モチノキ科の常緑低木で、山地に自生する。葉は楕円形で厚みがあり、初夏に白色の四弁花を咲かせ、後に球形の赤い実を結ぶ。材質は緻密で、そろばんの玉などに利用され、葉は染料として用いられる。別名をフクラシバという。
冬季とは、一年のうちで最も寒い時期を指す言葉であり、通常は十二月から二月にかけてをいう。夏季と対になる概念で、冬季オリンピックのように特定の行事や気候を表す際に用いられる。
冬期とは、冬の季節が続く期間を指す。特に、気候や自然条件が冬の特徴を示す時期を総称して用いられ、夏期と対比される概念である。
冬至は二十四節気の一つで、北半球において一年で最も昼の時間が短く夜が長くなる日を指します。通常は太陽暦の12月22日頃に当たり、この日を境に日が次第に長くなっていくことから、古来より太陽の再生や復活を祝う節目とされてきました。
冬眠とは、一部の動物が冬季の寒さや食料不足に対応するため、体温や代謝を低下させて土中や洞穴などで休眠状態で過ごすことを指す。
昨年の冬を指す語で、特に新年を迎えた後に手紙文などで用いられる。昨冬や客冬、旧臘などと同義である。
忍冬はスイカズラの別称であり、その葉を乾燥させたものは生薬としても用いられる。
スイカズラ科のつる性常緑低木で、山野に自生する。初夏に甘い香りを放つ白色の筒状花を咲かせる。葉は利尿や解熱の薬用とされる。漢名「忍冬」は、冬でも葉が枯れないことに由来する。別表記として「冬」とも書かれ、「ニンドウ」とも読む。
キク科に属する多年草で、蕗(ふき)の別名として知られる。早春に花茎を伸ばして黄色い頭状花を咲かせ、後に大きな葉を広げる。山野の湿った場所に自生し、若い花茎や葉柄は食用とされる。
款冬はバラ科の落葉低木を指す語であるが、これは本来フキの漢名「款冬」を誤って山吹(やまぶき)に当てたことに由来する。
越冬とは、冬の寒い時期をその場所で過ごすことを指す。特に、動物や植物が冬の厳しい環境に耐えながら生き延びる場合や、人間が極地や寒冷地で冬を越す場合に用いられる表現である。
厳冬とは、冬のうちでも特に寒さが厳しい時期を指す。気温が著しく低く、冷え込みが激しい冬の様相を表す語である。
ウリ科のつる性一年草で、ジャワ島原産とされる。果実は大きな円柱形を呈し、完熟すると表面に白い粉を生じる。食用とされ、漢名の「冬瓜」は保存性が高く、冬期まで貯蔵できることに由来する。別名にトウガやカモウリがある。
冬将軍とは、厳しい寒さをもたらす冬の様子を擬人化した表現である。特に、容赦なく襲いかかるような酷寒の冬を指し、ナポレオンがロシア遠征で冬の寒さに敗れた故事に由来する。
冬安居とは、僧侶が冬期に行う修行のことで、陰暦十月十六日から翌年一月十五日までの間、一室にこもって専心に修業に励むことを指す。夏の安居(夏安居)に対応する語であり、「ふゆあんご」とも読まれる。
冬眠鼠はヤマネ科に属する小型の哺乳類で、山鼠とも呼ばれる。冬季には冬眠を行う習性があり、その名の由来となっている。
夏鑪冬扇とは、夏の火鉢や冬の扇のように、季節はずれで役に立たないもののたとえです。転じて、時機を誤り、全く無用なものや、その時々の状況にそぐわないことを指します。
炭火をおこす際の方法を表す四字熟語で、季節に応じて火種の位置を変えることを指す。夏は炭の下に、冬は炭の上に火種を置くと、それぞれの季節の気温や湿度に適し、効率よく火がつくという知恵に基づく表現である。
冬扇夏鑪とは、冬の扇や夏の火鉢のように、季節外れで役に立たないもののたとえです。また、時機を失して無用となったものや、そのような人を指すこともあります。『論衡』に由来する故事成語です。
冬日の温は、冬の日の温もりを意味する四字熟語で、寒冷な季節に感じるわずかな暖かさを表します。転じて、厳しい状況や逆境の中でも感じられる、心に染み入るような優しさや慰めのことを指します。
冬夏青青とは、松やこのてがしわのような常緑樹が、寒い冬も暑い夏も変わらず青々と茂る様子に喩えて、人の節操や志が堅固で、いかなる時も変わることのないことを表す四字熟語である。『荘子』の「徳充符」に由来する。