仏教において、聖者や高僧がこの世での寿命を終え、完全なる悟りの境地である涅槃に入ることを指す。特に釈迦の死を表す際に用いられ、一般の人の死とは区別される尊厳のある表現である。
幻滅とは、それまで抱いていた理想や期待が現実と対峙することで打ち砕かれ、失望や虚しさを覚える状態を指す。幻想が消え去り、それに伴って生じる覚醒と落胆の過程を含意する。
全滅とは、敵や対象となるものが一人残らず滅び去ること、あるいは全てを滅ぼし尽くすことを指す。特に戦闘や競争などの局面において、集団が完全に敗北し、生存や活動を継続する能力を失う状態を表す。
死滅とは、生物が死に絶えて絶えること、あるいは種や集団が完全に滅び去ることを指す。例えば、古代生物が環境の変化によって地上から姿を消したり、薬剤によって病原菌が全滅させられたりする場合に用いられる。
自らの行為や選択が原因となって、自らを破滅に導くことを指す。また、自然の成り行きとして滅びていく状態を表す場合にも用いられる。
寂滅とは、仏教において煩悩の炎が消え去り、一切の苦しみから解放された悟りの境地を指す。涅槃と同義であり、転じて人の死を婉曲に表現する際にも用いられる。
滅却とは、物事を消滅させてなくすこと、あるいは完全に消え去ることを指す。特に仏教用語として、煩悩や妄念を払い去り、心を清浄な状態に至らせる意味で用いられる。
滅相とは、とんでもないことや道理に合わないことを指す。例えば、お祝いの場面で「滅相もない」と用いられるように、そのようなことがあるはずがないという強い否定の意を表す。また、仏教用語として業が尽きて命が終わること、すなわち死を意味する場合もある。
滅多は、むやみやたらな様子を表し、無分別な言動を指す。また、後に打ち消しの語を伴って、ほとんど、あるいは容易には起こらない事態を強調する表現として用いられる。
国家や民族、文明などが存続を終え、この世から姿を消すことを指す。
滅法とは、程度が甚だしく、普通の限度を超えている様子を表す。また、仏教用語としては、一切の相を滅し、因縁を離れた法を指す。
煙が立ち上ってやがて消えていくように、物事の痕跡がまったく残らず消え去る様子を指す。本来は「湮滅(インメツ)」の誤用に由来する語である。
撲滅とは、害をなすものや好ましくないものを根絶やしにし、完全に消し去ることを指す。例えば、社会から悪しき要素を除去するための活動などに用いられる。
摩滅とは、物の表面が摩擦によって徐々に削れ、減っていくことを指す。特に、繰り返し使用されることにより、本来の形状や機能が損なわれる状態を表す。
完全に破壊されて滅びること。特に、組織や勢力などが壊れて消滅する状態を指す。
物が擦れて次第に減ったり、無くなったりすること。また、長い時間が経つことで印象や記憶が薄れていく様子も指す。
組織や国家などが完全に崩壊し、滅びることを指す。また、そのような状態に追い込む行為をも意味する。
「滅茶」は、道理に合わない様子や常軌を逸した状態を表す。物事が極度に混乱しているさまや、程度が並外れて甚だしい場合にも用いられる。また、法外なほどに度を超えていることを指すこともある。表記としては「目茶」と書く場合もあり、漢字は当て字である。
滅金とは、金属の表面に他の金属の薄い膜を被せる技術、またはその加工を施したものを指す。転じて、内実の劣るものを外見だけ取り繕う喩えとしても用いられ、その虚飾が剥がれれば本性が露わになる様子を「滅金が剥げる」などと表現する。表記には「鍍金」も用いられる。
夷滅とは、謀反人や敵対勢力を討伐して根絶やしにすることで、特に一族郎党を皆殺しにすることを指す。
敵を打ち滅ぼすことを意味する。主に軍隊や勢力を完全に殲滅する場合に用いられ、「翦滅」と表記することもある。
水に沈むようにして滅び去ること。あるいは、完全に滅亡して跡形もなく消え失せることを意味する。
跡形もなく消え去ること。また、痕跡が残らないように完全に消し去ること。証拠書類などを完全に消滅させる場合などに用いられる。「隠滅」とも書く。
敵や悪勢力などを完全に滅ぼし尽くすことを意味する。表記としては「掃滅」と書くこともある。
罪ある者を討ち滅ぼすことを意味する。主に反逆者や悪人を武力によって征伐し、根絶やしにすることを指す。
燃え尽きて無くなることを指し、転じて完全に滅び去ることを意味する。特に社会悪などの根絶を目指す運動において用いられる。
陰陰滅滅とは、暗く陰鬱な様子を表す四字熟語である。物事の気配が薄れ、次第に消え入るように暗澹とした雰囲気が広がっているさまをいう。
霊魂不滅とは、肉体が滅びた後も魂は永遠に存続し消滅しないという思想を表す四字熟語である。
私利私欲を捨てて、公のためや社会全体のために尽力することを意味する。個人の利益よりも集団や国家の利益を優先する姿勢を表し、自己犠牲の精神を含む。
涅槃寂滅とは、仏教において煩悩の炎が消え去り、完全な静寂と安らぎの境地に至ることを指す。これは一切の苦しみから解放された悟りの状態であり、輪廻からの解脱を意味する。
大義滅親とは、君臣の間の大義を貫くためには、たとえ肉親であっても私情を捨てて処断することをいう。『春秋左氏伝』隠公四年の故事に由来する四字熟語で、「大義親を滅す」と読むこともある。