内職とは、本業の傍らに行う仕事を指し、特に主婦が家事の合間に請け負う賃仕事を意味する。また、転じて、授業や会議など本来取り組むべき場面で、密かに他の作業を行うことも表す。
天職とは、天から授けられた使命としての職業を指し、その人の生来の資質や才能に最も適した仕事を意味する。また、天子が国を治める神聖な職務という意味も含まれる。
休職とは、職業に就いている者が、その身分を保持したまま、一定期間職務を離れることを指す。病気や出産、育児などの事情により職場を離れる場合に用いられる。
職務から解くこと。特に、公務員の身分を剥奪する処分を指す。懲戒処分の一形態として行われることが多い。
仕事を得るために就職先を探す行為を指す。雇用機会を求める活動全般を意味し、求人情報への応募や就職活動などの過程を含む。
居職とは、自宅で仕事を行う職業形態を指し、裁縫師や印判師などがこれに当たる。出職(でしょく)の対義語として用いられる。
非職とは、職務に就いていない状態を指す。また、公務員などが身分を保持したまま職務から離れている場合にも用いられ、休職に近い意味を持つ。
組織や社会において重要な責任を担う地位や役職を指し、その職務内容が全体の運営や発展に大きく関わるような職を意味する。
組織や分野において、その役割や責任が特に大きく、重要な地位や役職を指す。
本職のほかに別の職務を引き受けることを指し、またその兼任している職務自体も意味する。複数の役職を一人で担う状態を表す語で、兼任や兼務と同様の概念である。
職務の遂行中に、その職責を果たすために命を落とすことを指す。特に、公務員や警察官、消防士など、公共の安全や秩序を守る立場にある者が、任務の執行中に死亡する場合に用いられる。
解職とは、上からの命令によって職務を解き、その地位から退かせることを指す。主に公務員や一定の地位にある者が、懲戒などの理由により職を免ぜられる場合に用いられる表現である。
劇職とは、休む暇もないほど激しく忙しい職務を指す。激職とも表記され、閑職の対義語として用いられる。
激職とは、非常に多忙で激務な職務を指す。劇職とも表記され、閑職の対義語として用いられる。
職域とは、職業や職務の範囲、あるいは担当する領域を指す。また、職場そのものを意味する場合もある。
職事とは、官職に就いて公務を執り行うことを指す。また、広く職業としての務め全般を意味する場合もある。ただし、「シキジ」と読む場合は、神事や仏事に携わることを表し、別の語義となる。
職掌とは、その職務や地位に伴って担当すべき任務や役目のことを指す。職分として受け持つべき仕事の範囲や内容を意味し、職務上の責任や権限と密接に関連している。
職人とは、長年の修練によって培われた熟練の技をもって、主に手工業による物作りに従事する者を指す。大工や左官、鍛冶屋などがその代表例であり、その技術は「職人芸」と称され、また生真面目で実直な気質は「職人気質」と表現される。
職務とは、職業や地位に伴って課せられる仕事上の任務や役目のことを指す。個人がその職責において果たすべき本分としての働きを意味し、職務怠慢のように義務を怠る場合の表現にも用いられる。
「職事」は「シキジ」と読み、蔵人頭と五・六位の蔵人を総称する語である。また、律令制において特定の職務を担当する官、すなわち職事官の略称としても用いられる。なお、「ショクジ」と読む場合は別の意味となる。
鳶職とは、主に土木・建築工事において高所での作業を専門とする職種を指す。鳶と呼ばれることもあり、足場の組立や鉄骨の組み上げなど、高い場所での危険を伴う作業を担う。また、江戸時代には火消し人足としても活動し、火事の際には梯子や鳶口を用いて活躍した。
錺職とは、金属を用いて簪や金具などの細工を施す職人を指す。特に繊細な装飾を手掛ける工匠のことで、錺師とも呼ばれる。表記としては「飾職」と書く場合もある。
総辞職とは、ある組織や集団において特定の役職に就いている者全員が、一斉にその職務を辞することを指す。特に政治の分野では、内閣を構成する総理大臣および国務大臣の全員が同時に辞任する場合に用いられ、内閣総辞職とも呼ばれる。
修理職は、平安時代以降に設置された令外の官職であり、主に皇居などの修理や造営を担当した。すりしきとも呼ばれる。
複数の者が連れ立って、同時に辞職すること。特に、組織や団体において、意見の一致や連帯を示すために、複数の人間が揃って職を辞する行為を指す。
有職故実とは、平安時代以降の朝廷や公家、武家社会において確立された儀式・法制・作法・服飾などに関する先例やしきたりを指し、またそれらを研究する学問分野を意味する。