万歳は「バンザイ」と読み、長い年月を表すほか、長寿や繁栄を祝う際の掛け声として用いられる。また、降参やお手上げの状態を意味することもある。なお、「バンゼイ」とも読み、「マンザイ」と読む場合は別の意味となる。
万歳は、正月に烏帽子や素襖姿の芸人が家々の門口を訪れ、鼓を打ちながら祝いの言葉を述べて舞う門付芸を指す。また、その芸を行う者をも意味する。読みが「バンザイ」や「バンゼイ」の場合には別の意味となる。
当歳とは、その年を指すとともに、生まれたばかりのその年、あるいはその年に生まれたものを表す。例えば、生まれたての子孫や、その年に生まれた馬などに用いられる。
年月の流れを指し、特に長い時間の経過を表す。星霜ともいう。
「歳歳」は、年が改まるごとに繰り返される様子を表し、毎年、年年といった意味を持つ。時間の経過とともに物事が連続して起こることを示す表現で、特に「歳歳年年人同じからず」などの成句において、人の世の移り変わりを詠む文脈で用いられる。
歳首とは一年の始まりを指す語で、年頭や年始と同義である。新年の節目を表し、この時期に新たな決意や誓いを立てる文脈で用いられる。
国家や地方公共団体などが一会計年度において行うすべての支出を指す。歳入に対応する概念であり、予算編成や財政運営において歳入と合わせて重要な財政指標となる。
歳旦とは、一年の最初の朝を指し、特に元日すなわち一月一日の朝を意味する。転じて、新年そのものを表すこともある。
国家や地方公共団体などが、一会計年度において得るすべての収入を指す。これには租税収入や公債発行による収入などが含まれ、歳出と対になる概念である。
歳晩とは、一年の終わりの時期を指す言葉で、歳末と同義である。主に詩歌や文章において、年の瀬の風情や感慨を表現する際に用いられる。
歳費とは、一年間の公共の支出を指す語であり、特に国会議員に対して国庫から支給される年間の報酬を指して用いられる。
一年の終わりの時期を指し、特に年末の師走の頃を意味する。季節としては冬に当たり、年の暮れや歳晩などとも呼ばれる。
直歳とは、禅寺において伽藍の修繕や田畑の管理等、寺院の維持運営に携わる実務を担当する僧職を指す。
太歳神は陰陽道における八将神の一つであり、木曜星の精とされる。その年の干支に応じて定まる方角に鎮座し、一年の事象を司る神である。この神の坐する方角に向かって木を伐採するなどの行為は禁忌とされている。
歳下食とは、暦注の一つで、天狗星の精が人間の食物を求めて下界に降りるという伝承に基づく凶日を指す。この日は飲食に関する事柄に注意を要するとされる。下食日とも呼ばれる。
歳時記とは、一年の自然現象や行事などを解説した書物を指す。また、俳諧歳時記の略称として、俳句の季語を季節順に分類・解説し、例句を掲載した季寄せのこともいう。
千歳飴は、七五三の祝いにおいて子どもの健やかな成長と長寿を願う縁起物の飴である。紅白に染められた細長い棒状の飴で、松竹梅や鶴亀など吉祥の図柄が描かれた専用の袋に納められる。その名は「千歳」つまり千年にちなみ、末永い健康と幸福を祈念する意味が込められている。
陰陽道において、その年の福徳を司る神を指す。この神の坐する方角は恵方と呼ばれ、万事において吉祥とされる。新年を祝う歳神と同様に、年頭の祭祀の対象ともなる。
歳刑神は陰陽道において信仰される土地の守護神である。その年の干支に基づいて定められる方角に鎮座するとされ、その方角に当たる土地での耕作や土木工事などの行為を忌む習わしがあった。読みは「サイキョウシン」ともされる。
竜蛇之歳とは、『後漢書』鄭玄伝に由来する四字熟語で、賢人が世を去るべき不吉な年を意味する。鄭玄が夢に孔子の言葉として「起きよ、起きよ、今年は辰巳の年なり」と告げられ、これを竜蛇の歳すなわち辰巳の歳と解し、自身の危うきを悟った故事に基づく。転じて、災難や危機に遭遇する恐れのある時期を指す表現として用いられる。
一年中休むことなく駆け回り、忙しく働き続ける様子を表す四字熟語。
歳月不待とは、月日が過ぎ去るのは人の都合など待ってくれないという意味の四字熟語である。転じて、今という時を大切にし、日々怠けずに精進すべきだという戒めの言葉として用いられる。中国の詩人・陶潜の「雑詩」に由来する表現で、「歳月人を待たず」と同義である。
「歳寒松柏」は、冬の厳しい寒さの中でも緑を保つ松や柏の姿に由来する四字熟語で、逆境や乱世にあっても節操を変えずに志を貫く徳の高い人物のたとえとして用いられる。『論語』を典拠とし、困難な状況下での不変の精神や堅固な志を象徴する表現である。
歳寒三友とは、冬の厳しい寒さの中でも変わらぬ節操を保つ三つの友を指す四字熟語で、主に松・竹・梅を意味します。これらは寒さに耐え、清らかで気高い様子から、逆境や乱世においても誠実な交わりを保つべき友の象徴とされ、絵画の題材としても広く親しまれています。また、文脈によっては山水・松竹・琴酒、あるいは梅・水仙・竹の組み合わせを指すこともあります。