利鈍とは、刃物の切れ味が鋭い状態と鈍い状態の両方を指すとともに、転じて人の才知が優れていることと愚かなことの両義を含む概念である。
頭の働きや動作が鈍く、機敏さに欠ける様子を指す。生まれつきの性質として、物事に対する反応や理解の速度が遅いことを表す。
鈍根とは、物事を理解する能力や頭の働きが鈍く、素早く物事を覚えたり理解したりすることが不得意な性質を指す。
鈍才とは、頭の働きが鈍く、物事を理解したり処理したりする能力に欠けることを指し、またそのような人をいう。英才や秀才の対義語として用いられる。
鈍色は濃い灰色を指し、時に濁った青色や紅色を帯びた色合いを表す。また、法衣の一種として、袍と袴が一体となった単衣状の衣服を指す場合もあり、多くは白色である。読み方としては「にびいろ」とも発音される。
動作や反応が鈍く、重々しい様子を指す。特に、体の動きが緩慢で敏捷さに欠ける状態や、物事に対する反応が遅くて機敏でない性質を表す。
鈍化とは、鋭さや勢いが弱まり、緩やかになることを指す。特に、数値の伸び率や物事の進行速度が低下する状態を表す際に用いられる。
感覚や知覚が鈍くなり、反応や機能が低下する状態を指す。特に痛覚などの感覚が弱まることをいう。
鈍感とは、感覚や感受性が鋭さを欠き、刺激や変化に対する反応が鈍い状態を指す。外部からの影響を敏感に察知することができず、気温の変化や他人の感情の機微などに気づきにくい性質を表す。
刃物などが使用によって擦り減り、切れ味が悪くなること。
鈍行とは、各駅に停車する普通列車を指す俗称であり、特に急行列車などと対比して速度が遅いことを含意する。鈍行列車とも呼ばれる。
愚鈍とは、知性や理解力が乏しく、物事に対する反応や判断が鈍い様子を指す。思考の働きが緩慢で、機転が利かず、行動にも冴えがない状態をいう。
知能や理解力が乏しく、物事の反応や判断が鈍い様子を指す。また、そのような性質を持つ人を指すこともある。
青鈍とは、青みを帯びた灰色の布地の色を指す。主に喪に服す者や出家した者が身に着ける衣服に用いられる染め色である。
カワアナゴ科に属する淡水魚で、ハゼの一種である。本州中部以南の川や沼に生息し、体色は生息環境によって異なるが、多くは黒褐色を呈する。食用とされる。
鈍間とは、動作や反応が遅く、機転が利かない様子を指す。また、そのような性質を持つ人を表すこともある。「野呂松」という表記も用いられる。
薄鈍とは、薄く淡い鼠色を指す。また、そのような色合いの衣服、特に喪服や僧衣などに用いられるものをいう。
魯鈍とは、頭の働きが鈍く、物事の理解や判断が遅い様子を指す。愚かさや鈍重さを含意し、知性や機転に欠ける状態をいう。
駑鈍とは、頭の働きが鈍く、才知に乏しい様子を指す。物事の理解や習得が遅く、優れた才能を持たないことを意味する。
運根鈍とは、物事を成し遂げるためには幸運に恵まれること、粘り強く努力を続ける根気、そして困難にも挫けない鈍さとも言える忍耐力の三つが必要であるという教えを表した言葉である。
「運鈍根」は「運根鈍」と同じく、物事を成し遂げるために必要な三つの要素、すなわち幸運(運)、継続する力(根気)、そして多少の鈍感さ(鈍)を表す言葉である。
頑鈍無恥とは、愚かで鈍く、恥知らずなさまを表す四字熟語である。『史記』「陳丞相世家」に由来し、道理に暗く、物事の分別がつかず、しかも羞恥心に欠けるような人物の性質を言い表す際に用いられる。