紅樹はヒルギ科に属する常緑高木を指す。漢名に由来する語で、雄蛭木とも表記される。
樹木を土中に植え付ける行為を指す。特に記念行事や環境保全活動の一環として行われることが多い。
冬期に冷え込んだ霧が樹木の枝や幹に付着し、凍結して白い氷の層を形成した自然現象を指す。
樹木とは、地上に根を張り、幹や枝を伸ばして生育する植物の総称を指す。特に、大地に根付いて立っている状態の木を意味し、台風などの自然災害で倒れる対象としても言及される。
しっかりと打ち立てて確かなものとすること。特に、新しい体制や記録、方針などをしっかりと築き上げることを指す。
樹齢とは、樹木が生長してからの年数を指す言葉である。通常は、幹の断面に見られる年輪の数を数えることで推定され、その樹木の寿命や歴史の長さを示す指標として用いられる。
樹木の内部を流れる液体で、植物体の成長や維持に必要な養分を含んでいる。また、樹皮などから自然に滲み出たり、傷ついた部分から分泌されることもある。
上空から眺めた際に、海原のように果てしなく広がって見える、一面に茂った森林のことを指す。特に富士山麓の青木ヶ原など、広大な針葉樹林の景観を形容する際に用いられる表現である。
樹芸とは、草木や農作物を植え育てる技術、またその行為を指す。漢字の「樹」も「芸」も植えることを意味し、植物を地に根付かせ、育成する営み全般を表す語である。
槐樹はエンジュの別称であり、またその木が植えられている場所を指すこともある。さらに、かつて大臣の座を「槐の位」と称した故事に由来し、転じて三公や大臣そのものを表す雅称としても用いられる。
榕樹はクワ科の常緑高木で、熱帯から亜熱帯地域に分布し、日本では沖縄や屋久島に自生しています。葉は楕円形で厚く光沢があり、幹や枝からは多数の気根を垂らす特徴があります。漢名に由来する語で、「ガジマル」とも呼ばれます。
槭樹はカエデ科に属する落葉高木の総称を指す語である。本来は漢名に由来するが、日本語においては「楓(かえで)」と同義に用いられることが多い。
樹木の最も高い部分、すなわち枝や葉が空に向かって伸びる先端部を指す。
樹懶は、中南米の森林に生息するナマケモノ科の哺乳類の総称である。体つきはサルに似るが、動作は非常に緩慢で、四肢で体を支えることができず、かぎ状の爪で木の枝にぶら下がって生活する。主に木の葉や果実を食べる。
ニレ科の落葉高木を指す。漢名「樸樹」に由来し、日本では「椋の木」とも表記される。
トチノキ科の落葉高木を指す。漢名「七葉樹」に由来し、これは小葉が七枚前後集まって一枚の葉を形成する特徴に基づく。日本では「とち」とも呼ばれる。
公孫樹はイチョウ科の落葉高木を指す語で、銀杏(いちょう)の漢名に由来する。この名は、祖父(公)が種を植えても実を結ぶのは孫の代になるという樹木の生長の遅さにちなんで付けられたとされる。
広葉樹とは、葉身が平たく広がった形状を持つ樹木の総称であり、一般に葉脈が網目状に発達している。針葉樹に対する概念で、かつては闊葉樹とも呼ばれた。ブナやカエデ、クヌギなどがこれに含まれる。
白辛樹はエゴノキ科の落葉高木で、西日本の山地に自生する。初夏に白い花が多数垂れ下がって咲き、その実からは油を採取することができる。別名をアサギともいい、「麻殻」の表記も用いられる。
バラ科に属する落葉高木で、山地に自生する。葉の裏面には白い毛が密生しており、これが名称の由来となっている。春には白い花を咲かせ、後に赤い実を結ぶ。別表記として「裏白の木」とも書かれる。
苦棟樹はニガキ科に属する落葉小高木で、主に山地に自生する。枝や葉に強い苦味があり、その樹液は駆虫薬や健胃薬として用いられる。別名をクボクともいい、漢名に由来する名称である。
蚊母樹はマンサク科に属する常緑高木で、温暖な地域の山地に自生する。樹高は約二十メートルに達し、葉は厚みのある長楕円形をしている。春には深紅色の小さな花を咲かせ、材質は堅牢であるため家具などの用材に利用される。名称は漢名に由来する。
針のような細長く尖った形状の葉を持つ樹木の総称で、マツやスギ、モミなどがこれに当たる。葉が針状であることからこの名があり、一般に常緑性で、広葉樹と対比される。
常緑樹とは、一年中葉を落とさず、常に緑の葉を保つ樹木の総称である。マツやスギ、ツバキなどがこれに当たり、冬期にも葉が枯れ落ちる落葉樹と対照をなす。常磐木とも呼ばれる。
