天皇や上皇などの行幸や御幸に供奉の列に加わり、お供として随行すること。また、その役目を務める者を指す。
奉行とは、主君の命令を受けて職務を執行する行為、あるいはその任に当たる者を指す。また、鎌倉時代から江戸時代にかけて、幕府の政務を担当した武家の長官職の名称でもあり、江戸幕府では寺社奉行・勘定奉行・町奉行など、多様な分野を管轄する奉行職が置かれた。
尊いものを丁重に安置すること。特に神仏の像や位牌、天皇の御真影などを大切に扱い、定められた場所に据え置くことを指す。
奉加とは、神仏に対して謹んで金銭や物品を捧げ納めることを指す。転じて、寺社や公共の事業などに対して金品を寄付する行為をも意味し、例えば「奉加帳を回す」という表現に見られるように、寄進者名を記帳する慣習にも関連する語である。
奉賀とは、謹んで祝いの意を述べること、または祝賀の気持ちを敬意を込めて表すことを意味する。特に年始の挨拶など、改まった祝いの場面で用いられる表現である。
謹んで物を差し上げること。特に神仏や目上の方に対して、真心を込めて捧げる行為を指す。
奉公とは、国家や主君に対して忠誠を尽くし仕えることを指す。かつては封建時代に家臣が主君に軍役などの義務を果たすことを意味し、御恩と奉公の関係として語られた。また、住み込みで使用人として働くことも奉公と呼び、例えば商家などで丁稚として働き始めることを丁稚奉公に上がると表現した。
奉仕とは、自己の利益を顧みずに社会や他者のために尽くす行為を指す。また、商品を通常より安く提供する商業行為や、神仏に対して謹んで仕えることも意味する。
謹んで様子をうかがい、伺いを立てること。特に目上の人に対して、その意向や機嫌を丁重に尋ねる際に用いる。
奉書とは、武家時代に将軍や主君の命令を受けた臣下が、その内容をさらに下位の者へと伝達するために発行した公文書を指す。また、転じて奉書紙の略称としても用いられる。
奉戴とは、謹んで受け取り、あるいは戴くことを意味する。特に君主や上位者を敬い、その地位や権威をいただく場合に用いられる表現である。
謹んで相手に物を差し上げること。敬意を込めて献上する意を表す。
謹んで書物を読むこと。特に、天皇や上役からの文書を敬意を込めて拝読することを指す。
神仏に対して、敬意を込めて金品や芸能などをささげること。神社や寺院に絵馬や額などを献上する行為や、神事として行われる相撲などがこれに当たる。
奉幣とは、神前に幣帛を供える儀礼を指す。特に朝廷や神社において、神への敬意を表し祈願を込めて行われる重要な祭祀行為であり、幣を奉る使者を奉幣使とも称する。
ある思想や主義、教えなどを深く信じ、それを行動の拠り所として従うことを指す。
遵奉とは、法律や教義、あるいは目上の者の命などを重んじて、それに従い守ることを指す。
神仏や祖先に対して、深い敬意を込めて祭りを行うことを指す。特に、祖先の霊を墓前にて丁重に祀る行為をいう。
奉奠とは、神仏に対して謹んで供え物を捧げることを指す。「奠」は供え物の意であり、玉串などを奉る行為をいう。奉献や奉納と同様の意味を持つ。
鎌倉幕府および室町幕府に置かれた職制の一つで、主に訴訟手続きにおいて提出された訴状に日付や関係者の氏名などを記入し、その案件を担当する番(担当部署)に振り分ける役割を担った。
江戸時代の諸藩において、郡の行政を担当した役職名を指す。郡代とも呼ばれ、郡内の代官を統轄し、年貢の徴収や民政一般を執行する責任を担った。
私心を捨てて、公のためや社会全体のために尽力することを意味する。個人の利益や欲望を抑え、集団や国家の利益に奉仕する姿勢を表す。
奉公守法とは、公務に忠実に従い法令を遵守することを意味する。国家や組織への忠誠心を持ちつつ、定められた法規を厳格に守る姿勢を表す四字熟語である。
版籍奉還は、明治二年に薩摩・長州・土佐・肥前の四藩主が率先して、自らの領地と領民の支配権を朝廷に返上した政治改革を指す。これは木戸孝允や大久保利通らの主導により行われ、他の諸藩もこれに追随した。版籍とは版図と戸籍を意味し、転じて領土と人民を表し、奉還はこれを返上することを意味する。
述懐奉公とは、自らの思いや考えを述べ、それを公務や公共の事柄に捧げることを意味する四字熟語である。個人の内省や所懐を表明しつつ、それを社会や組織への貢献として実践する姿勢を表す。