疲労や苦難が極まり、心身ともに疲れ果ててどうすることもできない状態を指す。
突然で常軌を逸した様子を指し、予期せぬ奇抜な言動や、調子外れでとっぴな振る舞いを形容する際に用いられる。
頓悟とは、修行の段階を次第に踏むことなく、突然に真理を悟ることを指す。漸悟に対する概念であり、仏教においては特に、長い修行の過程を経ずに一瞬にして覚りを開く境地を意味する。
物事の進行が急に阻まれ、勢いを失うこと。特に計画や事業などが途中で行き詰まり、先へ進めなくなる状態を指す。
頓才とは、機転が利き、その場に応じて適切な判断や対応ができる才知を指す。とっさの状況においても柔軟な発想で物事を処理する能力を意味し、頓知や機知に通じる。
頓死とは、予期せぬ出来事として突然に命を絶つことを指し、特に前触れもなくあっけなくこの世を去る様を表す。旅先などで不意に訪れる死にも用いられる。
頓首とは、手紙の末尾に記して相手への敬意を表す語で、「草々頓首」のように用いられる。また、古代中国における敬礼の作法で、頭を地面につけて礼を行うことを指す。「頓首再拝」とすると、二度礼をする意の「再拝」が加わり、より丁寧な表現となる。
頓着とは、ある物事に対して深く心を配り、気にかけることを指す。服装や細かい事柄に無頓着な人というように、主に否定形や「頓着しない」の形で用いられ、あまり気にしない、執着しないという意味合いで使われることが多い。
乱れた状態にある物を片付け、秩序正しくきちんとした状態に整えることを指す。特に物の配置や環境を秩序立てて整理する行為を意味し、整理整頓のように他の語と結びついて用いられることも多い。
頓馬とは、愚かで間の抜けた様子、あるいは動作や反応が鈍くて要領を得ない者を指す。漢字は当て字であり、主に「頓馬なまねをするな」のように、愚かな振る舞いを戒める文脈で用いられる。
嵌頓とは、腸や子宮などの内臓が周囲の組織から脱出し、元に戻らなくなって腫れ上がった状態を指す。特にヘルニアの際に生じる合併症として知られる。
順調に進んでいた物事の勢いが、途中で何らかの障害によって阻まれ、思うように進まなくなること。
無頓着とは、物事に対して注意を払わず、関心や気遣いが薄い様子を指す。服装や身なり、あるいは周囲の状況などに対し、ほとんど意を用いない態度を表す。
頓痴気とは、物事の道理に疎く、気が利かない様子を指す。頓馬と同様に、愚かで間の抜けた人物を形容する言葉である。
頓珍漢とは、言動や行動が前後で矛盾しており、筋道が通らない様子を指す。また、そのような言動をする人を指すこともある。鍛冶屋が交互に槌を打つ際の不揃いな音に漢字を当てたことに由来する。
猗頓之富とは、中国の故事に由来する四字熟語で、古代の大商人であった猗頓の莫大な財産を指し、比類なきほどの巨万の富を意味する。『史記』「貨殖伝」にその記述が見られ、膨大な富や財産の象徴として用いられる。
閉口頓首とは、言葉を失ってただひたすら頭を下げる様子を表す四字熟語で、相手の言動や状況に全く反論の余地がなく、ただ平伏するしかないほどの困惑や閉口した状態を指します。
頓知頓才とは、その場に応じて機転を利かせ、才知を発揮することを意味する。臨機応変な知恵と才覚を表す四字熟語である。
頓首再拝とは、手紙の末尾に用いる挨拶語で、謹んで頭を地に付けて拝礼し、重ねて拝礼する意を表す。非常に丁寧で畏まった敬意を示す表現である。
陶朱猗頓とは、古代中国の巨万の富を築いた二人の大商人、陶朱公と猗頓を併せた四字熟語で、非常に裕福な人物や大商人を指す。『史記』「貨殖伝」にその名が見え、富の象徴として用いられる。
沈鬱頓挫とは、詩文の風格が深く重厚で、その表現に変化と起伏に富み、力強いリズム感を持つことを指す。杜甫が自らの詩風を評した言葉に由来し、情感の深みと表現の巧みさを併せ持つ優れた文芸作品の特質を表す。
出征する者の衣服を引き止め、地を踏み鳴らして嘆き悲しむ様子から、別れを惜しみ、引き留めようとする心情を表す。杜甫の『兵車行』に由来する表現である。