入定とは、精神を集中させて無心の境地に入ることであり、特に禅定に入ることを指す。また、転じて僧侶が入滅、すなわち入寂することを意味する場合もある。
前もって計画を立てたり、そうなるだろうと見込んだりすること。また、その計画や見込み。日程や計画の内容を指す。
正式な発表に先立ち、内々に決定がなされた状態、あるいはそのように決定することを指す。特に就職活動において、企業側から採用が非公式に通知される場合に用いられる。
比定とは、ある未詳の事物を、既に確立された類似の事物と照らし合わせ、その成立年代や形式、性質などを推測・特定することを指す。
火定とは、仏教の修行者が行う特殊な瞑想状態を指し、体内から火を発することをいう。また、より極端な実践として、修行者が自ら火の中に入り、その身を焼いて入滅する行法を指すこともある。これは水定や土定などと並ぶ、元素を媒介とした修行法の一つである。
武力によって反乱や騒乱を鎮め、従わせること。また、乱れた世の中が収まり、安定した状態になることを指す。
必ずそうなることが予測される様子。そうなることが確実であることを表す。
まだ決まっていない状態を指す。物事が確定しておらず、今後決定されるべき段階にあることを表す。
同定とは、ある対象が他の対象と同一であることを確認し、見定めることを指す。また、生物学の分野では、生物の標本や種が分類学上のどの位置に属するかを決定する作業を意味する。
安定とは、激しい変動がなく落ち着いた状態を保つことを指す。また、物理学や化学において、外部から変化を加えられた物質が元の状態に戻ろうとする性質を意味する。
物事の真偽や優劣、勝敗などを見極め、結論を下すこと。また、その決定そのものを指す。
これまでの規定や制度、金額などを新しく見直して変更すること。
ある場所や状態に定着して動かないこと、あるいはそのように定着させることを指す。また、変化せずに一定の状態を保つことにも用いられる。
将棋において、局面ごとに最善とされる一連の手順を指し、特に序盤から中盤にかけての確立された指し方を意味する。
一定の形式や様式が定まっていること。また、そのような決まった型やパターンを指す。
定紋とは、家系ごとに定められた紋章のことで、家紋とも呼ばれます。特に公式の場で用いられる表紋を指し、その家の格式や由緒を象徴するものとして代々受け継がれています。
定見とは、物事に対する確固とした自らの考えや判断を指し、十分な考察や経験に基づいて形成された揺るぎない見識を意味する。
定宿とは、特定の場所に決めて頻繁に利用する宿泊施設のことで、旅行や出張の際に慣れ親しんだ宿として利用される。常宿とも表記される。
定刻とは、あらかじめ決められていた時刻のことを指す。行事や交通機関など、予定された開始や到着の時間を表す際に用いられる。
定連とは、特定の飲食店や興行場などに常々通う客を指し、常客と同義である。また、常に連れ立って行動する仲間の意味もあり、この場合は「常連」と表記されることもある。
定員とは、施設や乗り物などにおいて、安全や快適さを保つためにあらかじめ定められた人数の限度を指します。例えば、電車やバスなどの交通機関、劇場や飲食店などの収容可能人数がこれに当たり、この数を超えることを「定員オーバー」や「定員割れ」などと表現します。
定式とは、決められた方式や形式、また儀式のことを指す。一定の手順や型に従って行われるものに対して用いられ、例えば「定式化する」のように使われる。なお、「じょうしき」と読む場合もある。
商品の販売価格としてあらかじめ設定された金額を指し、通常はメーカーや小売業者が決定する公式の価格を意味します。
定期とは、あらかじめ定められた一定の期間や期日を指す。この語は、決まった間隔で運行される交通機関の便や、一定期間有効な乗車券、あるいは金融機関における一定期間の預金などを修飾・略称する際にも用いられる。
概念や言葉の意味・内容を明確に限定し、その範囲を明示する行為、またそのようにして示された内容そのものを指す。
定食とは、飲食店などで提供される、あらかじめ品目や内容が組み合わされて定められた食事のことで、ご飯と味噌汁、主菜や副菜などが一つのセットとなっている。日替わり定食のように献立が日によって変わるものもある。
