力士とは、相撲を取ることを職業とする者を指す。また、寺院の門などに安置される仏法の守護神である金剛力士の略称としても用いられる。
詩文や小説などの文芸作品を創作することを生業とする人を指し、特に小説家を指すことが多い。文人とほぼ同義であるが、時に「三文文士」のように軽んじるニュアンスを伴うこともある。
弁士とは、弁舌に優れた人物を指す。特に演壇に立って演説や講演を行う者をいう。また、無声映画の興行において、画面の展開に合わせて筋書きや台詞を説明・解説する役割を担った活動弁士(活弁)のことも指す。
互いに共通の関係や性質を持つ者を指し、特に同じ立場や境遇にある人々を表す。例えば「似た者同士」のように、類似した者同り合う場合や、「兄弟同士」のように血縁関係にある者同士を指す用法がある。また「仲間」という意味合いも含み、同じ集団や志向を共有する者を指すこともある。
ある分野や社会において広く名を知られ、一定の影響力を持つ人物を指す。特に学問・芸術・実業などの各界で顕著な業績を上げ、世間に認められた人をいう。
壮士とは、元来は壮年の男性や意気盛んな男を指すが、特に明治時代には自由民権運動に身を投じた闘士を意味した。また、定職を持たずに脅迫や談判などを請け負う無頼の者を指す用法もあり、これらを題材とした「壮士芝居」といった演劇も生まれた。
軍隊において士官の指揮下にあり、直接戦闘や軍務に従事する者を指す。一般の兵卒や兵隊を意味し、戦場での戦闘員としての役割を担う。
国家や民族のため、自らの生命を顧みずに尽くそうとする崇高な志を持つ人物を指す。特に幕末から明治維新期にかけて、国事に奔走した人々をいうことが多い。
国士とは、その国において特に優れた才能や徳を備え、国家の安寧と発展を深く思い、一身を捧げて尽くす人物を指す。国に比類なき人物であることを表す「国士無双」という成句にも用いられる。
「もののふ」は「武士(ぶし)」と同じく、武芸を修め主君に仕えて戦いに従事した者を指す古い呼称である。特に上代から中世にかけて用いられ、勇猛さや武人としての気概を帯びた響きを持つ語である。
勇気と強い意志を持ち、困難や危険に立ち向かう人を指す。特に戦場で勇敢に戦う兵士のことをいうこともある。
主家を離れ、あるいは主家を失い、俸禄を得る機会を失った武士を指す。仕官の機会を待ちながら各地を流浪する者も多く、浪人と同義で用いられる。歴史上では、主君の仇を討った赤穂浪士などの事例が著名である。
信念や正義のために命を懸けて戦い、特に国家や理想に殉じた人を指す。烈夫や烈女と同様に、節義を貫く強い意志を持つ者をいう。
気品と教養を備え、礼儀正しく振る舞う男性を指す。また、成人男性に対する敬称としても用いられる。英語の「ジェントルマン」に相当する概念であり、対義語は「淑女」である。
進士とは、古代中国の科挙における科目の一つであり、その合格者を指す。日本においては、律令制下で式部省が実施した官吏登用試験、すなわち秀才・進士の試験を意味し、これに及第した者を文章生とも称した。「シンジ」と読まれることもある。
江戸時代において、農村に居住しながら武士身分を有した者を指す。平時は農業に従事しつつ、戦時には軍役を負うなど、武士としての待遇と義務を帯びていた。
寒士とは、貧しい暮らしをしている人を指す。また、中国の南北朝時代において、士人階層の中でも下位に位置する身分を表す語でもある。
棋士とは、囲碁や将棋を専門とし、その技量によって対局や指導を行うことを職業とする者を指す。
策士とは、物事を巧みに運ぶための策略を巡らすことに長けた人物を指す。時に、そのような策略を好んで用いる傾向のある人を意味することもある。
道士とは、主に道教の修行に専念する者を指す。古くは道徳や学識に優れた人物を広く称したが、後には特に道教の教義を学び、その実践を行う者を意味するようになった。仙人や神通力を備えた者と見なされることもある。
正義を重んじる人を指す。また、特に江戸時代の元禄期に主君の仇を討った赤穂浪士を指して用いられる。
俗世間を離れ、ひっそりと隠遁生活を送る人を指す。隠者や隠遁者とも呼ばれ、世間の煩わしさを避けて静かな境地に身を置く生き方を選んだ者を意味する。
騎士とは、馬に乗って戦う武士を指す。また、中世ヨーロッパにおいて領主に仕え、騎士道を規範とする階級の戦士を意味し、ナイトとも呼ばれる。
律令制において衛門府に所属し、宮中の警備や行幸の供奉などを務めた兵士を指す。
エジプト北東部、紅海に面する港湾都市。スエズ運河の南端に位置し、同運河の重要な出入口として機能している。
国民から選出され、その意思を代表して国政の審議に携わる者を指す。特に衆議院議員を指して用いられる通称であり、参議院議員に対しては通常この呼称を用いない。
弁理士とは、特許や実用新案、意匠、商標などの産業財産権に関する事務について、特許庁への出願手続きの代理や、それらに関する鑑定、相談業務を職業とする国家資格者を指す。
富士絹とは、羽二重に似た風合いを持つ織物で、主にくず繭を原料として製織されるものを指します。
富士額とは、額の生え際が富士山の裾野のようにゆるやかな曲線を描いて中央がやや尖った形をしていることを指す。かつては美人の条件の一つとされ、特に日本髪を結った際にその美しさが引き立つとされる。
居士衣は、隠者や僧侶が着用する羽織状の道服の一種であり、こじごろもとも呼ばれる。
身分が高く名声があり、教養や品格を備えた立派な男性を指す四字熟語。
鶴鳴之士とは、徳が高く人望の厚い人物を指す。また、その才能が認められず世に埋もれている賢人を喩える表現でもある。『後漢書』「楊賜伝」に由来する四字熟語である。
「海内奇士」とは、天下に並ぶ者のないほど風変わりな言動や行動をする人物を指す四字熟語である。『後漢書』「臧洪伝」に典拠を持ち、世間の常識や慣習にとらわれず、独自の才覚や気概を示す非凡な人材を形容する表現として用いられる。
潁水隠士とは、中国の伝説上の高士である許由を指す四字熟語である。彼は帝堯から天下を譲られるとの申し出を拒み、その話を聞くことさえ穢れるとして潁水で耳を洗ったという故事に由来し、世俗の権力や栄誉を潔く退ける隠遁者の理想像として用いられる。
「一士諤諤」は、多くの人がおもねって沈黙する中で、ただ一人が臆することなく正論を堂々と述べる様子を表す四字熟語である。『史記』「商君伝」に由来し、衆人諾諾(しゅうじんだくだく)と対比される表現として用いられる。
何にでも一言意見を言わずにはいられない人のこと。他人の話に付け加える内容がなくても、とにかく自分の意見を述べたがる性向を指す。「居士」は男子を意味し、「一言」は「いちごん」とも読む。
「烈士徇名」とは、志の高い者が名声のために自らの命を捨てることを意味する四字熟語である。『史記』や『鵬鳥賦』に由来し、名誉や大義を重んじるあまり、自らの生命を顧みないような行為や覚悟を表す。
有識之士とは、物事の道理に通じ、見識の高い人を指す。学識と経験を備え、社会や時勢に対して深い理解を持つ人物をいう。
方正の士とは、心が正しく行いがきちんとした立派な人物を指す。品行方正で節度ある生き方を貫く人を形容する表現である。