基本情報
意味
細く刻んだ肉、なます、なますにする
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
細かく刻んだ肉を指す。特に、漢語の熟語「膾炙(カイシャ)」などで用いられる。
2
なます。魚肉などを細かく切り、酢などで和えた料理を指す。和食における一品として、さっぱりとした味わいが特徴である。
3
なますにする。魚や肉などを細かく切り、調味料で和えて料理を作る行為や調理法を指す。
熟語
沖膾とは、沖合で漁獲した魚を船上で調理した膾(なます)を指す。また、漁に出た者がそれぞれ土産として持ち帰る少量の魚のこともいう。「膾」は生の魚肉を細かく刻んで味付けした料理であり、特に夏の季語として用いられる。
膾炙とは、広く世間の人々に知れ渡り、評判となることを指す。その由来は、「膾」が細切りにした魚や肉の酢の物、「炙」が焼き肉を意味し、いずれも美味として人々に好まれることから、転じて優れた事物や言葉が多くの人に親しまれる様を表すようになった。「人口に膾炙する」という形で用いられることが多い。
「膾炙人口」とは、多くの人々に広く知られ、愛され、語り継がれていることを意味する四字熟語である。もとは美味な膾(なます)や炙り肉が人々に好まれるように、優れた詩文や芸術作品などが世間に広く賞賛され、人口に膾炙する様子を表す。
懲羹吹膾は、熱い羹(あつもの)で舌をやけどした経験から、冷たい膾(なます)を食べる際にも吹いて冷ますという意味で、過去の失敗に過度に警戒し、必要以上に用心深くなることを喩えた故事成語である。
「人口膾炙」は、細かく切った生肉の膾や焼き肉の炙のように、誰の口にも合い広く好まれることを喩え、広く世間の話題となり、人々の口に上って称賛される様子を指す四字熟語である。一般には「人口に膾炙する」の形で用いられ、詩文や人物の評判などが広く知られ、もてはやされることを表す。