欠字とは、文章において本来あるべき文字が抜け落ちている状態を指す。また、かつては天皇や貴人の名を記す際に敬意を示すため、その上を一字ないし二字分空けて書く慣習も意味した。同義語として「欠如」があり、「闕字」とも表記する。
貧困などの事情により、十分な食事をとることができない状態を指す。特に、成長期の子供が栄養不足に陥る状況を「欠食児童」のように言い表す際に用いられる。
欠餅とは、鏡餅を小さく砕いたもの、あるいは薄く切った餅を乾燥させたものを指す。
欠損とは、本来あるべきものが一部欠けて失われている状態を指す。また、金銭面においては、収入よりも支出が上回り、不足や損失が生じることを意味する。
物事や人において、十分でない部分や不備なところを指す。また、試験や評価において基準に達しない点数を意味する。
定められた人員数に対して不足している状態、あるいはその不足している人数を指す。組織や団体などにおいて、必要な人数に満たない場合に用いられる。
配給や給料、配当などが支給されなくなること。また、それらを停止すること。
連続した番号の列において、あるべき番号が抜け落ちている状態を指す。また、その抜け落ちた番号そのものを指す場合もある。
必要な物や成分が十分にない状態を指し、特に健康や機能の維持に不可欠な要素が不足している場合に用いられる。
欠陥とは、物事において本来備わっているべき部分が欠けていたり、機能や構造に不備がある状態を指す。特に製品やシステムなどにおいて、正常な動作や性能を妨げる不完全な点を意味する。
全集などの揃い物において、一部の巻が欠けている状態を指す。また、そのように欠落した巻や本そのものも意味する。端本や零本とも呼ばれ、完本に対する語である。「闕本」と表記することもある。
悪天候や事故などの理由により、航空便や船舶の定期運航が中止されることを指す。
礼儀を欠くこと、特に必要な挨拶や社交上の儀礼を行わないことを指す。年始の挨拶を怠る場合などに用いられ、非礼や失礼に近い意味を持つ。
必要な部分が抜け落ちたり、不足したりすることを指す。また、そのような抜け落ちた部分そのものも意味する。同義語として「もれ」があり、「闕漏」と表記することもある。
欠員や不足を埋めるために用意された予備の人や物を指す。また、そのような補充を行う行為そのものも意味する。スポーツチームの控え選手や、議会の欠員を補うための選挙などに用いられる。
近世において、年貢米を輸送する際に生じた不足分を補填するために徴収された米を指す。語源は「かけマイ」の転訛とされる。
月が欠けることと満ちること。月の満ち欠けを指す語で、「盈」は満ちることを意味する。
一部が欠けているために完全な状態ではなく、またそのような不完全なもの自体を指す。
欠くことができない様子、またはその状態を指す。ある物事が成立するためにどうしても必要な要素や条件であることを表す。
「一欠十求」は、わずかな欠点や不足があれば、それを補おうと多くの人に求めることを意味する四字熟語である。『晋書』「王蘊伝」に由来し、些細な不備を気にして周囲に過剰に要求する様子を表す。
金甌無欠とは、黄金の甕に欠けたところが全くない様子を指し、そこから転じて、物事が完全無欠で何一つ不足や欠点のない状態を表す。特に、外国の侵略を一度も受けたことがなく、独立を保ち続けた堅固な国家の比喩として用いられることも多い。