内密とは、外部に漏らさずに限られた範囲内で秘密にしておくことを指す。表立って公にせず、内々に取り扱う様子を表し、内緒や内分と同様の意味を持つ。
気体が出入りできないように密閉されている状態を指し、外部の気圧変化の影響を受けない性質を表す。
細部に至るまで注意が行き届き、手落ちのない様子を表す。物事を入念に調べたり計画を立てたりする際の、隅々まで気を配る姿勢を指す。
密夫とは、夫のある女性が夫以外の男性と密かに情交関係を持つことを指し、またそのような関係にある男性のこともいう。「間男」とも表記される。
空一面に厚く広がり、隙間もなく重なり合った雲の様子を指す。雨や雪を伴うことが多く、天候が崩れる前兆となることもある。
密画とは、線や色彩の細部に至るまで丹念に描き込まれた絵画を指し、細密な表現を特徴とする。粗描を意味する疎画に対する概念であり、細密画と同義で用いられる。
人目を避けてひそかに会うことを指し、特に恋愛関係にある男女が内密に逢引する場合に用いられる。
密議とは、他者に知られないように秘密裏に行われる相談や評定のことを指す。
密教とは、大日如来を本尊とし、その深遠な教えを秘伝として伝える仏教の一派である。加持や祈祷などの実践を重んじ、日本では真言宗系の東密と天台宗系の台密の二系統に大別される。顕教に対して、秘法や象徴を用いた奥義を説くことを特徴とする。
密計とは、他者に知られないようひそかに練り上げられた計画や策略を指す。特に、敵対する相手に対して有利な状況を作り出すために、内密に策定される謀略を意味する。
密葬とは、近親者など限られた関係者のみでひそかに行われる葬儀を指し、後日改めて本葬を行う場合もある。
密航とは、正規の出入国手続きを経ずに、船や航空機などに隠れてひそかに国境を越え、外国へ渡ることを指す。このような行為を行う者を密航者と呼ぶ。
法律に違反して、ひそかに物品を製造すること。特に、酒類や銃器など、製造や所持が規制されているものを、許可なく非合法に作る行為を指す。
本人に知られないように、内密に情報を関係者や権限を持つ者に伝える行為を指す。特に組織や集団内部での秘密の報告を意味し、通報者の身元が明かされない状況で行われることが多い。
密使とは、秘密の任務を帯びて派遣される使者を指す。通常は非公開の交渉や重要な情報の伝達など、公にできない使命を遂行するために用いられる。
人目を避けてひそかに行われる相談や会談を指す。特に公にできない内容や秘密裏に進める必要がある事柄について、関係者の間で交わされる非公開の話し合いを意味する。
密着とは、物と物が隙間なくぴったりとくっついている状態を指す。また、写真技術においては、ネガを印画紙に直接重ねて原寸大で焼き付ける方法を意味する。
密宗とは、空海が唐から伝え、日本で広めた真言宗の別称であり、密教の教えを指す。
物が隙間なくぎっしりと集まっている状態を指し、特に建物や人口などが高密度に集中している様子を表します。
密通とは、ひそかに連絡を取り合うことを指し、特に敵対する者と内通する場合に用いられる。また、既存の社会規範や婚姻関係に反して、男女が隠れて情を通じる不義の関係を意味することもある。
敵の秘密や内情などをひそかに探る行為、またその任務に当たる者を指す。スパイと同義で、特に軍事や謀略の文脈で用いられる。
密書とは、秘密の内容を記した文書や手紙のことで、外部に知られないよう厳重に扱われるものを指す。
草木や毛などが隙間なく込み合って生えている様子を指す。特に植物が群生して繁茂している状態を表す際に用いられる。
法律によって売買が禁止されている物品を、ひそかに取引する行為を指す。特に麻薬や武器など、社会秩序を乱す危険性の高い物品の不正な流通に対して用いられる。
外部との通気や漏れを完全に防ぐために、隙間なくしっかりと閉じること。特に容器や空間を外部から遮断する状態を指す。
ひそかに物事を行う様子や、非常に親密な間柄を表す。内々に事を進めたり、打ち解けた関係にあるさまを指す。
密約とは、公にせずにひそかに取り交わされる約束や合意を指す。特に国家間や組織間で行われる秘密の条約や協定を意味し、通常は外部に知られないように結ばれるものである。
