基本情報
意味
むなもと、心臓の下、横隔膜の上、かくれた部分
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
むなもと。身体の内部、心臓の下で横隔膜の上に位置するかくれた部分を指す。
2
解剖学や古典医学において、胸部に相当する特定の深い区域を示すことがあり、例として「肓部」という語がある。
3
仏教や中華医学の文脈では、感情や意識、精神が宿る象徴的な場所とされ、心の中心や深い感情の根源を表すこともある。例として「肓心」「肓情」といった語がある。
4
医学や理論的な記述で、身体の内部や精神の奥深さに関連する概念を意図して用いられることがある。
熟語
膏肓は、心臓と横隔膜の間にある体の奥深い部分を指す。薬や鍼も届かず治療が困難な場所とされ、転じて、病気が重篤で手の施しようがない状態を「病膏肓に入る」と表現する。読みは「コウコウ」であり、「コウモウ」は誤りである。
病入膏肓とは、病気が極めて重篤で、もはや治療の施しようがない状態に陥っていることを意味する。古代中国の医学では、「膏」は心臓の下の脂肪、「肓」は横隔膜の上の部位を指し、この部分に病が及ぶと薬や鍼の効果が届かないと考えられたことに由来する。転じて、物事が手遅れで挽回不能な状況を喩える表現としても用いられる。
泉石膏肓とは、山水の風趣を愛でる心が極めて深く、もはや病が膏肓(ここう)に入ったように治りがたい境地に至っていることをいう。泉石は山水の景を指し、俗世を離れて自然に親しむ願望が、身体の奥底にまで染み渡っている様を表す。