人足とは、主に力仕事や雑役に従事する労働者を指す言葉で、人夫と同義である。読み方は「ニンソク」であり、一方で「ひとあし」と読む場合は、人々の行き来や往来を意味する。
下足とは、人が集まる場所で脱いだ履物を指す。また、その履物の管理を担当する人、すなわち下足番を略して呼ぶ場合にも用いられる。
土足とは、靴や履物を履いたままの足の状態を指す。また、泥や汚れが付着したままの足の意味もあり、特に室内への立ち入りを禁じる場合などに用いられる表現である。
必要な分量や程度に満たない状態を指す。また、心が満たされずに不満を感じる様子も表す。
火が燃え広がる速度や勢いを指す語で、主に火災の進行状況を表す際に用いられる。風向きや燃える物の性質などによって変化し、特に風が強い場合には火足が速くなる傾向がある。
不足を補って十分に満たすこと。また、満ち足りている状態を指す。
百足は、細長い体に多数の体節があり、各節に一対の足を持つ節足動物の総称である。口部には毒腺を備えており、咬まれると激しい痛みを生じる。漢字では「蜈蚣」と表記されることもある。
足の裏側、特に地面に接する部分を指す。足の裏全体を表す語で、足底ともいう。
雨天やぬかるみを歩く際に用いる、歯の高い下駄のこと。高下駄とも呼ばれる。
足労とは、相手がわざわざ足を運んでくれたことに対して、その苦労や手間をねぎらう気持ちを表す言葉である。主に「ご足労」の形で用いられ、訪問や来訪に対して謝意や敬意を込めて使用される。
踵の部分を省き、足の中ほどまでの長さに作られた草履。走行時の利便性を考慮した形状で、半草履とも呼ばれる。
「足下」は、文字通り足の下や足元を指す語である。また、敬意を込めて相手を呼ぶ際にも用いられ、主に同等か目下の者に対して使われる。手紙においては、脇付として宛名の下に記し、敬意を表す役割を果たす。
具足とは、必要なものがすべて揃っている状態を指す。また、道具や器具の総称としても用いられ、特に甲冑を意味する場合がある。
知足とは、自己の境遇や立場を弁え、それ以上のものを求めず、現状に満足することを指す。老子の思想に由来し、過度な欲望を戒め、心の平穏を得るための態度を表す。
俊足とは、走るのが速いこと、あるいはそのような能力を持つ人を指す。また、転じて才知に優れた人を意味することもある。漢字表記としては「駿足」と書く場合もある。
四つ足動物の後方にある二本の足を指し、前足に対応する部位である。
発足とは、新たな団体や組織が設立され、その活動を開始することを指す。また、出発するという意味もあり、この場合「ハッソク」と読むこともある。
靴下や履物を身につけていない、直接肌が露出した状態の足を指す。地面や床に直接触れるむき出しの足の状態を表し、裸足(はだし)と同義で用いられる。
華足とは、華やかな装飾が施された机や台の脚部を指す。また、仏前に供える供物を盛る器、あるいはその供物そのものを意味し、「花足」と表記されることもある。
猫足とは、家具や調度品の脚部において、猫の足首から先の柔らかく丸みを帯びた形状を模した意匠を指す。また、転じて、猫が歩く際にほとんど音を立てない様子から、物音を立てずに静かに歩く人の足つきや動作を喩える表現としても用いられる。
蛇足とは、余計で無用なもの、あるいは不必要な行為を指す。故事に由来し、蛇を描く競争で最初に完成させた者が、余った時間で蛇に足を加えたために負けになったという『戦国策』の逸話から、付け加えることでかえって価値を損なう無益なものを意味するようになった。例えば「最後のシーンは蛇足だ」のように用いられる。
逸足とは、足が速いことを指す。また、転じて優れた才能を持つ人物、すなわち逸材を意味する。
