実際には別種の動物である。
羊の皮を加工して作られた書写材料で、古代から中世にかけてヨーロッパを中心に文書や写本の作成に広く用いられた。耐久性に優れ、パピルスに代わる重要な記録媒体として発展した。
山羊の顎下のひげのように、顎の下に長く伸ばしたひげを指す。
羊栖菜は、褐藻類ホンダワラ科に属する海藻の一種で、食用として広く用いられる。乾燥させたものは黒褐色を呈し、水で戻すと独特の歯ごたえと風味を持つ。漢字では「羊」の字を含むが、これはその形状が羊の棲む場所に似ていることに由来するとされる。別名として「鹿尾菜」とも表記される。
羊頭狗肉は、羊の頭を看板に掲げながら実際には犬の肉を売る故事に由来する四字熟語で、外見は立派だが中身が伴わないこと、すなわち見かけ倒しを意味する。転じて、人を欺くようなごまかしの喩えとしても用いられる。
羊の腸のように細く曲がりくねった小道を指す。山間部や人里離れた場所に多く見られる、狭くて入り組んだ道の様子を表す。
羊質虎皮とは、羊が虎の皮を被っている様子から、外見は立派で威厳があるように見えるものの、内実はそれに伴わず、中身が伴っていないことを喩えた四字熟語である。見かけ倒しの人物や事物を指して用いられる。『楊子法言』に典拠を持ち、「虎皮羊質」とも言う。
羊を逃がしてから檻を修理すること。過ちを犯した後に改めて対策を講じることを指す。『戦国策』楚策に由来し、失敗を教訓として将来の過ちを防ぐ意味で用いられる。
亡羊之嘆とは、『列子』説符篇に由来する故事成語で、学問の道が多岐にわたり、どの方向に進むべきか迷い、正しい道を見失うことを嘆く喩えである。転じて、物事の選択肢が多く、方針を定めかねて悩む様を指す。