野球において、打者が安打や四球、死球などで出塁することなく、また犠牲打などの攻撃貢献も果たせずにアウトとなり、その打撃イニングから退くことを指す。特に、三人の打者が続けて凡退することを「三者凡退」と表現する。
引退とは、それまで従事していた職業や役職から身を引き、現役の地位を退くことを指す。特に長年にわたって携わってきた分野から、年齢や時期を区切りとして退く場合に用いられる。
後退とは、位置が後方へ移動することを指す。また、物事の勢いや状態が以前より衰えたり、劣化したりする様子も表す。例えば、景気が悪化する際に用いられる。
退屈とは、物事に興味や関心を失って飽きてしまうこと、また、やるべきことがなく時間を持て余す状態を指す。例えば、単調な話を聞く時に感じる倦怠感や、何もすることがない時の手持ち無沙汰な気持ちを表す。
退紅(あらぞめ)とは、ベニバナを用いて染められた薄い紅色を指す。また、その色に染めた短い狩衣を指し、仕丁などが着用した。表記としては「桃花染」や「荒染」とも書かれ、「たいこう」と読む場合もある。
退役とは、軍務から退くことを指す。特に士官以上の軍人が現役を離れる場合に用いられ、退役した軍人は退役軍人と呼ばれる。
退化とは、進歩が止まって以前の状態に後戻りすることを指す。また、生物学においては、生物の器官や組織が衰えて縮小したり消失したりする現象を意味する。
退場とは、会場や競技場などからその場を去ることを指す。特にスポーツの試合においては、審判が選手に退出を命じる処分を指す場合もある。また演劇や舞台芸術においては、役者が舞台から去ることを意味し、登場と対をなす用語として用いられる。
退学とは、学生が卒業を待たずに学校を去ることを指す。本人の意思による中途退学の場合と、校則違反などの理由で学校側から除籍される処分の場合とがある。
退色とは、色が薄くなったりあせたりすることを指す。本来の鮮やかさが失われ、色調が弱まる様子を表し、特に布地や絵画などにおいて経年変化や光の影響で生じる現象をいう。
勢いが衰え、下降の傾向にある状態を指す。「頽勢」の書き換え字として用いられる。
物品をしまい込んで使用しないこと。特に、必要な物資などを活用せずに貯蔵しておく状態を指す。
退転とは、仏道修行において精進を怠り、以前の状態に後退することを指す。また、より広くは物事が悪い方向へと転じていくことや、零落してその場から去る様子も表す。
危険や災害から身を守るため、その場から離れて安全な場所へ移動することを指す。
以前の状態や水準に比べて悪化すること。進歩の反対で、後退することを指す。
退路とは、進んできた道を引き返すための道筋や、困難な状況から逃れるための手段を指す。また、将来の進むべき方向や選択肢という意味でも用いられる。
衰退とは、勢いや活力が弱まり、以前の状態よりも劣る方向へと向かうことを指す。特に、組織や制度、文化などが次第に力を失い、衰えていく様子を表す。
戦いや競技において相手に負け、その場から退くことを指す。特にスポーツの試合や競争などで用いられることが多い。
脱退とは、所属していた団体や組織から自らの意思で抜けることを指す。会員資格や加盟関係を解消する行為であり、離脱や脱会と同義である。
進退とは、前へ進むことと後ろへ退くことを指し、転じて人の動作や立ち居振る舞い全般を表す。さらに、職務に留まるか辞めるかといった、人生における重要な選択や身の処し方を意味する場合もある。
減退とは、ある状態や程度が以前よりも弱まり、低下することを指す。特に意欲や気力、体力、機能などが衰える様子を表し、例えば食欲や関心が薄れる場合などに用いられる。
攻めてくる敵や勢力を武力によって追い払い、その場から退却させることを指す。
廃退とは、物事が衰えてすたれることを指す。特に社会や道徳などが次第に崩れ、かつての活力や規範を失っていく様子を表す。同義語に退廃や頽廃があり、これらとほぼ同じ意味で用いられる。
不退転とは、もともと仏教用語で修行において決して退くことなく前進し続けることを指すが、転じて、いかなる困難や障害にも屈することなく、自らの意志や決意を貫き通す覚悟や態度を表す。
退紅色とは、薄く淡い紅色を指し、桃の花の色に似た柔らかな赤みを帯びた色合いを表す。褪紅色とも表記される。
怨敵退散は、恨みを抱く敵が立ち去ることを願って唱える言葉である。仏教においては法力をもって仏敵や魔障を退ける際の祈願文として用いられ、「怨敵」は恨みある敵を、「退散」は逃げ去ることを意味する四字熟語である。
進んだり退いたりを繰り返す様子を表す。病状や戦況などが良くなったり悪くなったりして、安定しない状態を指す。
進むことも退くこともともに困難な状況に置かれることを指す。前にも後ろにも動きが取れず、どうすればよいか決めかねる状態を表す。
出処進退とは、官職や地位に留まるか退くかという、個人の進退に関する決断を指す四字熟語である。進退出処とも表記される。この語は、特に為政者や知識人が自らの立場や去就をいかに処するべきかという、人生における重大な選択の局面を言い表す。
十進九退とは、十歩前進しても九歩後退するという意味で、物事がなかなかはかどらず、進歩よりも後退の方が多い状況を表す。仏教の経典『三昧耶戒』の序文に由来し、修行の困難さや道を極めることの難しさを喩えた表現である。
仏教用語で、修行者が悟りを求める決意が堅固で、決して退くことのない境地を指す。後に転じて、何かを成し遂げようとする強い意志を持ち、決して後退しない覚悟を表す。
急流勇退とは、船が急流の中で素早く方向を転じて退く様子を表し、転じて官職や地位が絶頂にある時に潔く身を引くことを意味する。仕事や立場が最も充実している時期に、機を見て思い切って退き、後進に道を譲るたとえとして用いられる。