垂死とは、今まさに死の淵にあり、命が尽きようとしている状態を指す。瀕死や危篤に近い概念で、死に瀕している様を表す。
垂線とは、ある直線や平面に対して直角に交わる直線のことを指す幾何学の用語である。
垂直とは、水平面や地平面に対して直角をなす状態を指す。また、ある直線や平面に対して直角に交わる関係を表す際にも用いられる。
垂柳は、枝が細くしなやかで下方に垂れ下がる特徴を持つ柳の一種を指す。特にシダレヤナギの別称として用いられ、風に揺れる姿が優美であることから、詩歌や庭園の景物としても親しまれている。
垂髪(すべらかし)は、古代日本の女性の髪型の一つで、前髪を左右に大きく膨らませて整え、後頭部で束ねて背中に長く垂らしたものを指す。別称として「おすべらかし」や「さげがみ」とも呼ばれる。
木の枝や屋根などに積もった雪が、気温の上昇や自重などによって滑り落ちる現象を指す。また、そのようにして落ちてきた雪そのものも意味する。
懸垂とは、物が垂れ下がっている状態や、まっすぐに垂れ下げることを指す。また、体操競技においては、鉄棒などの器具に両手でぶら下がり、その姿勢から腕を屈伸させる運動種目を意味する。
垂水とは、山の斜面や崖などから勢いよく落ちる水のことで、滝を指す言葉である。
垂木とは、屋根の構造において棟から軒先へと渡され、屋根材を支えるための細長い木材を指す。表記としては「椽」の字を用いることもある。
垂氷とは、冬期に屋根の軒先や岩の切れ目などから滴り落ちた水が凍り、棒状に垂れ下がった氷のことを指す。氷柱とも呼ばれ、寒さの厳しい季節の風物として知られる。
直垂は、かつて袴とともに着用された上衣である。本来は庶民の平服であったが、鎌倉時代以降には武家の礼服として定着し、公家も用いるようになった。特徴として、方形の襟、袖をくくるための紐、胸元に設けられた胸紐などが挙げられる。
垂迹とは、仏や菩薩が衆生を救済するために、仮に神や人間などの姿をとってこの世に現れることを指す。本地垂迹説においては、日本の神々は仏や菩薩が衆生を導くための仮の姿であると解釈される。
垂簾とは、簾を垂らすことを指し、また垂らした簾そのものを意味する。転じて、皇后や皇太后が幼少の天皇に代わって政務を執る「垂簾の政」の略称としても用いられる。
篠垂とは、かぶとの装飾の一つで、正面や前後左右に垂らす細長い金属製の飾りを指す。しなだり、しなだれとも呼ばれ、鎬垂とも表記される。
たらちねは、古語で母親や両親を指す言葉である。特に母親を表す際に用いられ、同義語として「たらちめ」がある。また、父母双方を指す場合や、まれに父親を指す場合(「たらちお」とも)にも使われる。漢字では「垂乳根」のほか、「足乳根」と表記することもある。
永垂不朽とは、名声や功績が長く後世に伝わり、決して朽ち果てることのない様を表す四字熟語である。「垂」は後世に示し伝えることを意味し、「不朽」は朽ちることなく末永く残ることを指す。この語は『春秋左氏伝』襄公二十四年に由来する。
率先垂範とは、自ら進んで先頭に立ち、模範となる行動を示すことを意味する。人々の先導者として行動し、規範を示す態度を表す四字熟語である。
垂髫戴白とは、たれ髪の幼い子供と白髪の老人を併せて指す語で、老若すべての人々を意味する。『十八史略』の「東漢・光武帝」に典拠を持つ四字熟語である。
垂頭喪気とは、頭を垂れて元気を失った様子を表す四字熟語で、失望や落胆によって意気消沈している状態を指します。