黄心樹(おがたまのき)はモクレン科の常緑高木で、温暖な地域に自生する。葉は長楕円形で厚く、表面に光沢がある。春には芳香を放つ白い花を咲かせる。漢名に由来する名称であり、「小賀玉木」と表記することもある。
落葉樹とは、秋から冬にかけて葉を落とし、春に新芽を吹いて再び葉を茂らせる樹木の総称である。サクラやケヤキ、カキなどに代表され、温帯地域に多く分布する。多くの場合、広葉樹に分類されるが、針葉樹にも落葉性のものがある。対義語は常緑樹である。
クスノキ科の常緑高木で、地中海沿岸地域を原産とする。春には淡い黄色の小さな花を咲かせる。その葉と果実は香りが良く、香料として広く利用されている。
杠谷樹はモクセイ科に属する常緑の小高木で、その読みは「ひいらぎ」である。この名称は漢名に由来し、一般に「柊」の字で表される植物を指す。
花楸樹は、バラ科に属する落葉小高木である。漢名に由来する名称であり、同種の木は一般に七竈(ななかまど)とも呼ばれる。
ミソハギ科の落葉高木で、樹皮が滑らかで猿でも滑り落ちると言われることからその名がある。漢名の「怕痒樹」に由来し、別名を百日紅(さるすべり)とも呼ばれる。
スイカズラ科の常緑高木を指し、暖地の海岸に自生する。厚みがあり光沢のある葉をつけ、夏には白い小花を多数咲かせ、後にサンゴのように鮮やかな赤い実を結ぶことからこの名がある。また、その枝状の形態から、造礁サンゴの別称として用いられることもある。
胡蝶樹はスイカズラ科に属する落葉低木で、藪手毬(やぶでまり)とも呼ばれる。初夏に白い小花を多数咲かせ、その姿が蝶が群れ飛ぶように見えることからこの名がついた。
菩提樹は、クワ科の常緑高木で、インドを原産とする。葉は卵円形で先端が長く伸び、花や果実はイチジクに似た形状をしている。釈迦がこの木の下で悟りを開いたと伝えられることから、仏教において重要な聖木とされる。別名をテンジクボダイジュともいう。また、同名でシナノキ科の落葉高木を指すこともあり、こちらは中国原産で、夏に芳香のある黄褐色の五弁花を咲かせ、丸い果実を結ぶ。
パパイア科の常緑高木で、熱帯アメリカが原産地である。熱帯地域で広く栽培されており、円柱形の果実は熟すと黄色くなり芳香を放つ。生食のほか、ジャムや砂糖漬けなどに加工され、夏に収穫期を迎える。
鴨脚樹はイチョウ科の落葉高木を指す語で、銀杏(いちょう)の別名である。その名は漢名に由来し、葉の形状が鴨の水かきに似ていることから付けられた。
ヤシ科に属する常緑高木で、マレーシアを原産とする。樹高は十メートルから二十五メートルに達し、羽状の複葉が幹の頂部に集まって生える。その卵形の果実は檳榔子と呼ばれ、薬用や染料として用いられる。
広く平たい葉を持つ樹木の総称で、針葉樹に対する語として用いられる。かつては「広葉樹」の旧称としても使われた。
露兜樹はタコノキ科の常緑小高木で、小笠原諸島などに自生する。幹の下部からはタコの足のような気根を伸ばし、枝先には剣形の葉が密生する。果実はパイナップルに似た形状を呈する。漢名に由来し、「栄蘭」や「蛸の木」とも表記される。
火樹銀花とは、灯火や花火が煌めく様子を、火のついた樹や銀色の花に喩えた四字熟語です。特に、中国唐代の詩人・蘇味道の詩「正月十五夜」に詠まれた、元宵節(旧暦正月十五日)の夜の華やかな灯りや花火の美しい情景を指し、祭りや祝賀の場の輝かしい夜景を表現する際に用いられます。
一樹之陰とは、一本の木の陰で雨宿りをするような偶然の出会いも、前世からの因縁によるものであるという意味を表す四字熟語です。『平家物語』に典拠があり、人と人との巡り合いの深い縁をたとえた表現です。
遠方にいる友人を切実に思う心情を表す四字熟語。渭水のほとりと揚子江のほとりにそれぞれ分かれて暮らす二人が互いを想い合う様子から、隔たった地にいても変わらぬ友情の深さを詠んだものである。杜甫の詩「春日憶李白」に由来する。
暮雲春樹は、遠方にいる友人を懐かしむ心情を表す四字熟語である。夕暮れの雲と春の木々の情景から、離れている人への思いを詠んだもので、杜甫の詩「春日憶李白」に由来する。春樹暮雲ともいう。
「馮異大樹」は、後漢の武将である馮異の故事に由来する四字熟語です。馮異は功績を誇ることなく、論功行賞の際には人目につかない木の下に控えていたことから、謙虚で功績を誇らない態度を表します。転じて、目立たない場所に身を置くことや、謙遜の美徳を指す言葉として用いられます。