一定の形を有していること。また、形や様式が予め決められていることを指す。
定数とは、決められた数や量を指し、例えば衆議院議員の定数などに用いられる。数学においては、ある条件下で一定の値をとる数、すなわち常数を意味する。また自然現象の中で固定され変化しない数値や、定められた運命や命数を表す場合もある。
定率とは、一定の割合や比率が固定されていることを指す。例えば、所得税などが一定の割合で徴収される場合に用いられる表現である。
定量とは、一定の分量や数量を指す語である。特に、測定や評価の対象となる物事について、あらかじめ定められた、または特定の基準となる量を意味する。
建築物の基礎となる礎石を据え付けることを指し、建物の工事を始める際に行われる重要な儀式を意味する。転じて、新たな事業や計画の開始を象徴する表現としても用いられる。
世間一般に広く認められ、確固たるものとして定着している評価や評判を指す。長い時間を経て多くの人々から支持され、揺るぎない信頼を得ている状態を表す。
あらかじめ定められていること。また、そのさま。決められた場所や方法、形式などを指す。
画定とは、境界や範囲を明確に定めることを指す。特に土地や領域の区切りをはっきりと決める際に用いられ、表記としては「劃定」と書くこともある。
特定の対象や事柄を明確に指し示し、それを定めることを意味する。例えば場所や時間などを事前に決めておく場合に用いられる。
調査や審査を行った結果に基づいて、物事の価値や等級、金額、あるいは合否などを決定することを指す。例えば、昇給や資産評価などにおいて、一定の基準に照らして判断を下す際に用いられる。
約定とは、当事者間で合意された約束事を指し、特に契約によって定められた取り決めを意味する。書面として作成される約定書は、その内容を明確に記した文書である。
範囲や数量、適性などを一定の枠内に制限すること。例えば、発行部数を千部に限った限定版や、応募資格を四十歳以下に定める場合などに用いられる。
すでに決まっていること。また、そのような状態を指す。
書物の本文を他の写本や版本と照合し、誤りを正して正確なテキストを確定する作業を指す。
特定とは、ある範囲の中から特にそれと指定することを指す。また、特に決められているものや人を表す場合にも用いられる。
勘定とは、金銭や数量を計算する行為を指す。また、飲食店などで代金を支払うことや、その金額そのものを意味することもある。予め見積もったり、計画に含めたりする場合にも用いられ、簿記においては取引を記録するための計算単位(勘定科目)を表す。
規則として物事を定めること、またはその定められた内容を指す。特に法令や規則において条文として定められる個々の条項を意味する場合もある。
物事の状態や条件をあらかじめ定めること。また、法律上で新たな権利を発生させることを指す場合もある。例えば、創作においては物語の背景や登場人物の関係を構築する際に用いられ、法律行為においては抵当権などの権利を創設する際に使用される。
一定の基準に基づいて検査や審査を行い、合否や等級、資格などを決定することを指す。例えば漢字能力検定や教科書検定などがこれに当たる。
測定とは、器具や装置を用いて、物の長さ・重さ・濃度・機能などの数値や程度をはかり調べることを指す。例えば、身長や体重を量ったり、環境中の物質の濃度を調べたり、視力を検査したりする行為がこれに当たる。
計画や方針などを検討し決定すること。特に組織や政府などが公式な文書や指針として取りまとめる場合に用いられる。
評定とは、一定の基準に基づいて価値や等級などを定めることを指す。また、複数の者が協議して結論を決定するという意味もあり、この場合「ひょうじょう」と読むこともある。
ある事柄について、それが実際に起こるものとして仮に考えること。また、そのように考えた内容を指すこともある。
禅定とは、静かに座禅を組み、心を一つの対象に集中させて真理を悟ろうとする修行法を指す。また、行者などが富士山などの霊山に登り、厳しい自然環境の中で行う修行のこともいう。
事実や資格などを審査し、それが一定の基準や条件に適合していると判断して正式に認めることを指す。
