その時々における心の状態や、物事に対する気持ちのありようを指す。
辺境とは、国の中心から遠く離れた境界地域を指し、辺鄙な土地や国境に近い地域を意味する。辺疆の書き換え字としても用いられ、開発や防衛の対象となる地域を表す際に使われる。
佳境とは、物事の最も興味深く面白い部分や場面を指す。また、景色の特に優れた場所を意味することもある。
苦境とは、追い詰められて苦しく困難な状況や立場を指し、抜け出しにくい逆境や窮地に置かれた状態を表す。
不運や困難に直面し、思うように事が運ばない苦しい境遇を指す。人生の試練や苦難に満ちた状況を表し、これに耐え克服する精神の強さが求められる場面で用いられる。順境の対義語として位置づけられる。
秘境とは、人の立ち入ることが稀で、その実態がほとんど知られていない地域を指す。未開の地や人跡未踏の領域を意味し、探検や冒険の対象となるような場所を表す言葉である。
進境とは、学問や技芸などにおいて進歩し到達した段階や境地を指し、またその進歩の度合いを示す言葉である。
越境とは、国と国との間の境界線を越えることを指す。また、より広く、定められた領域や範囲の境界を超える行為にも用いられる。例えば、学区を越えて他の学校に入学する場合などである。
物事が順調に進み、恵まれた環境や状況にあることを指す。逆境の対義語として用いられ、人生や生活が好調で障害の少ない状態を表す。
境界とは、土地や領域の区切り目を指す。また、物事の区別や限界を表すこともある。仏教用語としては「きょうがい」と読み、前世の因縁によって定まる現世の境遇や地位を意味する。
追い詰められて抜け出せない苦しい立場や状況を指す。進退が極めて困難で、打開策が見出せないような状態を表す。
蔗境とは、話や文章などが次第に面白みを増し、最も興味深い部分に差し掛かる様子を指す。サトウキビは根元に近づくほど甘くなることに由来し、物事が佳境に入ることを「蔗境に入る」と表現する。
火宅の境とは、『法華経』の「譬喩品」に説かれる、火の燃え盛る家に譬えられたこの世の苦しみや煩悩に満ちた状態を指す。現世が不安や危険に満ち、一刻も安住できない様を表し、仏教においては人々が迷いの世界から解脱する必要性を説く喩えとして用いられる。
幽明異境とは、この世とあの世という異なる世界を指し、生者と死者が別々の境遇に隔てられることを意味する。転じて、生き別れや死別によって二度と会えなくなる状況を表す四字熟語である。
他国を訪れる際には、まずその土地の禁忌や禁止事項を確かめ、それに背かないように心がけるべきであるという教え。『礼記』曲礼篇に由来する故事成語で、異文化や他地域の習慣を尊重する姿勢を示す。
漸入佳境は、話や物事の進行が次第に最も興味深く面白い段階に入っていく様子を表す四字熟語である。故事によれば、晋の画家顧愷之が甘蔗を食べる際、先端から食べ始め、甘みが増すにつれて楽しむと語ったことに由来する。転じて、芸術作品や議論、事態などがだんだんと核心に迫り、佳き境地に至る過程を指す。
事過境遷とは、時が経つにつれて状況がすっかり変わってしまうことを指す。かつての出来事は既に過ぎ去り、周囲の環境も以前とは全く異なっている様子を表す。