父祖とは、父や祖父を指す語であり、より広くは祖先や先祖の意味で用いられる。代々受け継がれてきた家系や、その家に伝わる土地・財産などについて言及する際に使われることが多い。
ある物事を最初に創始した人物を指し、元祖や創始者と同義である。また、禅宗の文脈においては、中国禅宗の開祖である達磨(ダルマ)を特に指す用語として用いられる。
亡くなった祖父や父を指す語であり、また祖先一般を意味する場合もある。「考」は亡き父を表すことから、この語は特に父祖の霊を敬って用いられる。
祖国とは、祖先が代々暮らしてきた土地であり、また自らが生まれ育った国を指す。移住した民族にとっては、かつての故郷や本国を意味することもある。
祖師とは、仏教において一つの宗派を開いた高僧を指す。禅宗の達磨や日蓮宗の日蓮などがその代表例であり、宗祖や開祖とも呼ばれる。
先人の学説や思想を受け継ぎ、それを踏まえて述べること。主に師や先哲の教えを継承し、自らの論を展開することを指す。
高祖とは、遠い祖先を指し、特に四代前の祖先を意味する。また、中国において王朝を創始した初代の皇帝を指す場合があり、例えば漢の高祖劉邦がその例である。さらに、仏教などの宗派を開いた高僧、すなわち開祖を表すこともある。
曽祖とは、祖父の父母を指す語であり、曽祖父母のうち特に祖父の父を意味する。
学問や武道、芸道などの分野において新たな流派を創始した人物を指す。また、宗教において特定の宗派を開いた創始者の意味でも用いられ、例えば真言宗の開祖のように宗祖や開山と同義で使われる。
ある物事を最初に創始し、その分野の源流を開いた人物を指す。始祖や元祖と同義であり、特に学問・芸術・技術などの分野で用いられる。語源は中国の史書『漢書』にあり、「鼻」には「最初」の意味が含まれている。
祖父母とは、父方または母方の祖父と祖母を合わせた呼称であり、すなわち父母それぞれの両親を指す。
従祖父とは、祖父母の兄弟を指す語で、両親から見ておじにあたる。祖父母より年長の場合は「大伯父」、年少の場合は「大叔父」と書き分けることもある。対になる女性の呼称は従祖母(おおおば)である。
従祖母は、祖父母の姉妹を指す呼称であり、すなわち両親のおばにあたる。漢字表記としては、祖父母より年長の場合は「大伯母」、年少の場合は「大叔母」を用いる。
曽祖父とは、祖父または祖母の父親を指す語で、ひいじじとも呼ばれる。
曽祖父とは、祖父母の父を指す語である。口語では「ひいおじいさん」とも呼ばれ、対になる語として曽祖母がある。漢字表記の「曽」は世代を一つ遡る関係を示し、「祖父」のさらに前の世代に当たる直系尊属を表す。読み方としては「ひいじじ」のほか、「そうそふ」とも読まれる。
曽祖母とは、祖父母の母を指す語で、ひいおばあさんとも呼ばれる。曽祖父に対応する女性の尊属を表し、「ひいばば」のほか、「ソウソボ」や「ひおおば」と読むこともある。
道祖神は、悪霊や災いの侵入を防ぎ、村境や辻に祀られて道路の安全や旅人を見守る神である。その由来は、伊弉諾尊が黄泉の国から逃げ帰る際、追ってきた黄泉醜女を防ぐために投げた杖から生じたと伝えられる。塞の神や障の神とも表記され、「さえのかみ」のほか「どうそじん」とも読まれる。
道祖神は、村境や峠などに祀られる神で、旅の安全を守り、悪霊や疫病の侵入を防ぐとされる。塞の神(さえのかみ)とも呼ばれ、道端に立つ石像の形をとることが多い。
祖逖之誓とは、中国の晋代の武将である祖逖が、北方の失地回復を志して長江を渡る際に、船中で楫を叩きながら祖国の再興を誓った故事に基づく四字熟語である。この故事は『晋書』「祖逖伝」に記されており、後に強い決意や揺るぎない志を表す表現として用いられるようになった。