物事がはっきりと決まること、あるいはそのように決めることを指す。不確かであった状態から明確な結論や状態に至る過程や結果を表す。
多くのものの中から基準に照らして適当なものを選び、それを確定すること。
鎮定とは、反乱や騒動など社会の混乱状態を武力や権力によって鎮め、秩序を回復させることを指す。特に大規模な反乱や暴動を制圧し、平穏な状態に戻す際に用いられる表現である。
会議や話し合いを通じて正式に取り決めること。また、そのようにして定められた事柄や内容を指す。
「刪定」とは、文章や書物の内容を検討し、不適切な部分を削除したり修正したりして、より適切な形に整えることを指す。
剪定とは、果樹や庭木などの生育を促し、結実を助けたり樹形を整えたりするために、不要な枝を切り取る作業を指す。特に園芸や農作業において重要な手入れの一つであり、「剪定鋏」などの専用工具を用いて行われる。
欽定とは、君主たる天子や天皇が自らの権威をもって法令や法典を制定することを指す。また、君主の命令によって特定の書物や訳本を選定・編纂する場合にも用いられる表現である。
戦乱を鎮めて天下を平定すること。武力によって敵を制圧し、世の中を治めることを指す。
区切りを設けて明確に定めることを意味する。特に国境や領域など、境界を明確に定める場合に用いられる。「画定」と表記することもある。
撰定とは、優れた詩歌や文章を選び定めることを指し、また書物を編纂する行為をも意味する。
収支を厳密に区別せず、大まかに計算すること。また、計算をせずに金銭の出し入れを行うことも指す。職人が腹掛けの「どんぶり」(物入れ)に金を入れ、そこから大雑把に出し入れした習慣に由来する。
定斎屋とは、夏の間、天秤棒で薬箱を担ぎ、煎じ薬を売り歩いた行商人を指す。その由来は、桃山時代に村田定斎が初めてこのような薬売りを始めたと伝えられることによる。
歌舞伎の舞台において正式に用いられる引き幕を指し、黒、柿色、萌黄色の三色の縦縞で構成されるのが特徴である。
定時制とは、通常の昼間の時間帯ではなく、夜間や特定の季節など、特別に設定された時間帯に授業を行う教育制度、またはその課程を指す。主に働きながら学ぶ者などのために設けられており、「定時制高校」などの形で用いられる。
定足数とは、議会などの合議制機関において、会議を開催したり議決を行ったりするために必要とされる最小限の出席者の数を指す。例えば、国会では通常、全議員の三分の一以上が定足数とされる。
無定見とは、自らの考えや判断基準が確立されておらず、物事に対する明確な立場や見解を持たない様子を指す。
評定所は、鎌倉幕府において評定衆が政務を執り行った役所を指す。また、江戸幕府においては老中・大目付・三奉行などが参加し、裁判や重要な政務を合議した最高機関として機能した。
会者定離とは、出会った者は必ず別れの時を迎えるという意味の四字熟語であり、この世の無常を表す言葉である。「定」は必ずの意で、人と人との縁が常に変化し続ける儚さを説いている。
老人も若者も死期は定かではないという意味で、人の命のはかなさや寿命の不確かさを表す四字熟語。
百舌勘定とは、互いに言い争ってなかなか決着がつかない支払いや、理屈をこねて出し渋る金銭の清算を指す。百舌が騒がしく鳴く様子を、収拾のつかない口論に喩えた表現である。
游移不定とは、心が揺れ動いて決断がつかず、態度や考えが定まらない様子を表す四字熟語である。
痛みが鎮まった後にその苦しみを顧みることを指し、失敗や苦難を経験した後で改めてその原因を反省し、将来に備えるという意味を持つ。中国唐代の文人・韓愈の文章に由来する四字熟語である。
人の生死が予測できないことを表す四字熟語。寿命は年齢に必ずしも比例せず、いつどのような形で命が尽きるかは誰にもわからないという、人生の不確かさを言い表している。
すべての物事を一つの基準に当てはめて判断したり処理したりする、融通の利かない態度や方法を指す。杓子の柄は曲がっているため本来定規にはならないが、それを無理に定規の代わりに用いることに由来する。
采色不定とは、喜びや怒りなどの感情が一定せず、顔色や表情が落ち着かない様子を表す四字熟語である。『荘子』の「人間世」に由来し、心の動揺が外見に現れるさまを指す。