「密輸」とは、密輸出や密輸入の略であり、関税法やその他の法令に違反して、税関の監視を逃れるなどして、こっそりと貨物を輸出または輸入する行為を指す。例えば、保護動物の象牙などを不正に国境を越えて移動させる場合に用いられる。
法令や規則に違反して、ひそかに野生動物を捕獲する行為を指す。特に保護区域や禁猟期間中に行われる違法な狩猟を意味する。
樹木が密集して生い茂り、うっそうとした雰囲気を帯びた林を指す。特に熱帯地方などにみられる、植物が極めて密に繁茂する森林を意味し、ジャングルに近い概念である。対義語は「疎林」となる。
細部まで注意が行き届き、きわめて詳しく緻密なさまを表す。特に描写や表現、技術などが精密で隙のない状態を指し、細密画のように微細な部分まで丹念に仕上げられた様子に用いられる。
過密とは、人口や交通機関などが一定の地域や時間帯に集中しすぎて、適正な状態を超えて混雑していることを指す。例えば、都市部への人口集中による過密状態や、列車の運行本数が多すぎる過密ダイヤなどが挙げられる。これは、逆に人口が少なすぎる状態を表す過疎と対になる概念である。
細部に至るまで注意深く作り込まれている様子を指し、機械や装置などが精巧に作られている状態を表す。また、細かい点まで配慮が行き届き、厳密に行われるさまを意味し、検査や調査などが綿密に行われる場合にも用いられる。
細部に至るまで注意が行き届き、念入りであるさま。物事を丹念に、漏れなく行う様子を表す。
機密とは、特に国家の安全保障や公共の秩序に関わる重要な秘密を指し、その漏洩が重大な損害を招く恐れがあるため、厳重に管理されるべき情報を意味します。主に政治、軍事、外交などの分野で用いられ、一般には公開されません。
濃密とは、隙間がなく細やかに詰まっている様子を表し、人や物事の関係が緊密であることを指す。また、色合いや味わいが深く豊かで、細部まで行き届いた質感を形容する際にも用いられる。
細部まで行き届き、きめが細かいさま。また、計画や作業などにおいて、手落ちがなく周到であることを表す。
互いの心が通じ合い、隔てなく打ち解けた間柄を指す。人と人との関係が深く、強い信頼と親しみに満ちている様子を表す。
細部に至るまで注意が行き届き、厳格で手落ちのない様子を表す。物事を正確に捉えようとする姿勢や、定義や条件を曖昧さなく明確に定める態度を指す。
ひそひそとは、他人に聞き取られないように、互いに近づいて小声で話す様子を表す。特に秘密の話や内緒事を伝える際に用いられる表現である。
密事とは、他に知られないように隠しておく事柄を指す。特に男女が内密に交わす恋愛関係を意味することもある。
人目を避けて密かに行動することを指す。また、江戸時代において情報収集や偵察を任務とした下級武士を指し、間者や忍びの者とも呼ばれた。
密陀とは、一酸化鉛の別称であり、密陀僧とも呼ばれる。黄色い粉末状の物質で、鉛ガラスの製造や顔料の原料として用いられる。
稠密とは、物や人が一箇所に集中して隙間なく密集している状態を指す。特に人口や建物などがぎっしりと詰まっている様子を表し、「人口稠密な地域」のように用いられる。漢字表記としては「綢密」と書くこともある。
枢密院は、明治憲法(大日本帝国憲法)の下において、天皇の最高諮問機関として設置された組織である。憲法の解釈や勅令、条約など、重要な国務に関して天皇に意見を上奏する役割を担った。日本国憲法の施行に伴い廃止された。
密陀絵は、密陀油(一酸化鉛を原料とする油)を媒材として用いた絵画技法を指す。密陀油に顔料を練り合わせて描く油彩画のほか、膠絵の表面に保護や光沢付けのために密陀油を塗布したものも含まれる。日本の近世に伝来した油彩技法の一つである。
密雲不雨は、厚い雨雲が空を覆っているにもかかわらず、まだ雨が降り出さない様子を表す。ここから転じて、何らかの兆候や気配が十分に感じられるのに、実際の事態の進展や変化がまだ現れない状態を喩える四字熟語である。『易経』の「小蓄」に由来する。
人口稠密とは、ある地域に多くの人々が密集して居住している状態を指す。人口密度が高く、住宅や施設が集中している様子を表す四字熟語である。
周密精到とは、物事の計画や準備、またその実行において、細部まで行き届き、抜かりなく、しかも適切で精密である様子を表す。