井守はイモリ科の両生類で、日本に固有の種である。主に池や井戸などの淡水に生息し、外見はトカゲに似る。体の背面は黒褐色を呈し、腹面は鮮やかな赤色をしているため、別名アカハラとも呼ばれる。漢字では「蠑螈」と表記することもある。
守宮はヤモリ科に属する爬虫類の総称、またはその一種を指す。人家の壁や軒下などに生息し、体色は灰褐色でトカゲに似た姿をしている。夜間に活動し、昆虫などを捕食する。夏に多く見られ、「家守」や「壁虎」とも表記される。
官庁や会社、学校などの建物やその入り口において、警備や監視の任務に当たる職務を指す。また、その任務に従事する人を指すこともある。
守護とは、大切なものや人を守り、危害から防ぐことを指す。また、鎌倉・室町幕府において各国に配置され、国内の統治と治安維持を担当した役職の名称でもある。
創業によって築かれた基盤を継承し、その事業や伝統を確固として維持し発展させることを指す。
秘密を外部に漏らさずに保持することを指す。特に職業上知り得た他人の秘密を厳重に保護する行為や義務を意味し、医師や弁護士などには守秘義務が課せられることがある。
守備とは、敵の攻撃から自陣を防衛するための態勢を整え、それを維持することを指す。特にスポーツ競技においては、相手の得点を阻止するために陣地を守る役割や行動を意味し、攻撃と対をなす概念として用いられる。
死守とは、自らの命を懸けてでも守り抜くことを指す。特に、絶対に譲れない重要な拠点や陣地などを、あらゆる手段を尽くして守り通す様子を表す。
固守とは、自らの立場や考え方を頑なに守り通すことを指す。変化や外部からの影響を受け入れず、一定の状態や信念を堅持する態度を表す。
牧守とは、古代中国において地方を治める長官を指す。州を統治する「牧」と郡を統治する「守」を合わせた呼称であり、広く地方行政の責任者を意味する。
保守とは、機械や設備などが正常に機能するよう維持管理することを指す。また、従来の制度や習慣、考え方を重んじて保持しようとする態度や立場を表し、革新に対置される概念として用いられる。
見張りをして監視することを指し、特に刑務所において囚人の監督や施設内の警備に当たる役目、またその職務に就く者を意味する。
墨守とは、古くからの方法や自らの主張を頑なに守り、変えようとしないことを指す。この語は、中国戦国時代の故事に由来する。楚の公輸盤が雲梯という攻城兵器を作り宋を攻めようとした際、非戦論者の墨子が模型を用いて防戦の方法を示し、論争に勝利して攻撃を阻止したという『墨子』の逸話に基づいている。
関守とは、かつて関所において通行者の監視や交通の取り締まりを担当した役人のことを指す。主に交通の要衝に設置された関所で、通行手形の確認や不審者の取り調べなど、治安維持の役割を担っていた。
約束や規則、命令などをしっかりと守り通すことを意味する。
規則や道理、法令などに従い、それをしっかりと守ることを意味する。特に法律や規範、約束事などに対して、その定めに背かずに従う態度や行為を指す。表記としては「順守」と書くこともある。
規則や約束、定められた時間などを、厳格に守ることを指す。特に、義務や規範に対して弛みなく従う姿勢を表す。
鎮守とは、特定の地域やそこに住む人々を守護するとされる神、またその神を祀る神社を指す。転じて、軍隊を駐留させてその土地を防衛することをも意味する。
古い習慣や過去の成功体験に固執し、状況の変化に対応できないことを喩えた表現である。
古代において九州などの辺境の要地を守備することを指し、転じてその任務に当たる者をも意味する語である。
守瓜はウリハムシの別称で、ハムシ科に属する甲虫である。ウリ類の害虫として知られ、幼虫は根を食害し、成虫は葉を食べる。夏に活動が活発になる。「瓜蠅」と表記することもある。
規則や約束事などを忠実に守り、それを決して怠らないことを意味する。
城の本丸の中心に位置し、最も高い建造物として築かれた櫓を指す。城主の権威の象徴であり、戦時には展望や指揮の役割を果たした。
守宮神とは、宮殿や役所などの建物を守護する神を指す。また、転じて特定の技芸や芸道を守り、その発展を見守る神のことも意味する。
肥後守とは、折り畳み式の小型ナイフの一種である。鉄製の鞘に「肥後守」の銘が刻まれていることを特徴とする。
逆取順守とは、権力や地位を獲得する際には道理に背いた手段を用いるが、一度それを手中に収めた後は、正道に則った方法で統治や維持を行うことを指す。特に、武力によって天下を奪取しながらも、その後は文治によって国を治めるという統治理念を表し、中国の史書において殷の湯王や周の武王の事例に由来する表現である。
安文守己とは、分をわきまえておとなしくしていること。自分の身分や境遇にふさわしい態度で、目立った行動を取らずに平穏に暮らす様子を表す。
墨守成規とは、古くからの決まりや習慣を頑なに守り続け、状況の変化に応じて改善や革新を図ろうとしない態度を指す。
道揆法守とは、政治を行う上での基本理念を指す四字熟語である。道は人として踏み行うべき正しい筋道、揆は物事の道理や基準を意味し、法は国を治める法律、守はそれを遵守することを表す。すなわち、為政者はまず自らが道義に基づき、道理をわきまえ、その上で法律を定め、それを堅く守って国を治めねばならないという、孟子の説いた統治の根本原則を示している。
「太盛難守」とは、物事が極度に盛んになり過ぎると、かえって維持することが難しくなるという意味を表す四字熟語である。『墨子』の「親士」篇に由来し、勢いや繁栄が頂点に達した状態は長続きせず、やがて衰えや困難を招くという戒めの意を含む。
創業守成とは、新たに事業を起こすことと、その事業を継承し維持していくことを併せて指す四字熟語である。創業は新規に基盤を築くことを意味し、守成は得られた成果を守り発展させることを表す。この語は、唐の太宗が臣下に「創業と守成のどちらが難しいか」と問い、意見が分かれた故事に由来し、特に「創業は易く守成は難し」という教訓として広く用いられる。
絶観忘守とは、禅の修行において、観念や執着を捨て去り、守るべきものすらも忘れ去る境地を指す。牛頭法融の「心銘」に由来し、一切の分別を離れた無心の状態を表す四字熟語である。
『墨子』の故事に由来する四字熟語で、公輸盤と墨子が攻城と守城の技術を競い合ったという逸話に基づく。転じて、互いに優れた技量や主張をぶつけ合い、譲らない激しい論争や争いを指す。
「守株待兎」は、偶然の幸運を再び期待して労力を惜しむ愚かさや、古い習慣に固執して状況の変化に対応できない融通のきかない態度をたとえる四字熟語である。故事は中国春秋時代の宋の農夫が、兎が切り株にぶつかって死ぬのを見て、同じことが繰り返されると信じ、仕事を放棄して毎日その株を見守り続けた結果、畑が荒れ果てて笑いものになったという『韓非子』の記述に由来する。