謹啓は、手紙の冒頭に用いる書簡語で、謹んで申し上げるという意味を表します。特に改まった礼儀を重んじる場合に使用され、この語で始めた手紙の結びには、「謹言」や「頓首」などの語を以って締めくくるのが通例です。
謹呈とは、敬意を込めて物を差し上げることを表す語で、主に贈り物をする際に用いられる。相手を敬い、つつしんで捧げるという気持ちを込めた表現である。例えば、著書を恩師に贈る場合などに使われる。
謹言は、主に手紙の結びに用いる語で、「つつしんで申し上げます」という意味を表します。特に「謹啓」で始まる改まった手紙の末尾に添え、敬意を込めた締めくくりとして用いられます。
謹厳とは、言動に軽はずみなところがなく、心構えや態度がきわめて真面目で厳粛な様子を指す。
謹告とは、広告や通知などの冒頭に用いられる語で、謹んでお知らせするという丁重な意を表します。
手紙において、差出人が受取人に対して敬意を表し、謹んで申し上げる意を込めて、宛名の脇に書き添える語。
謹慎とは、自らの行動を反省して慎み深く振る舞うことを指す。また、懲戒処分として自宅などに留まり、出勤や登校を禁じられることも意味する。さらに、江戸時代には武士に対して課せられた、公用以外の外出を一定期間禁止する刑罰の名称でもあった。
謹製とは、製造元が謙遜の意を込めて製品を作ったことを示す語で、「つつしんで作りました」という意味を表します。主に贈答品や高級品の包装などに記され、相手に対する敬意と丁寧な作りを伝える役割を果たします。
謹聴とは、相手の話を慎み深い態度で真剣に耳を傾けることを指す。また、講演会などの場において、聴衆に対して静粛に聞くよう促す際の呼びかけとしても用いられる。
つつしみ深く正直で、真面目なさまを表す。礼儀正しく控えめでありながら、誠実さと実直さを兼ね備えた態度や性質を指す。
謹んで慎み深く、心を引き締めてかしこまる様子を表す。
「庸言之謹」とは、日常の言葉遣いを慎み深く行うことを意味する。『中庸』に由来するこの四字熟語は、平凡な会話においても軽率さを排し、誠実かつ丁寧に言葉を選ぶべきだという教えを示している。
恐惶謹言とは、目上の人に対して最大限の敬意を込めて謹んで申し上げることを意味する四字熟語である。手紙などの文末に用いられ、「恐れ多くも、慎みをもって申し述べます」という謙譲の意を表す表現である。
恐恐謹言は、手紙の末尾に用いる四字熟語で、相手に対して気遣いと恐れ多いという気持ちを抱きつつ、謹んで申し上げるという意味を表します。
謹厚慎重とは、つつしみ深く温厚な人柄と、物事に対して細心の注意を払う態度を併せ持つ様子を表す四字熟語である。言動に軽率さがなく、控えめで穏やかな性格でありながら、何事にも慎重に対処する姿勢を指す。
謹言慎行とは、言葉遣いや行動を特に慎重に行うことを意味する四字熟語である。「謹」は細やかに気を配りつつしむこと、「慎」は心を込めて注意深く振る舞うことを表し、『礼記』の「緇衣」に由来する。
慎み深く真面目で、誠実かつ正直な様子を表す。人柄や態度が堅実で偽りがなく、時に堅苦しさを帯びることもある。