「発禁」とは、発売禁止の略称であり、公序良俗に反するなど有害と判断された出版物や記録媒体などの流通を、行政機関が禁止する処分を指す。
軟禁とは、外部との接触を断つため、家屋や室内に閉じ込めて外出を許さないことを指す。監禁の一種ではあるが、通常の監禁に比べて制限が緩やかで、身柄の自由を狭めつつも一定の生活空間内での行動は認められる場合が多い。
禁固とは、一室に閉じ込めて外部との往来を許さず自由を奪うことを指し、特に刑罰として有罪者を刑務所に拘置し、その行動を制限することを意味する。
禁中とは、宮中の門の内側、すなわち天皇の居所である御所や宮廷を指す語である。禁裏や禁廷と同義で、天皇の居住空間および政務が行われる神聖な区域を意味する。
囚人を牢獄に拘禁し、外部との接触を断って閉じ込めておくことを指す。特に政治犯などに対し、長期にわたって獄中に拘束する状況をいう。
禁止すべき事項を記した立て札を指し、特に江戸時代に幕府や藩が法令や掟を民衆に示すために設置したものをいう。
禁門とは、厳重に警護され一般の出入りが許されない門を指す。特に宮中や皇居の門を意味し、転じて禁裏や宮廷そのものを表す場合もある。
ある行為をしてはならないと命じ、その行為をさせないこと。また、そのような制限を加えること。
禁色とは、かつての身分制度において、特定の位階や身分に属さない者が着用することを禁じられていた衣服の色を指す。例えば、高貴な色とされた紫や赤などがこれに当たる。
禁酒とは、酒類を飲むことを禁じることを指す。また、飲酒の習慣がある者がその習慣を断つこと、すなわち酒を絶つことも意味する。
禁煙とは、喫煙を禁止することを指す。例えば公共の場所や施設内での喫煙を禁じる場合に用いられる。また、個人が自らの意思で喫煙習慣を断つことも意味し、健康上の理由などから行われる行為である。
禁足とは、人を特定の場所に留め置き、外出することを禁じることを指す。また、外出禁止を課す刑罰の意味もあり、法令などによって行動を制限する場合に用いられる。
これまで法令や規則によって禁止されていたことを解除し、自由に行えるようにすること。
厳しく禁止すること。特に、規則や法令によって強く禁じられている行為を指し、違反した場合には厳しい処罰や制裁が伴うことが多い。例えば、工事現場での喫煙や火気の使用など、危険を伴う行為に対して用いられる。
呪禁とは、まじないを用いて災いや邪気を祓い除くことを指す。かつて宮中にはこの術を教授する呪禁博士という官職が置かれていた。
禁遏とは、ある行為を禁じて行わせないようにすること、また、その行為を押しとどめることを指す。
禁園とは、皇居の区域内に設けられた庭園を指す語で、禁裏の庭、すなわち宮中に属する苑地を意味する。
禁裏とは、天皇の居所である皇居を指す語で、宮中を意味する。禁中とも呼ばれ、本来は無断での立ち入りが禁じられた区域を表す「禁」に、内部を意味する「裏(裡)」を合わせたものである。転じて、天皇陛下その人を敬って「禁裏様」と称することもある。
禁厭(キンエン)は、禁厭(キンヨウ)と同じく、まじないや呪術によって災いや病気を防ぎ、または取り除くことを指す。
禁治産とは、心神喪失の状態にあり自己の財産を管理する能力を欠く者に対して、家庭裁判所が後見人を選任し、その財産の管理を委ねる制度を指す。かつての民法に規定された成年後見制度の一つであり、「きんじさん」とも読まれる。
他国を訪れる際には、まずその土地の禁忌や禁止事項を尋ね、それに従うことが大切であるという教え。『礼記』に由来し、異文化への敬意と慎み深い態度を示す故事成語である。