羊乳はキキョウ科のつる性多年草で、山野に自生する。つるや葉を傷つけると白い乳液を出す。根の形状がチョウセンニンジンに似ており、夏には淡緑色で内側に紫褐色の斑点のある鐘形の花を咲かせる。漢名に由来し、「蔓人参」とも表記する。
生後間もなくからおおむね一年までの、主に母乳やミルクで育つ時期の子供を指す。
乳腺は哺乳類の雌に特有の器官であり、出産後に乳汁を分泌する機能を担う腺組織を指す。
乳濁とは、液体が乳汁のように白く濁る状態を指す。特に、液体中に微細な粒子が分散し、コロイド溶液を形成している場合に用いられる表現である。
乳房の先端に位置する突起状の部分を指す。また、その形状を模して作られた、乳児に授乳させるための人工乳首をも意味する。
乳酪とは、牛や山羊などの乳を原料として作られる食品の総称であり、バターやクリームなど乳脂肪分を加工したものを指す。
牛乳を濃縮して乾燥させ、粉末状に加工した食品。粉ミルクとも呼ばれ、水分を除去することで保存性を高めている。乳児用の育児用調製粉乳や、脱脂粉乳など、用途や製法に応じた種類がある。
搾乳とは、ウシやヤギなどの家畜から乳をしぼり取る行為を指す。特に酪農において、手作業あるいは専用の器具を用いて行われる工程をいう。
牛乳を煮詰めて濃縮した加工乳製品を指す。無糖のものはエバミルク、砂糖を加えたものはコンデンスミルクと呼ばれる。「煉乳」と表記されることもある。
乳脹は、三味線の棹の上部において糸倉の下に位置し、左右に丸みを帯びて膨らんだ部分を指す。また、同様に鼓の胴の両端に見られる膨らんだ部分もこのように呼ばれる。乳袋とも表記される。
乳房に発生する悪性腫瘍の一種で、乳腺組織に由来する癌を指す。主に乳管や小葉の上皮細胞が異常増殖することによって生じ、女性に多く見られるが、男性も発症する可能性がある。
煉乳とは、牛乳に砂糖を加えて濃縮し、とろりとした粘り気のある状態に仕上げた乳製品である。甘味が強く、保存性に優れ、飲料や菓子、料理の甘味付けなどに用いられる。
同じ乳母の乳で育てられた者同士を指し、血縁関係はないが兄弟のように親しい間柄を表す。
糖類を分解して乳酸を生成する細菌の総称で、発酵食品の製造や腸内環境の改善に役立つものとして知られる。
手摩乳は、記紀神話に登場する神である。出雲の国つ神である脚摩乳の妻であり、後に須佐之男命に救われることとなる奇稲田姫の母とされる。
「垂乳根」は「たらちね」と読み、主に母親を指す古語である。父母や両親を意味する場合もあり、稀に父親を指す用法もある。語源は「垂れた乳」に由来するとされ、母性や養育のイメージを伴う。表記としては「足乳根」とも書かれる。
乳糜尿とは、脂肪分を含んだ乳白色のリンパ液(乳糜)が混入し、白く濁った尿を排出する症状を指す。主にフィラリアの寄生によってリンパ管に異常が生じ、尿中に乳糜が漏出することにより起こる。
石灰岩が地下水などによって溶解・侵食されて形成される洞穴を指し、洞内には鍾乳石や石筍などの二次生成物が発達することが多い。
乳母日傘とは、乳母が抱き、日差しを遮る傘をさしかけるようにして、過保護なまでに大切に子供を育てることを指す。恵まれた環境で、甘やかされて育つ様子を表す四字熟語である。