「小首」は、首をわずかに傾けるなど、首に関する軽やかな動作を表す語である。「こ」は接頭語で、わずかな程度や親しみを添える働きがあり、「首をかしげる」といった表現で用いられる。
半首(はつぶり)は、平安時代末期から鎌倉時代にかけて用いられた、顔面のうち額から頬にかけてを防護するための武具である。兜(かぶと)の付属品として着用された。また、「はつむり」とも読まれる。
生首とは、斬首刑などによって胴体から切り離された直後の人間の頭部を指す。切断後間もないため、まだ生々しい様子を呈しているものをいう。主に刑罰の執行後、晒しものにするような場面で用いられる表現である。
自首とは、犯罪を犯した者が、捜査機関に発覚する前に自らの意思で罪を申し出ることを指す。
乳房の先端に位置する突起状の部分を指す。また、その形状を模して作られた、乳児に吸わせるための哺乳用具をも意味する。
巻物や書物の最初の部分を指し、その書物の冒頭をなす箇所を意味する。巻頭や巻末と対比される語である。
首輪とは、首に装着する輪状の装身具を指し、装飾として用いられるネックレス類をいう。また、犬や猫などの愛玩動物の首に掛けて飼い主を示したり、制御するために用いる輪をも指す。
競争や順序において最も高い位置を指し、第一の位を意味する。特にスポーツの順位や成績のランキングなどで用いられ、首席や最上位と同義である。
首級は、かつて戦場で敵を討ち取った証拠としてその首を切り取ったものを指す。特に戦功の確認や恩賞の対象として用いられ、首実検の対象となった。
首罪とは、その者が犯した最も重大な罪を指し、特に斬首刑に相当する重罪を意味する。また、犯罪の首謀者や主犯を指す場合もある。
首相とは、内閣の首席にあたる大臣を指す。日本においては内閣総理大臣を指し、行政権の最高責任者として内閣を代表する地位にある。
首席とは、順位や序列において最も上位に位置する席次を指す。また、その地位に就いている人物を指して用いられることもある。例えば、成績が最も優秀であることを「首席で卒業する」と表現する。
首途(かどで)は、旅立ちや出発を意味する語で、特に自宅を離れて旅路につくことを指す。また、新たな生活や人生の節目を迎える際の門出にも用いられる。「門出」と表記されることもあり、「シュト」と読む場合もある。
首題とは、議案や文書などの冒頭に掲げられる題目のことを指す。また、仏教の経典において、その巻頭に記された文句を意味する場合もある。
集団や組織を統率する長を指す語で、特に地方自治体の長や内閣総理大臣など、行政の最高責任者を指して用いられる。
首途は「かどで」とも読み、旅に出発することを意味する。特に長旅や遠方への旅立ちを指し、古風な表現として用いられる。
首班とは、序列において第一の地位を指す語である。特に内閣制度においては、内閣の首席に位置し、国務大臣を統率する内閣総理大臣を意味する。国会における首班指名は、内閣総理大臣の指名手続きを指して用いられる。
首尾とは物事の始まりと終わりを指し、文章の構成など前後の整合性を整える際に用いられる。また、事の経緯や結果、成り行きを表し、物事が順調に進んで成功する様子を「首尾よく」と表現する。語源は頭を意味する「首」と尾との組み合わせに由来する。
国の中央政府が置かれ、政治の中心となる都市を指す。
悪事や陰謀を計画し、その中心となって指揮を執ることを指す。また、そのような行為を行う人物を指す場合もある。表記としては「主謀」と書くこともある。
斬首とは、刀剣やギロチンなどの道具を用いて首を切断する刑罰を指す。かつて行われた死刑執行方法の一つであり、首斬りや斬罪とも呼ばれる。
船の先端にあって航行時に波を切る部分を指す。漢字では「船首」と書き、「みよし」と読むほか、「水押」や「舳」とも表記される。また「センシュ」という読み方もある。
会計期間や事業年度など、あらかじめ定められた一定の期間の開始時点を指す。対義語は「期末」である。
作者を明かさずに時世や人物を風刺・批判する狂歌や狂句を指す。匿名性を利用して社会や権力者への皮肉や不満を詠み込んだもので、主に江戸時代に盛んに作られた。
寝ている人の首を指す。転じて、油断している隙を狙って相手を陥れることの喩えとしても用いられ、「寝首を搔く」という慣用句で表現される。
歳首とは、一年の始まりを指す言葉で、年の初めや年頭を意味する。主に改まった文脈で用いられ、新年の決意や方針を立てる際の起点として捉えられる。
頓首とは、手紙の末尾に記して相手への敬意を表す語で、「草々頓首」のように用いられる。また、古代中国における敬礼の作法で、頭を地面につけて拝礼することを指す。「頓首再拝」とすれば、二度礼をする意を加えてより丁寧な表現となる。
