「入梅(ついり)」は、梅雨の時期に入ることを指す語で、「入梅(にゅうばい)」と同じ意味である。これは「つゆいり」が転じたものとされ、夏の季語としても用いられる。
梅雨の季節に入ることを指し、またその期間そのものを表す。暦の上では太陽が黄経80度の点を通過する日を指し、実際の気象状況とは必ずしも一致しない。主に六月上旬から中旬にかけての時期をいう。
梅雨は、主に六月頃に長く降り続く雨、またその季節を指す。陰暦五月の頃にあたり、五月雨とも呼ばれる。語源は梅の実が熟す時期に降る長雨に由来し、かつては黴雨とも書かれた。
「梅雨」は「つゆ」と同じく、晩春から夏にかけて日本列島に訪れる長雨の時期を指す。主に六月から七月にかけて続き、湿度が高く曇りや雨の日が多い気候を特徴とする。この語は「梅」の字を含むが、これは梅の実が熟す時期と重なることに由来するとされる。
梅桃はバラ科の落葉低木で、山桜桃とも呼ばれる。春に淡紅色の五弁の花を咲かせ、初夏には赤く熟す小さな果実を結ぶ。果実は酸味が強く、生食のほかジャムや果実酒などに加工される。
寒梅とは、厳寒の時期に咲く梅の花を指し、早咲きの品種を含む。冬の寒さの中でも咲き誇るその姿から、気高さや忍耐の象徴としても捉えられる。
モチノキ科の落葉低木で、山地に自生する。葉の形がウメに似ていることからこの名がある。初夏に淡紫色の花を咲かせ、秋には小さな赤い実を結ぶ。この実は落葉後も枝に残り、冬の間も観賞できる。別名として「落霜紅」とも書かれる。
塩梅とは、もともと塩と梅酢を用いて料理の味を調えることを指した。そこから転じて、料理の味加減や調味の程合いを意味するようになった。さらに、物事の具合や調子、身体の状態、また物事が都合よく運ぶ様子など、広く物事の程合いや状態を表す言葉として用いられる。
梅霖とは梅雨の異称であり、長雨を意味する「霖」の字を含むことから、梅雨の時期に降り続く長雨を指す語である。
ヤマモモ科の常緑高木で、暖かい地方の山地に自生します。葉は細長く笹の葉に似ており、春には黄紅色の小さな花が尾状に集まって咲き、その後球形の果実をつけます。果実は熟すと紅紫色になり食用とされ、樹皮は染料や薬用に利用されます。漢名の「楊梅」に由来する名称で、「山桃」と表記されることもあります。
ロウバイ科の落葉低木。名は、旧暦の十二月(臘月)に梅に似た香りのよい黄色い花を咲かせることに由来する。
空梅雨とは、梅雨の時期に降雨量が少なく、日照りの続く気象状態を指す。農作物の生育に影響を及ぼすことがあり、特に水を必要とする稲作においては不作の要因となる。
梅花皮(かいらぎ)は、梅の花に似た粒状の突起をもつ魚の皮を指し、刀剣の柄や鞘の装飾に用いられる。また、同様の質感を持つ陶磁器の表面を形容する場合にも使われ、漢字では「鰄」と書くこともある。
梅雨の時期に、本来の季節感から外れて寒さを感じることを指す。梅雨冷えとも呼ばれ、夏の訪れを思わせる時期に肌寒さが続く気候を表す語である。
マンサク科の落葉小高木で、山地に自生する。早春、葉に先立って咲く花は細長いひも状で鮮やかな黄色を呈する。漢名「金縷梅」は誤用に由来する表記であり、「満作」と書くこともある。
秋入梅とは、秋の長雨を指す語で、梅雨に似た天候が続く時期をいう。また、そのような雨の季節に入ることも意味する。「あきつゆいり」が転じた表現である。
蔓梅擬はニシキギ科のつる性落葉低木で、山野に自生する。初夏に緑黄色の小花を咲かせ、黄褐色の実をつける。実が熟すと黄赤色の種子が露出するのが特徴である。別名をツルモドキともいい、その名は秋に実をつけるウメモドキに似たつる性の木であることに由来する。