十分に満ち足りて不足のない状態を指す。また、願いや期待が叶い、不満を感じない心境を表す。
不足している部分や不十分な点に付け加えて、全体をより完全なものにすること。特に説明や情報などにおいて、理解を助けるために追加で述べることを指す。
禁足とは、人を特定の場所に留め置き、外出を禁じることを指す。また、外出を禁止する刑罰の意味もあり、法令などで用いられる「禁足令」のような表現で使われる。
下足(ゲソ)は、主に寿司屋などで用いられる言葉で、イカの足の部分を指す。これは「下足(ゲソク)」が略されたもので、食材として扱われるイカの触腕を表す業界用語である。
足間とは、太刀を腰に吊るす際に用いる紐を通す一対の足金(金具)の間の部分を指す。この語は「あしま」と読む場合もある。
足恭とは、礼儀をわきまえずに度を越して丁寧に振る舞うこと、あるいは相手にへつらい媚びる態度を指す。『論語』に由来する語で、表面上は恭しいが内実は誠意に欠ける様をいう。
柔道や相撲において、自分の足を相手の足に絡みつけるように掛けて、相手の攻撃を防ぎ、あるいはその体勢を崩して倒す技を指す。
足趾とは、足の指の総称を指す語である。また、転じて足跡の意味でも用いられる。「趾」の字は、元来くるぶしより下の足の部分を表すことから、この語義が生じた。
跣足は、履物を履かずに素足のままである状態を指す語で、「はだし」と同義である。
駿足とは、足の速い優れた馬を指す。転じて、走るのが速いことや、優れた才能を持つ人物を意味する。
かつて中国で行われた風習で、幼い女児の足に布を強く巻きつけ、成長を阻害して足を小さく変形させたことを指す。
定足数とは、議会などの合議制機関において、会議を開催し有効な議決を行うために必要とされる最小限の出席者数を指す。例えば国会では、全議員の三分の一以上が定足数とされている。
相手がわざわざ出向いてくれることを敬って言う表現で、相手の足を運ばせることに対する恐縮の念や感謝の気持ちを込めて用いられる。
直足袋は、主に労働や作業用に作られた丈夫な履物で、足袋の形状をしているが、ゴム底を備えている点が特徴である。地面に直接履くことから「はだしたび」とも呼ばれ、語源は地面を直に踏む足袋という意味に由来する。表記としては「地下足袋」と書くこともある。
他人の足を丁寧に言う語。特に敬意を払うべき相手の足を指す尊敬表現として用いられる。
足の裏の土踏まずがほとんどなく、全体が平らな状態を指す。
救経引足とは、人を助けようとしてかえってその人を危険に陥れることのたとえである。経を救おうとして足を引っ張るという字義から、意図に反して事態を悪化させる愚かな行為を指す。
「画蛇添足」は、蛇を描き終えた後で余計に足を描き加えることを指し、必要のない付け足しをしてかえって物事を台無しにしてしまう愚かさをたとえた故事成語である。中国の故事に由来し、蛇足の語源ともなっている。
家給人足とは、世の中が繁栄し、どの家も豊かで人々が生活に満足している様子を表す四字熟語である。衣食が十分に行き渡り、すべてが満ち足りている状態を指し、社会全体が安定して豊かであることを意味する。
円首方足とは、人間の頭は丸く足は四角いという形から、広く一般の人々を指す言葉である。転じて、天下のすべての人、すなわち人民や大衆を意味する。
「引足救経」は、『荀子』の「仲尼」篇に由来する四字熟語で、足を引っ張って首吊りの縄を救おうとする愚かな行為を表します。転じて、誤った方法で問題を解決しようとして、かえって事態を悪化させる愚かさを意味します。
「生日足日」は「いくひ(の)たるひ」と読み、『延喜式祝詞』にみられる四字熟語である。この語は、日数が積み重なり、満ち足りた日、すなわち時が熟し、物事が成就するにふさわしい佳き日を意味する。