丁字形の略称であり、漢字の「丁」の字形に似た形状を指す。撞木形とも呼ばれ、道路などが丁の字のように交差する様子を表す際に用いられる。
漢字の「十」の字形を指す。また、その形状に類似した交差する線や模様、あるいは印などをも意味する。例えば、祈りの際に手で空中に描く動作などにも用いられる表現である。
小字(こあざ)とは、町村内の区画である字(あざ)をさらに細かく分けた区域を指す。一方、「しょうじ」と読む場合は、通常の大きさよりも小さく書かれた仮名文字のことを意味する。
欠字とは、本来あるべき文字が抜け落ちている状態を指す。また、かつて文章を記す際に、天皇や貴人の名前に敬意を表し、その上を一字あるいは二字分空けて書く慣習をも意味した。同義語として「欠如」があり、「闕字」とも表記する。
文字を使用する方法や、特定の文脈において選ばれる文字そのものを指す。例えば、漢字や仮名の使い分け、表記の統一など、言語表現における文字選択の規範や実際の使用例を含む概念である。
印字とは、タイプライターやプリンターなどの機器を用いて、紙面に文字や記号を表記する行為、あるいはそのようにして表された文字や記号そのものを指す。
名字とは、家系を表す名称であり、姓や氏とも呼ばれる。かつては帯刀などとともに武士の特権とされた歴史があり、「苗字」と表記されることもある。
字典とは、漢字やその熟語を収集し、一定の順序に配列して、発音・意味・用法などを解説した書物を指す。字書や字引とも呼ばれる。
字引とは、漢字や言葉を一定の順序に配列し、その意味や読み方、用法などを解説した書物を指します。漢字に焦点を当てたものは字書や字典とも呼ばれ、より広く言葉全般を扱う場合は辞書や辞典と同義です。
字母とは、言葉を綴る際の基本となる文字のことを指し、仮名やアルファベットのような表音文字の個々の単位を意味します。また、活字の元となる字型、すなわち活字母型のことも表します。
字幕とは、映画やテレビ番組において、画面に表示される題名、出演者名、台詞、解説などの文字情報を指す。音声を補完し、内容の理解を助ける役割を果たす。
活字とは、活版印刷において文字を形成する金属製の型を指す。また、転じて、書籍や雑誌などに印刷された文字そのもののこともいう。
略字とは、複雑な漢字の画数を減らしたり、字形を簡略化したりした文字を指します。例えば「戀」を「恋」と書くように、元の正字に比べて書きやすくしたものです。
脱字とは、文章を書く際に書き落としてしまったり、印刷の過程で抜け落ちてしまったりした文字のことを指します。誤字と並んで文章の誤りの一種であり、本来あるべき文字が欠落している状態を表します。
植字とは、活版印刷において原稿の指定に従い、活字を適切に配置して版を組む作業を指す。組版と同義であり、熟練した植字工の技量が印刷物の仕上がりを左右する。
畳字とは、同じ漢字を繰り返して書く際に、二文字目以降の代わりに用いる記号を指します。「ゝ」や「々」などがその例で、これらを用いることで表記の重複を簡略化することができます。
書物や絵画、石碑などの作品において、その内容を示すために冒頭や表面に記される文字を指す。作品の名称や主題を簡潔に表す役割を果たす。
類字とは、字形が互いに似ている漢字のことを指します。例えば、「爪」と「瓜」、「鳥」と「烏」、「己」と「已」などの組み合わせがこれに当たり、細部の差異によって別々の字として区別されます。
苗字とは、家系や血統を表す名称のことで、家族の一員として代々受け継がれるものである。姓と同義であり、名字とも表記される。
真字とは、漢字のことを指し、特に仮名に対して用いられる。また、楷書体で書かれた正式な文字、すなわち真書の意味も持つ。
梵字とは、サンスクリット語を表記するために用いられる文字体系の総称である。その字体には多様な種類があるが、日本においては、仏教の伝来とともに導入され、主に悉曇(しったん)文字として知られる字形が広く用いられてきた。
綴字とは、表音文字を用いて言語の音声を文字で書き表すことを指し、またそのようにして書かれた文字列そのものをも意味する。つづり字とも呼ばれる。
「鳳」の字を分解すると「凡」と「鳥」と成ることから、凡庸な人を嘲る言葉として用いられる。
闕字とは、文章において本来あるべき文字が欠落している状態を指す。また、天子や貴人に関わる語句を記す際に敬意を表し、その語の上部を一文字から二文字分ほど空けて書くという、特別な表記法のことも意味する。
二本の道路が直角に交差する地点を指し、四方向に道が延びる交差点のことをいう。
古代エジプトにおいて、王や王妃の墓として建造された石造の巨大な四角錐の建造物を指す。その側面の形状が「金」の字に似ていることからこの名で呼ばれる。
黒文字はクスノキ科の落葉低木で、樹皮に黒い斑紋があることが名称の由来とされる。材は芳香を放ち、主につまようじの材料として用いられることから、つまようじそのものを指す別称としても使われる。烏樟や鉤樟とも表記する。
湯文字とは、かつて女性が入浴時に用いた腰巻きの一種で、湯巻とも呼ばれる。また、広くは入浴の際に身にまとう簡素な衣類、すなわち湯帷子を指す古い呼称である。
文字詞とは、語の末尾の音節を「もじ」に置き換えて表現する一種の婉曲語である。主に宮中に仕える女房たちが用いた女房詞の一つで、例えば「かもじ(髪)」「しゃもじ(杓子)」「すもじ(寿司)」などがその例として知られる。
髪文字とは、女性が髪を結う際に髷に加えて用いる添え髪のことを指し、髪型を整えたり豊かに見せたりするために用いられる。入れ髪や添え髪とも呼ばれ、漢字では「髢」と表記することもある。
杓文字は飯や汁をすくう道具を指し、特に飯を盛る際に用いられる。この語は「杓子(しゃくし)」に対する女房詞として発達したものである。
「其文字」は、中世から近世にかけて用いられた二人称代名詞で、主に女性が使用した女房詞である。「そなた」の「そ」に「もじ(文字)」を付けた語形であり、親しみを込めて相手(あなた)を指す語として用いられた。
永字八法とは、書道における基本筆法を体系化したものである。「永」という一字に漢字の主要な点画がすべて含まれているとされ、その八種類の筆の運び方(側・勒・努・趯・策・掠・啄・磔)を通じて、全ての文字を書くための基本技法を学ぶ書法の教えを指す。
一字一句とは、文章や言葉の一つ一つの文字や語句を指す表現で、細部に至るまで注意を払う様子を表します。わずかな字句をも疎かにしない厳密さや、言葉遣いの正確さを強調する際に用いられます。
一字褒貶とは、文章においてわずか一字の選択や表現の違いによって、対象を賞賛したり非難したりする意図を込めることを指す。特に『春秋』の筆法として知られ、簡潔な記述の中に著者の価値判断を織り込む修辞技法を意味する。
仏教用語で、仏の悟りの境地は言葉では言い尽くせないほど深遠であるということを表す。『楞伽経』に由来し、真理の奥深さと言葉の限界を示す表現である。
一字千金とは、文章や詩歌の一字一句が非常に優れており、千金にも値するほどの価値があることを意味する。『史記』呂不韋伝に由来し、優れた文筆や貴重な著作を称賛する際に用いられる表現である。
一字三礼とは、仏教において経典の一文字を書写するごとに三度礼拝することを指し、経典への深い敬意と信仰の篤さを表す四字熟語である。