「牙床」は「くれどこ」と読み、古代中国の胡床(こしょう)と呼ばれる腰掛けを模倣して作られた椅子を指す。表記としては「呉床」とも書かれる。
床屋とは、主に男性の髪を刈り、ひげをそることを業とする店、またその従事者を指す。理容店や理髪店の俗称であり、江戸時代に髪結いが床店と呼ばれる簡易な店構えで営業したことに由来する。
床山とは、歌舞伎役者や相撲力士など伝統芸能に携わる者の髪を結い整える専門職、またその職に就く者を指す。
河床とは、川の水が流れる底面の部分を指す。川底とも呼ばれ、通常は砂利や砂、岩などで構成され、水の流れによってその形状が変化する。また、「かわどこ」と読むこともある。
植物の種子を発芽させ、あるいは挿し木などをして、苗を育てるための場所を指す。育苗に適した土壌を整え、発芽や生育の初期段階を管理する役割を果たす。
寝るために敷いた布団やベッドなど、就寝に用いる場所や設備を指す。
小銃において、銃身を保持し、射手が肩に当てて構えるための木製の部分を指す。
火床は囲炉裏の中央に設けられ、火をたく場所を指す。また、煉瓦やコンクリートで造られた、簡素な金属鍛冶用の炉のこともいう。
鍛冶作業において、金属を打ち延ばす際に下敷きとして用いる鉄製の台を指す。鉄敷(かなしき)と同義であり、金敷きとも表記される。
つりどこは、二つの意味を持つ語である。一つは、布や網を両端から吊り下げて揺り動かすようにした寝床、すなわちハンモックを指し、特に夏の季語として用いられる。もう一つは、床の間の形式の一つで、天井や壁面を床の間のように仕立て、畳を継ぎ足さずに設けた略式の床の間、すなわち壁床を意味する。
戦場や狩猟の際に携行された折り畳み式の腰掛けを指す。通常は木製で、移動や収納に便利な構造となっている。「牀几」とも表記する。
床榻とは、腰を下ろすための腰掛け、あるいは寝具として用いる寝台を指す語である。漢字表記としては「牀榻」と書くこともある。
床框とは、床の間の手前に取り付けられた化粧用の横木のことを指し、床縁とも呼ばれる。
臥床とは、寝るための寝具である寝床を指すとともに、特に病気や体調不良により床に伏せて休養する状態を表す語である。
病床とは、病人が療養のために横たわる寝具や、その設備を指す言葉である。病気のために床についている状態や、病院などに設置された患者用のベッドを意味し、「病褥」と同義に用いられる。
鉄床雲とは、積乱雲の上部が発達し、その頂上が水平方向に広がって形成される雲のことを指す。その形状が鍛冶場で用いる鉄床に似ていることからこの名が付けられた。
鶏骨支床は、喪に服して心身ともに憔悴しきり、痩せ衰えた体でようやく床を支えているような状態を表す四字熟語である。『世説新語』に典拠を持ち、「鶏骨、床を支う」と訓読される。