もの悲しさと憂いを帯びた情緒や雰囲気を指す。特に、過ぎ去ったものや失われたものに対する切ない思いや、はかなく美しい情景に感じられる寂しげな趣をいう。
心の奥底にひそむ深い憂いや悲しみを指し、表面には現れない内面の苦悩や物思いに沈む様を表す。
旅先で感じる寂しさや憂いを指す言葉で、見知らぬ土地に身を置くことから生じる孤独感や物悲しい情緒を表します。
故郷を懐かしく思う心情を指し、遠く離れた土地や過ぎ去った時代に対する切ない慕情を表す。夕暮れの景色や懐かしい情景に触れた際に湧き起こる、甘くも寂しい情感を伴うことが多い。
悲しみと憂いが重なり合った深い感情を指し、嘆き悲しむ心の状態を表す。
心にわだかまる悲しみや憂いの思い。物事を深く考え悩むことで生じる、晴れやかでない気持ちを指す。
嘆き悲しむことを意味し、特に人の死を悼む際の挨拶として用いられる表現である。
悲しみや心配を帯びた表情や顔色を指す。特に不幸な出来事や悩み事によって、顔に浮かぶ陰鬱な色合いや様子をいう。
心配や悲しみに沈み、物思いにふける様子。表情や態度に深い憂いがにじみ出ているさまを表す。
心配や悲しみを感じて眉をひそめた様子、あるいはそのような表情を指す。
心にわだかまる悲しみや嘆き、また将来に対する不安や心配を含んだ深い愁いの感情を指す。
愁嘆とは、心に深くわだかまる悲しみや憂いを、声をあげて嘆くことを指す。特に、人生の苦難や失意、あるいは世の無常に対して、胸に積もった哀感を吐露する様をいう。
旅先で感じる孤独や寂しさ、あるいは故郷を離れて過ごす憂いの気持ちを指す。旅の途上で抱く切ない思いや、異郷における物悲しい心境を表す語である。
窮愁著書とは、志を果たせず困窮と憂いに沈みながらも、その心情や思想を著作として著すことを指す。『史記』の「虞卿伝」に由来し、逆境にある賢人が自らの思いを文章に託して後世に伝える様を表す四字熟語である。
人知れず心の奥底に秘めた深い憂いや恨みを表す四字熟語。白居易の「琵琶行」に由来し、表面には現れない内面の苦悩や無念さを指す。
粉愁香怨とは、女性の深い悲しみや恨みを表す四字熟語で、特に宮廷に仕える女性たちの胸に秘めた哀愁や無念の情を指します。中国元代の詩人丁鶴年の「故宮人詩」に典拠があり、香り立つような優雅さの中に漂う、はかなくも切ない愁いを連想させます。
春の日にふと湧く物悲しさと、秋に感じる寂寥の思いを併せた四字熟語。気候のよい季節にもかかわらず、心にわだかまるような憂いや、常に抱えている悲しみや悩みを指す。白居易の詩にも見られるように、季節の移ろいの中で感じられるはかなさや、人生の無常を思わせる情緒を表す。
愁苦辛勤とは、深く思い悩み憂えて苦しむことを指す四字熟語である。「愁苦」は憂え苦しむ心情を、「辛勤」は心身の労苦や辛さを表し、合わせて心に重くのしかかる苦悩や、そのような苦しみに満ちた状態をいう。白居易の「王昭君」にも用いられている。