頭を地面に触れるほど深く身をかがめて行う礼拝の動作を指し、最も敬意の高い礼法とされる。また、書簡の末尾に敬意を込めて記す挨拶語としても用いられる。
襟首とは、首の後ろ側、髪の生え際から肩にかけての部分を指す。特に衣服の襟が触れるあたりの首筋をいうことが多く、「うなじ」や「くびすじ」とほぼ同義である。
鎌首とは、鎌のように曲がった首のことで、主に蛇が威嚇や攻撃の姿勢をとる際に頸部を弓なりに反らせた様子を指す。
首座とは、禅宗寺院において修行僧の筆頭に位置する僧侶を指す。修行僧の集団を統率し、修行の規範を示す重要な役割を担う。
鶴首とは、鶴が首を長く伸ばして遠くを見る様子に喩え、何かを心待ちにして待ち焦がれることを指す。特に、待ち望む知らせや出来事が来るのを、首を長くして待つ心情を表現する際に用いられる。
匕首(あいくち)は、鍔(つば)のない短刀を指す。全長は約九寸五分(くすんごぶ)であり、鞘の口と柄の口が直接合わさる構造からこの名が生じた。表記としては「合口」と書くこともあり、「ひしゅ」と読む場合もある。
扠首は、切妻屋根の両端に棟木などを支えるために、合掌形に組み合わせた構造材を指す。主に社寺建築などに見られるもので、「叉手」と表記されることもある。
竿首とは、かつて行われた刑罰の一つで、罪人を打ち首にした後、その首を木や台の上に掲げて公衆に晒すことを指す。さらし首や梟首とも呼ばれ、見せしめとしての意味合いを持っていた。
集団や組織を率いる者を指し、特に騒動や反乱などの悪事を主導した者を意味する。また、先駆者としての意味も含まれる。漢字の「首」と「魁」はいずれも頭や先頭を表すことから、この語義が生じた。
梟首とは、罪人の首を斬り、それを長期間にわたって見せしめとして晒す刑罰を指す。特に江戸時代以前の日本で行われた「梟し首」と同じ意味を持つ。
猪首とは、首が猪のように太くて短い様子を指す。また、兜を後ろにずらしてかぶることも意味し、その際に首が短く見えることに由来する。
雁首とは、主に煙管の吸い口に当たる部分を指す。その形状が雁の頭部に似ていることからこの名が付いた。また、人の頭や首を俗にこう呼ぶこともあり、「雁首を揃える」などの慣用表現で用いられる。
集団や組織を率いる者を指すが、特に悪事を働く集団の頭領を意味する。
「黎民」と同義で、一般の民衆や庶民を指す語。古代中国において黒い髪をした民を意味し、転じて広く人民を表す表現として用いられる。
黔首とは、中国の秦代における民衆を指す語である。彼らが冠をかぶらず、黒い頭髪を露わにしていたこと、あるいは黒い頭巾をまとっていたことに由来するとされる。後に、一般の人民を広く指す通称としても用いられた。
鷁首とは、水難除けのまじないとして船首に鷁(げき)という想像上の水鳥の頭部を模した装飾を施した船を指す。また、そのような船の船首そのものや、鷁の頭部そのものを意味することもある。
物事が順調に進み、好ましい結果に至ること。また、その様子。
不首尾とは、物事が期待した通りに進まず、好ましくない結果に終わることを指します。また、周囲からの評判や受けが悪い状態を表す場合もあります。語源は、物事の始まりと終わりが一貫しない様子に由来します。
絞首刑とは、首に縄をかけて締め上げることにより死に至らしめる死刑執行方法を指す。
何首烏はタデ科のつる性多年草で、中国原産であるが各地で野生化している。葉はハート形でドクダミに似ており、根は塊状となる。名称は漢名に由来し、唐代の何首烏という人物がこの草の根を煎じて飲み長寿を得たという伝説に基づく。
鳩首協議とは、人々が集まって頭を寄せ合い、密に相談や協議を行う様子を表す四字熟語である。特に重要な事柄について、関係者が一堂に会して真剣に討議する状況を指す。
多くの人が集まり、互いに頭を寄せ合って熱心に相談や議論を重ねる様子を表す四字熟語。
円首方足とは、人間の頭は丸く足は四角いという形から、広く一般の人々を指す表現である。古代中国の思想に由来し、特に区別なくすべての人間を包括する意味で用いられる。
竜舟鷁首とは、貴人が乗る船を指す四字熟語である。二隻一対の船で、一方の船首には竜の頭を、もう一方には鷁(水鳥の一種)の首の形を彫刻して飾ったことに由来する。
閉口頓首とは、言葉を失ってただひたすら頭を下げる様子を表す。相手の勢いや非難に圧倒され、反論もできずに平身低頭することを意味する。
「俛首帖耳」は、頭を垂れて耳を伏せ、ひたすらへつらい従う様子を表す四字熟語です。権力者や強者に媚び、哀れみを請うような卑屈な態度を指し、唐代の韓愈の文章に用例が見られます。
『春秋左氏伝』僖公十五年に見える故事に基づく四字熟語で、首を振り向かせて振り返る暇もなく、慌ただしく立ち去る様子を表す。