勾留とは、刑事事件において裁判所が被疑者や被告人の逃亡や証拠隠滅を防ぐため、刑事施設など一定の場所に拘束しておくことである。未決勾留がこれに当たる。なお、「拘留」と表記する場合は、刑罰としての拘禁を指す点で区別される。
拘留は刑罰の一種であり、一日以上三十日未満の期間、拘留場に拘置することを指す。なお、「勾留」と表記する場合は、刑事被告人や被疑者が逃亡したり証拠を隠滅したりすることを防ぐため、一定の場所に留めておく強制処分を意味する。
書留とは、後日のために書き留めておくことを指す。また、郵便物を確実に届けるため、受付日や差出人・受取人などの情報を記録し、特別な料金を支払って取り扱う郵便制度、すなわち書留郵便の略称としても用いられる。
留年とは、学生が規定の単位を修得できなかったり、進級条件を満たさなかったりするために、原級に留まり、進級または卒業が認められない状態を指す。
旅立つ者が、これから別れる相手に対して別れの言葉を述べたり、記念の品を贈ったりすることを指す。特に、送別の宴や詩文など、別れを惜しむ場面で用いられる表現である。
留保とは、物事の処理や決定をその場で行わずに、後に残しておくことを指す。また、法律や条約において、特定の権利や義務の一部に制限を設けて保持する場合にも用いられる。
ある事柄を心に留め、注意を払うこと。特に、問題点や重要な事項に対して意識を向け、忘れずに対処するよう心がけることを指す。
空気を遮断した状態で固体を高温加熱し、その際に発生する分解生成物を冷却回収する方法を指す。「乾溜」の書き換え字として用いられる。
滞留とは、ある場所に留まることを指し、特に旅行や出張などで一定期間その地に居続ける場合に用いられる。また、物事の流れや進行が途中で止まり、順調に進まない状態を表すこともある。
液体を加熱して気化させ、その蒸気を冷却して再び液体に戻す操作を指す。特に、混合物から特定の成分を分離・精製するために用いられる手法であり、得られた液体は蒸留水と呼ばれる。漢字表記としては「蒸溜」の書き換え字としても用いられる。
慰留とは、辞職や退去などを申し出た者をなだめすかして、その意思を翻意させ、元の地位や場所に留まらせることを指す。
遺留とは、所有物を置き忘れることを指し、特に置き忘れた品物を遺留品と呼ぶ。また、人が亡くなった後に財産などを残すことも意味し、相続における権利の範囲を示す遺留分などの用法がある。
留処とは、物事が停止する場所や状態、また終着点や限界を指す語である。涙が留処なく流れるといった表現にみられるように、とどまることなく続く様の対極として、終わりや区切りを意味する。漢字表記としては「止処」を用いることもある。
分留とは、液体の混合物を加熱して蒸留を行う際に、沸点の異なる各成分をその沸点の低い順に分別して取り出す操作を指し、「分別蒸留」の略称として用いられる。
貯留とは、水などの液体をある場所に蓄えたり、あるいは自然にそこに溜まったりすることを指す。特に地質学や水文学の分野では、地下水や石油などが地層内に集積している状態を表す際に用いられる。表記としては「瀦留」や「瀦溜」と書くこともある。
水が一箇所にたまること、あるいはそのように水をためることを指す。また、そのたまった水や場所そのものを意味する場合もある。
歌留多とは、絵や文字が記された長方形の札の総称であり、またそれを用いた遊戯や博戯を指す。花札・いろはガルタ・トランプなどがこれに含まれ、新年の表記では「加留多」「骨牌」とも書かれる。これらの表記は当て字であり、語源はポルトガル語に由来する。
豹死留皮とは、豹は死んでも美しい毛皮を残すことから、優れた人物は死後も名声を後世に残すという意味を表す四字熟語である。『新五代史』王彦章伝に由来し、立派な業績や高潔な人格は、その人の死後も長く語り継がれるべきであるという教えを含んでいる。
「人死留名」とは、人が死んだ後にその名声を後世に残すことを意味する四字熟語である。『新五代史』の「王彦章伝」に由来し、優れた功績や高潔な行いによって歴史に名を刻むことを表す。