仏縁とは、仏の教えに触れ、仏道に入る契機となる出来事や出会いを指す。また、仏の導きによって生じる人との縁や、仏事に関わる機会をも意味する。
再縁とは、一度離縁した後に別の人と改めて婚姻関係を結ぶことを指す。特に女性が再び嫁ぐ場合に用いられる表現で、再婚や再嫁と同義である。
仏教において仏法との結びつきがあることを指し、特に仏の救済を受ける資格のある人を意味する。また、広く人や物事との間に深い関係や繋がりがある状態を表す。
血縁とは、親子や兄弟など、血のつながりによって結ばれた関係を指す。また、そのような血のつながりを持つ人々、すなわち血族全体を意味することもある。
良縁とは、人と人とのめぐり合わせや結びつきが良いことを指し、特に結婚や伴侶関係において望ましい縁組を意味する。
俗縁とは、世俗における人と人とのつながりを指し、一般社会での交際や関係を意味する。また、仏門に入った者が出家以前に持っていた肉親や姻戚など、俗世間の縁者を指す場合もある。
逆縁とは、本来ならば仏道に背くような悪事や不幸な出来事が、かえって仏の教えに導かれる契機となることを指す。また、親が子を、あるいは生前に敵対関係にあった者が死者を弔い供養することをも意味し、通常の縁とは逆の関係から生じる仏縁を表す。無縁の者が供養を行う場合にも用いられる。
悪縁とは、人と人との間に生じる好ましくない結びつきや、不幸をもたらす関係を指す。特に、離れがたい男女の間の不健全な関係を意味し、しばしば互いに害を及ぼしながらも断ち切れない絆を形容する際に用いられる。
復縁とは、かつて離縁した者同士が、再び元の関係に戻ることを指す。特に、夫婦や恋人が一度別れた後に、関係を修復して結び直す場合に用いられる。
絶縁とは、人との関係や繋がりを完全に断ち切ることを指す。また、電気や熱が伝わるのを防ぐために、それらを通しにくい物質を用いて遮断することをも意味する。
順縁とは、年長者から順に亡くなることを指す。また、善行が仏道に入る縁となることも意味する。これに対して逆縁がある。
血縁や婚姻などによって結びつきを持つ人々を指し、親族関係にある者を総称する語である。
縁戚とは、婚姻や養子縁組などによって結ばれた親族関係を指し、血縁関係に基づく親族とは区別される。広義には血縁者を含む親類全体を指すこともあるが、特に姻戚関係を中心としたつながりを表す語である。
縁台とは、主に戸外でくつろぐ際に用いる、木や竹などで作られた細長い腰掛けのことである。縁側や庭先に置き、夕涼みや団らんの場として利用される。
縁日とは、特定の神社や寺院において、祭礼や法要などの宗教行事が執り行われる日を指す。この日には多くの参詣者が訪れ、境内や周辺には参拝客を対象とした露店が立ち並び、賑やかな雰囲気に包まれる。
縁辺とは、物の周囲や端の部分を指す。また、婚姻によって結ばれた親族関係や、人と人とのつながりを表すこともある。
縁由とは、人や物事とのつながりや関係を指す言葉であり、縁故やゆかりを意味する。また、法律用語としては、人の意思決定に至る理由や動機を表す場合もある。なお、「えんゆう」と読まれることもある。
縁起とは、物事の起こる前触れや兆候を指し、特に吉凶の前兆として捉えられることが多い。また、寺社や宝物などの由来や起源を記した記録のことも意味する。
機縁とは、物事が始まるきっかけとなる出来事や、仏の教えに触れる契機となる縁を指す。前者は人生の転機や新たな道を開く端緒として用いられ、後者は仏法との出会いや信仰に至る因縁を意味する。
血縁関係にある者を指すとともに、生物の形態や性質が似通っていることによって近しい関係にあることを表す。
格縁とは、格天井において格子状に区切られた各面の周囲に取り付けられる角材のことを指します。
船縁(ふなべり)は、船の側面の縁の部分を指す語であり、船端(ふなばた)と同義である。舷とも表記される。
結縁(ケチエン)とは、仏教において仏法との縁を結び、信仰の道に入ることを指す。また「ケツエン」と読む場合には、人と人との関係を結ぶという意味も持つ。
縁葛とは、縁側の床板を支えるために、その下にある柱と柱の間の上部に水平に渡された横木のことを指す。
畳表に布の縁を縫い付けた敷物のことで、板の間などの上に直接敷いて使用する。
細長い板を縁かまちに対して平行に張った縁側の一種を指し、切目縁とも呼ばれる。
縁側の外側に取り付けられた横木のことで、建物の縁側と外部との境を形成する部材を指します。
「攀縁」は、まず「攀援」と同義で、高い所へよじ登る行為を指す。転じて、俗世間の事柄に心を引かれ、それに深く関わりを持つことを意味する。また、怒りの感情が高ぶり、憤る様子を表す用法もある。
高麗縁とは畳の縁の一種で、白地の綾織りに雲や菊などの文様を黒く織り出したものを指す。
繧繝縁とは、繧繝錦を用いた畳の縁(へり)のことを指す。また、そのような上質な縁を取り付けた畳そのものを指す場合もある。「暈繝縁」と表記されることもある。
人と人との出会いや関係が、時に不思議な巡り合わせによって結ばれることを表す四字熟語。気が合うことも合わないことも、すべては縁という不可思議な力によるものだという考え方を示す。特に男女や夫婦、友人などの間柄について用いられる。
反逆縁坐とは、謀反などの重大な罪を犯した者に連座して、その縁故者(親族など)も処罰されることを指す四字熟語である。古代中国の律令制度に由来する概念で、罪人の一族や近親者まで刑罰が及ぶ連座制の一種を意味する。
物事の成り行きに逆らわず、自然のままに振る舞い、心を縛られることなく自由でのびのびとしている様子を表す。
向上機縁とは、物事が好転する契機や、運が開けるきっかけを意味する四字熟語である。特に、清の孔尚任による戯曲『桃花扇』の「入道」の場面において、主人公が俗世を離れて出家する決意を表す文脈で用いられ、人生の転機や新たな境地へ向かう端緒を示す表現として知られる。