基本情報
意味
かなえ、三つのものが並び立つこと、まさに
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
古代中国で用いられた、三本の脚と二つの耳を持つ金属製の器(かなえ)。主に食物を煮たり、祭りや儀式に供物を捧げるために使用された。
2
王位や、王を支える大臣(鼎臣)を指す。また、国家の運営を担う三人の高官(三公)を指すこともあり、権力や支配の象徴でもある。
3
鼎の三本の足のように、三つのものが並び立つこと。複数の要素や人が調和して立つ様子を表し、「鼎立」「鼎談」などの語に用いられる。
4
ちょうど、まさに。特定の状況や条件が正確に合致することを表す副詞的な用法。
5
易経(周易)における六十四卦の一つ。変化や均衡、安定と調和を象徴する卦として知られる。
熟語
鼎俎は、古代中国で用いられた調理器具である鼎(かなえ)と俎(まないた)を指す。転じて、調理全般に用いる道具類を意味する。また、鼎で煮られ俎で切られるという調理の過程から、他者の意のままにされる運命、特に死に至るべき境遇の喩えとしても用いられる。
一言九鼎とは、非常に重みのある貴重な一言を指す四字熟語である。古代中国の『史記』「平原君伝」に由来し、一言が九つの鼎(かなえ)に匹敵するほどの価値と影響力を持つことを意味する。転じて、人物の発言が極めて重要な意味を持ち、その言葉一つで事態を左右するほどの重みがあることを表す。
『春秋左氏伝』宣公三年の故事に由来する四字熟語。周王室の権威が衰えた時代、楚の荘王が周の国境に軍を進め、周の使者に対し九鼎の軽重を尋ねたという故事から、権力や地位を奪おうとする野心を露わにすることを意味する。転じて、権威あるものに挑戦したり、その地位を狙う野心を抱くことを指す。
筆力扛鼎とは、文章を書く力が非常に優れており、その筆致が鼎(かなえ)を持ち上げるほどの重厚さと力強さを備えていることを表す四字熟語である。唐代の文人・韓愈の詩「病中贈張十八」に由来し、卓越した表現力と風格を称賛する際に用いられる。