旧恩とは、過去に受けた恩恵や世話のことを指し、特に以前に他者から受けた恩義や情けを意味する。この言葉は、かつての恩に報いるという文脈で用いられることが多い。
芳恩とは、他者から受けた恩恵や情けを敬って言い表す語で、御恩やおかげと同じ意味を持つ。特に目上の人や敬意を払うべき相手からの好意を指し、感謝の念を込めて用いられる表現である。
洪恩とは、非常に大きな恵みや恩恵を指す言葉である。深く厚い恩義を意味し、通常の感謝を超えるような多大な恩顧に対して用いられる。「鴻恩」と表記されることもある。
恩恵とは、他者や自然などから受ける恵みや利益のことで、それによって幸福や助けを得ることを指す。特に、受ける側にとって有難く、感謝の念を抱かせるような慈しみや情けを含む場合が多い。
恩顧とは、目上の者から受ける情け深い引き立てや世話を指す。特に、庇護や支援によって相手を優遇する行為を意味し、日頃の恩顧に報いるといった表現で用いられる。
天皇や主君から賜る品物や金銭、あるいはそのような行為そのものを指す。特に皇室からの下賜品を意味する場合が多い。
恩赦とは、国家の情けある措置として、有罪判決を受けた者の刑罰を免除または軽減する制度を指す。大赦、特赦、減刑などの種類があり、内閣の決定を経て天皇が認証することにより実施される。
恩情とは、他者に対して抱く深い慈しみや思いやりの心を指す。特に目下の者や弱い立場にある者に対する情け深い配慮や、寛大な心で接する態度を表す。
報恩とは、他者から受けた恩恵に対して感謝の気持ちを持ち、それに応える行為を指す。特に目上の者や師から受けた恩義を忘れず、その恩返しとして相応の行動をとることを意味する。
受けた恩恵に対して感謝の意を表すこと。特に学校や組織などで恩師や先輩から受けた指導や支援に対し、公式な場で感謝を表明する機会を指すこともある。
恩と仇、すなわち受けた恩恵と抱く怨恨を併せた概念であり、人と人との間に生じる深い情けと、それに反する憎しみや復讐の感情を指す。
「渥恩」とは、深く厚い恩恵のことを指す。手厚い情けや心のこもった恵みという意味合いが強く、単なる恩恵を超えた深い慈しみや配慮を含んだ恩を表す。
恩讐分明とは、恩義と恨みをはっきりと区別し、恩には報い、恨みには報いるという明確な態度をとることを意味する。『呂氏童蒙訓』に由来する四字熟語で、人間関係における義理と情けの峻別を示す。
恩威並行とは、為政者や指導者が恩賞と刑罰を適切に併用し、人々を統治・指導する方法を指す四字熟語である。『三国志』魏志・周魴伝に由来し、慈愛に満ちた恵みと厳格な威圧を並行して用いることで、人心を掌握し秩序を維持する統治理念を表す。
一度の食事を施されたわずかな恩義を指す。些細な恩恵であっても決して忘れてはならないという教訓を含む四字熟語である。
一言芳恩とは、主君や目上の人からかけられたほんの一言の言葉に深く感銘を受け、その恩義を忘れずに忠誠を尽くすことを意味する。わずかな言葉がけであっても、その厚意を重んじて恩に報いる心構えを表す四字熟語である。
威恩並行とは、威厳を示すことと恩恵を施すことを並行して行うことを意味する。統治や指導において、厳しさと慈しみを適切に組み合わせ、人々を導く手法を指す四字熟語である。
父母から受ける限りなく深い恩を意味する四字熟語で、その恩は測り知れないほど大きいことを表します。『詩経』の「小雅・蓼莪」に由来し、罔は無を意味し、極は限界を指すことから、恩の深さが無限であるという概念を示しています。
忘恩負義とは、受けた恩を忘れ、義理に背くことを意味する四字熟語である。「負」は背く、裏切る意を表し、一般に「恩を忘れ義に負く」と訓読される。