氷と炭という本来相容れないものを指し、性質や立場が全く相反する二者の関係を表す。
太古の植物が地中に堆積し、長い年月を経て地熱や地圧の作用により炭化して生成された固体燃料であり、主に燃焼による熱源や化学工業の原料として用いられる。
石炭を採掘するための鉱山を指す。特に地中から石炭を掘り出す施設や事業所を含む産業施設を意味し、「炭礦」と表記されることもある。
石炭を採掘するために地下に掘られた坑道や施設を指し、特に炭鉱業における採掘現場を意味する。
消炭とは、薪や炭の燃焼を途中で止めて作られる不完全な炭を指す。火付きが早い反面、燃焼時間が短いという特徴を持つ。主に冬期の暖房用として用いられる。
褐炭は、石炭化度の低い暗褐色の石炭を指す。燃焼時に多量の煤を発生し、一般に品質が低いとされる。
石炭や木炭の粉を粘結剤で練り固めて円筒形に成型した固形燃料で、燃焼効率を高めるために軸方向に数本の通気孔が設けられている。「煉炭」の書き換え表記として用いられる。
薪炭とは、薪と炭を合わせた総称で、主に燃料として用いられるものを指す。特に寒冷地において暖房や調理のための燃料として重要であり、かつてはこうした物資に対する手当てが行われることもあった。
炭櫃は、囲炉裏や炉を指す語であり、特に四角形の据え付け式の火鉢を意味する。冬の寒い時期に暖を取るための器具として用いられる。
炭取とは、火鉢や囲炉裏などで使用する際に、炭を少量ずつ取り分けておくための容器を指す。すみいれとも呼ばれ、主に冬の暖房用具として用いられた。
炭団とは、炭の粉を練り固めて球状にした燃料のことで、主に暖房や調理に用いられる。また、相撲の世界では、黒星(負け)を意味する俗称としても用いられる。
埋炭とは、長時間にわたって火力を維持するために、灰の中に埋めておく炭火のことを指します。「活炭」と表記されることもあります。
石炭を採掘する鉱山を指す。地中から石炭を掘り出すための施設やその事業全体を意味し、特に近代以降の産業としての炭鉱を指すことが多い。
炭坑内の空気中に浮遊する、微細な石炭の粉末を指す。採掘や石炭の処理過程で発生し、爆発の危険性や労働者の健康被害を引き起こす要因となる。
石炭を指す旧称であり、主に中国語に由来する語彙として用いられる。
練炭とは、石炭の粉に粘土や石灰などを混ぜて練り固め、円筒形や角柱状に成型した固形燃料である。主に暖房や調理用の燃料として用いられ、特に戦前から戦後にかけて家庭用や業務用に広く普及した。
炭疽菌によって引き起こされる人獣共通感染症で、主に家畜の牛や馬、羊などに発生し、ヒトにも感染する。感染経路により皮膚炭疽、腸炭疽、肺炭疽などに分類され、敗血症を併発し重篤化することがある。
氷炭相愛とは、性質が全く相反するものが互いに助け合うことを意味する四字熟語である。氷と炭はそれぞれ冷たいものと熱いものという正反対の性質を持つが、氷は炭火を鎮め、炭火は氷を溶かして水に戻すというように、互いの特性を活かし合う関係にある。この語は『淮南子』「説山訓」に由来する。
塗炭の苦しみとは、泥にまみれ、炭火で焼かれるような極めて過酷な苦難や惨状を意味する四字熟語である。古代中国の経典『書経』に由来し、民衆が耐え忍ぶ筆舌に尽くしがたい苦痛や、国家が陥る混乱した悲惨な状況を喩える表現として用いられる。