伯爵は、明治憲法下における華族制度の五等爵のうち、公・侯に次ぐ第三位の爵位を指す。
伯叔とは、兄弟を指す語であり、特に父方の兄弟、すなわち伯父と叔父を総称する場合に用いられる。
伯仲とは、元来は兄と弟を指す語であるが、転じて二者の実力や技量が非常に接近しており、優劣を判別しがたい状態を表す。互角の関係にあることを意味し、特に競争や比較の文脈で用いられる。
伯楽とは、優れた馬を見分ける才能に長けた人物を指す。転じて、才能ある人材を見出し、その能力を引き出して成功へと導くことに秀でた者の喩えとして用いられる。この語は、中国周代の名馬鑑定家である伯楽の故事に由来する。
伯父とは、父または母の兄を指す語である。また、父母の姉の配偶者、すなわち伯母の夫に対しても用いられる。
伯母とは、父母の姉、あるいは父母の兄の妻を指す親族名称である。
医伯とは、医術に優れた者を敬って呼ぶ語である。特にその道に秀でた名医や国手を指し、尊敬の念を込めた表現として用いられる。
詩伯とは、優れた詩人を指す語で、特に漢詩の大家を称える際に用いられる。詩宗や詩豪と同様に、詩の道において卓越した技量と風格を備えた人物を敬意を込めて呼ぶ表現である。
伯楽は、牛馬の売買やその仲介に携わる者を指す語である。この語は、中国周代に優れた馬を見分ける能力で知られた人物「伯楽(はくらく)」に由来し、その名が転じて、馬を含む家畜の取引を業とする者を表すようになった。表記としては「博労」や「馬喰」も用いられる。
「侯伯」は「コウハ」と読み、諸侯の旗頭、すなわち諸侯の中の指導者や覇者を指す。ここでの「伯」は「覇」の意であり、諸侯を統率する者の意味合いを持つ。一方、「コウハク」と読む場合は、侯爵と伯爵の爵位、あるいは広く諸侯一般を指す場合がある。
律令制における神祇官の長官を指し、朝廷の祭祀を統括し、全国の官社を管轄する職務を担った。
保革伯仲とは、政治の場において保守勢力と革新勢力の力が拮抗し、優劣をつけがたい状態を指す四字熟語である。「伯仲」は互いの実力が匹敵することを意味し、ここでは二大勢力が均衡を保っている状況を表している。
伯仲之間とは、二者の実力や優劣がほとんど変わらず、甲乙つけがたい状態を指す。古代中国の兄弟の序列に由来し、伯(長兄)と仲(次兄)の間にはわずかな差しかないことから、互角の関係を表す四字熟語として用いられる。
伯仲叔季は、兄弟の長幼の順序を表す四字熟語である。伯は長兄、仲は次兄、叔は三男、季は末弟を指し、この順序で兄弟を呼び分ける。その由来は『論語』の「微子」篇に見られる。
伯楽一顧とは、優れた人物を見抜く眼力を持つ者が、その才能に目を留め、引き立てることを指す故事成語である。古代中国の名馬鑑定家である伯楽が、一瞥しただけで優れた馬を見分けたという故事に由来し、特に世に埋もれていた人材が、識見ある者に見出されてその能力を発揮する機会を得ることを意味する。
伯兪泣杖は、『説苑』建本篇に見える故事に基づく四字熟語である。年老いた母が杖で自分を打ったとき、その力が弱いことに気づき、母の衰えを悲しんで泣いた孝行息子・伯兪の逸話に由来する。ここから、親の年老いをいたみ、孝養をつくす心を表す。
伯牙絶弦は、親友の死を悼み、その芸術を断念することを意味する故事成語である。伯牙が琴の名手であり、その演奏を深く理解する唯一の友人であった鍾子期が亡くなると、伯牙は琴の弦を断ち切り、二度と弾くことをしなかったという『列子』の故事に由来する。転じて、真の理解者を失った悲しみや、それに伴う意欲の喪失を表す。
伯夷叔斉は、古代中国の殷末から周初にかけて生きたと伝えられる兄弟の名前に由来する四字熟語である。彼らは周の武王による殷討伐を「臣が君を討つもの」として非難し、周の穀物を食べることを潔しとせず、首陽山に隠棲して餓死したと『史記』「伯夷列伝」に記される。この故事から、信念を貫いて節操を守り、権力や富に屈しない清廉な人物の象徴として用いられる。
勢力伯仲とは、二者の力や勢いが互角で優劣の判断が難しい状態を指す。特に政治や軍事、競技などの分野において、双方の実力が拮抗し、どちらが優勢とも決めがたい状況を表現する際に用いられる。
実力伯仲とは、互いの力量や技量が非常に接近しており、優劣を付けがたい状態を指す四字熟語である。主に競技や勝負事において、両者の能力にほとんど差がないことを表現する際に用いられる。